講談社文庫。
村上龍氏の小説は十代の頃から二十代にかけて、
十数年前まで読みふけっていた。大抵読んだが、
95年ころ発売されたこの作品集だけ読んでなく
て、本棚の片隅にずっと置いてあった。十八歳
のときのことを書いてある、私小説風で、セッ
クスとドラッグに耽った、と村上作品誕生の契
機を感じさせ、力強い心理描写で描き切ってい
る。
村上龍氏の小説は十代の頃から二十代にかけて、
十数年前まで読みふけっていた。大抵読んだが、
95年ころ発売されたこの作品集だけ読んでなく
て、本棚の片隅にずっと置いてあった。十八歳
のときのことを書いてある、私小説風で、セッ
クスとドラッグに耽った、と村上作品誕生の契
機を感じさせ、力強い心理描写で描き切ってい
る。