情報センター出版局 1988年
全編海の話である。といっても、ボクは生まれて一度も
海の男になりたい、と思ったことのない男である。それ
に群れるのも嫌いである。
ボクはそういう男で、インドア派かといったら、そうでもな
く、都会派といったらいいのか、街を歩かせたら、目をラ
ンランと輝かせ、のっしのっしと歩いてしまうというところ
があるが、ハイキングなどといわれると、困っちゃったなあ、
などとつぶやきつつ、行きもしないのだった。
それでも、文学としてのシーナ作品で、そういう話をよむの
は好きで、ボクはシーナ文学をこよなく愛する男なのだった。
1988年、シーナ氏の文学は燦然と輝いていた、神がかって
いたといっても過言ではない……合掌。
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