ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

置農、最優秀!!

2007-11-04 22:02:04 | 演劇

 県大会が終わった!ようやっと、終わった!!結果は置農が最優秀、よかった、よかった!やはり、最後の県大会だから、行きたかったよ、東北。8年間県大会に出場して一度も最優秀無しなんて寂しいじゃない。

 結果が出てみれば、置農最優秀、そりゃそうだよね、なんて大きな口きけるけど、内心どうかな?って思ってた。高校演劇の評価くらい、一筋縄でいかないものはないからね。だから、最後まで確信は持てたなかった。でも、まずはよかった。部員諸君、よく頑張った。見に来て下さった皆さん、力になりました。ありがとう。

 今回の県大会、『どんがら山奇譚』でよかったことは、地区大会より確実にレベルアップできたってことだ。歌もはるかに良くなったし、セリフのやり取りも数段進歩した。なかでも成功は、逸平のキャラクターがようやく作れたことだろう。もともとコミカルなキャラクターに書けているはずなのに、なかなかそれを役者が掴めないでいた。それが、今回、ブレイクした。惚けた婆さんから息子と勘違いされる、ってシチュエーションそのもが、コメディなんだよ。だから、前半は随所に笑いがおこった。そのなごやかな客席の雰囲気が、役者達をなおさらリラックスさせて、いい芝居ができたんだと思う。地区、県と二度見た人からは、台本変えた?って真剣に尋ねられたものね。まるで別物の印象だったんだろう。さらに東北大会で、もっと大きく飛躍できるかどうか、さらに1ヶ月半の挑戦が始まる。

 それにしても、まいった、まいったよ、東北大会って、菜の花座の公演『遭難、』の次の週なんだもの。その前の週は、二年生修学旅行でしょ、どうしよう?まっ、あるものはある、来るものは来る、どちらも精一杯頑張るしかないんだけどね。

 さて、今大会の全体を通しての感想だ。照明担当として、舞台の袖から所々見ただけだから、偉そうなことは言えないんだけど、う~ん、レベルは確実に下がったな。審査員のよいしょに自惚れちゃだめだよ。装置や照明のことは前回書いた。台本についても演技についても、ぐいぐいと引っ張り込まれるものがなかったものね。台本について言えば、ストーリーが透けて見えるもが多かったし、現実の人間や人間関係を無視した適当な展開が多かった。演技も、声が聞こえなかったり、語尾が消えたり、呼吸が浅かったと基本の不足が目だった。

 この1,2年優秀な顧問が立て続けにいなくなったからね、その影響は間違いなくある。ただ、希望は、顧問になって数年という若い先生方が結構いたってことだね。それも、みんな舞台の魔力に取り付かれかかってたってのが、実に実に頼もしい。こういう人たちがしっかり力をつけてくれれば、山形の高校演劇にも未来はあるゾー。

 

 

コメント
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