ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『Zenmai』

2009-09-09 21:44:41 | 演劇

 菜の花座第21回公演は春口洋:作『Zenmai』。スタートしたよ。菜の花座にふさわしい作品か?って、ちょっと悩んだとこあったけど、まっいいでしょ、こういう元気な突拍子もない作品も。

 昨夜は初稽古ってことで、みんなで読んでみたけど、若い奴らげらげらと楽しんで読んでいた。そりゃそうだ。ヤクザは出る、カポネは出る、ベンハーは出る、ドラゴンボールは出る、星の王子様は出るって超豪華版だもの、嬉しがらないわけがない。しかも、テーマは少年と少女の大人への旅立ちとそのためらいなんだから、若い連中はすんなり入れるよな。ネットで調べてみたら高校演劇部での上演が多かった。それも、んだんだと納得するところだね。

 ただ、問題は、人数不足をどう補うかってことと、うちのベテラン連にどうかかわってもらうかってことだ。人手については、米沢の劇団ぬーぼーの若手連中に声をかけた。まずまず色よい返事もらえたのかな?そりゃそうさ、この芝居って彼ら向きだもの。ヤクザとマフィアの対決なんて、絶対好きだよ彼らは。

 うちのベテランさんたちには、はて、どうしたものか?元気ふるって若い奴らと立ち回りでもやってくれるといいと思ってんだけどね。他所の劇団と一緒に公演、これは久しぶり。お互いにいい緊張感持って芝居作りできると思う。

 後は、やたらいろんなものが出てくるんで、小道具、大道具や舞台の作り方が問題だな。押し入れあけたら一面カップラーメンとかさ、大量のポケットティッシュが空に舞い上がるとか、テーブルの下でヤクザの死闘、上は家庭のお茶の間とか、どうすんじゃ、これ?って設定が、どうだできるか、てめえら!って勢いで飛び出してくる。これをどうさばくか?ここが、演出の腕の見せ所ってことかな。今のとこ、よっしゃ!受けて立とうじゃねえの!って気構えでいるけど、さて、どうなるかな?

 って、ことで、始まった。始まっちゃったんだよ。もう、走るきゃない。ゴールのテープを切るまで走り続けるっきゃない。こんな疾走が、命のばしてくれているんだか?命縮めてくれてんだか?

 公演日は12月13日(日)です。多分、2時くらいからの開演です。

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