おっとお待たせしました、ごはんDE笑顔プロジェクト選手権北海道東北ブロック大会の結果だ。
ええ、勝ちました!!ブロック優勝です。上出来です。なんとかその下の審査員特別賞にでも滑り込めれば上出来、って思ってましたが、なんとトップで全国大会の出場権をもらっちまいました。生徒たちよくやりました。重圧に耐えて。
会場は大きいわ、スタッフはいっぱいいるわ、NHKのビデオカメラはあっちこっち追っかけ回してくるわ、で到着早々生徒たちはびびりの極点。演劇部のメンバーでさえ、舞台よりどきどきする!などと顔面紅潮。列車の中の稽古でさえせりふかみかみのキヨミなんか、もう、目は虚ろ!顔色蒼白!!おい、本番一言もしゃべれないんじゃないか?
ばりばりの緊張感の中で始まったプレゼン。置農『紅大豆本舗』は5番目の発表。これが幸いだったかな。だって、どこの学校もガチガチのドキドキ、原稿を読んでる学校も多い。棒読み、とちりもあったりして、これで俄然落ち着けたみたいだ。本番は、なんと初めてミスなしの発表ができた。
いやぁ!実に大したもんだ。だって、原稿渡したの4日前だからね。たった4日!!演劇部の生徒だからできることだ。おっと忘れちゃいけない『紅大豆本舗』の代表ショウキはバスケ部だった。演劇部二人の頂上テンションによく耐えて見事な演技だった。いろんな人から、ずいぶん稽古したんでしょ?いつ頃から練習したの?って問いかけられてメンバーたち、たった4日とも言えず、返答に困っていた。愉快、愉快。審査員の講評では、表現力は抜群って褒めてもらった。そうね、最初から最後まで笑顔浮かべて発表できたのってうちぐらいだったもの。
この発表、今だから言うけど、ひやひやものだったんだ。だってね、プレゼンだってのに、完全にコント演っちまったんだから。農作業一人に押っつけるいじめみたいな設定したり、校長を色仕掛けで籠絡したりなんて場面もあるし、最後なんて、全国大会出場が決まった!なんて落ちにしちまったんだもの。どう考えたってやりすぎだよね。さらに『どんどこ紅大豆』のCMソングまで歌って踊ったんだもの、そんなんありかぁぁぁ???って他校の人らはびっくり唖然!怒って当然!!そんなことばっかりやってるから、プレゼンの本旨たる活動内容の紹介の方はつけたしみたい。
これはかなりの冒険だよね。まさしく賭けだ。
でも、僕なりの計算がなかったわけじゃない。それはね、この選手権はNHKテレビが記録を放映することになってたこと。つまり絵として面白いものじゃなくちゃ勝てないんじゃないかって読んだんだ。去年までは全国大会決勝は料理対決だった。これはそれなりに絵になる。でも、今年は「笑顔プロジェクト」。どんな番組作るか、テレビとしては大変難しいところだ。そこに届いたのが、映像使用禁止!の発表基準。つまりスライドはダメよってこと。
ははーん、なるほど!!こりゃ農業クラブのプロジェクト発表にしたくないってことなんだ。パフォーマンス求む!ってことなんだ、って思ったわけ。
よーし、そんなら任せてよ!コントでしょ、コント!!メチャクチャ面白いの作っちゃおうよ。ならば、発表者も演劇部の出番だ。急遽発表メンバーを変更し『紅大豆本舗』内の演劇部メンバーで挑むってことにした。
もう一つの賭は、事前に提出してあるレポートが審査に使われるのかどうか、ってこと。もし、プレゼンの一品料理で勝負なら、コントは勝てない。伝えられる情報極端に少なくなっちまうからね。フルコース料理とラーメンの勝負だよ。で、審査基準は、プレゼンと質疑応答だけで審査するってある。これにはかなり悩んだ。
ここが賭け!ええい、負けてもともと。何がもともとだかわからんが、まっ、いいや。だって、審査基準がさっぱりわかんないんだから。多分、レポートも見るんじゃないか。予選と審査員同じなわけだし。
これも当たりだった。審査資料覗いたら、ちゃーんとレポート綴じられていた。しめしめ!てことでブロック優勝!読みが当たった。審査講評では、プレゼンで触れていない活動内容についてもしっかりと評価されていた。
さて、全国大会!11月15日(日)東京。どうせだから、さらにさらに面白いもの演って全国の頂点に立ちまおうか。こんな形式になったてのもツキ以外のなにものでもないよなあ。
おおい、メンバー諸君、今度は1週間は稽古日やるから、よろしくね!