ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ベルギーワッフルを焼いた!

2015-10-13 08:03:03 | 暮らし

 ワッフルは置農にいた頃、週に2回は焼いていた。いやいや、生徒が焼くのを見てたんだった。マドローム紅ダリに次ぐヒット商品、授業の大半はこれらを焼いてたなぁ。まるでお菓子屋さん。紅大豆本舗というチーム名で活動してたから、原料は紅大豆のおからと米粉が中心、それを泡立てた卵とベーキングパウダーで膨らませていた。

 これはこれで、しっとりもちもちの食感が好ましく、薫りも香ばしくて上出来の製品だったんだが、も一つふっくらさくさく感が不足していて、うーん、もう一息か?とのもやもやは抜けきらなかった。まあ原料にこだわったからそうなったとも言えるんだけど、もう一つの理由は、作り方がアメリカンワッフルの方法だったからなんだ。世間一般、パン屋さんやお菓子屋さんで出しているのは、ベルギーワッフル、違いはベーキングパウダーじゃなくて、イースト発酵でふっくらさせるってことなんだ。だから、ベルギーワッフルの製法を取り入れれば、あのぷくっと膨らんだワッフルに仕上がるってことはわかっていた。本当、本当!

 置農ワッフルは、もうすでにあの食感、あの形、あの味で定番になっていたからね、今更大幅変更ってわけにもいかないじゃないか。それと、イースト発酵で行くとなると、その発酵時間が加わるわけで、授業時間の中に収まらなくなる。生地作りか、焼き上げかどっちかを僕がやらなくちゃならなくなるわけで、そんなんじゃ置農生と手作りで売ったら、詐欺だもの。なので、ベルギーワッフルについては、心惹かれつつも、浮気は封印して卒業した。

 ふっと、ね、ふっと、ああ、ベルギーワッフル作ってみっかなぁぁぁ、って思ったわけだよ。まあ、孫が1年ぶりに遊びに来てたってこともあるけど。さっそく一番安いワッフル焼き器を取り寄せて、届いたその日に試作した。

 イースト発酵だけが目玉じゃ面白くない。ここ数年のお気に入りごはんペーストを使うことにした。基本はごはんパンと同じだけど、パンと違って小麦粉のグルテンで形を保つ必要ってないから、ごはんペーストの割合は小麦粉と同割にした。成形の必要もないわけなので、生地はどろどろとむっちりの間くらいを目標に卵と牛乳の量を決めた。バターマーガリン、砂糖はお菓子だからパンよりかなり多目。薫り付けにラム酒を少々。

 いつも通り、炊きあげたごはんに卵と牛乳と砂糖を加え、フードプロセッサーで粉砕してどろどろお粥状に。そこにイーストを混ぜた薄力粉を加え軽く混ぜ、さらにバターとラム酒も加えてざっくり混ぜて、発酵室に。発酵は1時間くらいかな?何回も焼かなくちゃならないから、その間発酵も進むので、パンよりはやや短めで焼き上げ作業に入った方がいいみたいだ。

 絞り袋に生地を入れて、焼き器に絞り込む。フタをして、火加減と時間を調節しながら、適切な焼き上げ条件を探ったら、片面2分、裏返してさらに2分、これがベストだった

 初めてのベルギーワッフル、ネットのレシピはほとんどホットケーキミックスを使っているので、参考にせず、経験と勘を頼りに配合を決めた。初めてにしては上々の出来だったんじゃない?家族みんな美味い美味いと食べていた。

 もう少し甘くするとか、油脂分を多くとか、バニラも入れたほうが、とかいろいろ反省点はあったけど、それはまた次回。まずは、それなりのベルギーワッフル完成!おめでとう!!

 

 

コメント
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