ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ぶっとい薪の刻み方

2015-10-02 08:46:03 | 暮らし

 ぐっと冷え込んできた。数日前にゃ外気温13℃だった。そろそろ薪ストーブのお世話になる頃だ。

 4月から始まった薪作り、ようやく最後の追い込みだ。残り20数本!いやあ、よくここまでたどり着いた、まさしく継続は力なりだ。昨年までは非力なおっさんでも持ち上げられる細めの木を届けてよ、って森林組合に頼んであったので、チェーンソーでの刻み方もさほどの苦労もせずに進めることができた。

 今年来た奴らは、いやはや、ぶっとい!ぶっとい!しかも長い!1本まるまる持ち上げるなどまったく不可能、端を持って腰の高さまで上げるのだって刃を食いしばっての作業だ。向こうはクレーンについた巨大な爪で挟んでは運び、挟んでは重ねして楽々と積み重ねて行ったが、それを1本1本切れるように置き換えるのはとんでもない大仕事なのだ。

 地面にべた置きされた木は切れない、そりゃわかるよね、チェーンソーの羽が土に食い込んでしまうから刃が痛む。切断作業台として並べた2本の木に乗せて浮かせて切るわけなのだが、そこまで運び持ち上げるのが至難の技なのだ。もう、できるだけ動かしたくない。その場で切れるものなら切ってしまいたい。とりあえず真ん中からぶった切れば、2本になった材木ならどうにか持ち上げて運べる。

 そこで考えついたのが、これだ。

 まず裁断用に一本を横たえる。そこに置き場から太いヤツを転がり落とす。裁断用材に乗れば片方が浮き上がる。そこでチェーンソー、と焦ると、切り進むに従い両端の木の重さがチェーンソーの羽を挟み込んで、抜き差しならない事態に立ち至る。そこで、その一端を持ち上げてじりじりと動かし、他の一本の下につっこむわけだ。こうすれば、木材も固定され、切り落とし位置も裁断用材より持ち上がって、切り落とせば、挟まることなく下に落ちるのだ。わかるかな?言葉で説明、難しい。要するに、手に余る巨大な木を、できるだけ動かすことなく両断する方法を思いついたってこと。必要は発見の源だね、ってことだ。

 なんだそんなこと、ってあしらうなよな、この発見、かなり気をよくしてるんだ。どんだけ労力省くことができたか、と言うより、この方法思いつかなかったら、このぶっとい奴らはほったらかしになったかもしれないんだ。非力なおっさんがぶっとい薪材と立ち向かうにゃ、頭使うしかないってことだよ。

 さっ、残り14本、あと1回のチェーンソー仕事でお終いだ。ぶっといだけあって、量は十分!これなら春まで気兼ねなく燃やせるぞ。心地よい冬もすぐそこだ。

コメント
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