3回目の除草機押しから2週間。どうする?4回目入るか?
イネの畝間を覗き込む。
きれいなんじゃないか?ところどころホタルイがつんと顔を出しているが、コナギやオモダカの類は見当たらない。
いや、あるさ、手出てるさ、株間には。除草機で退治できるのは畝の間だけなんだ。株と株の合間にゃまったく手が届いちゃいないからな。
ちょい早いけど、Qホーで株間除草を始めるか。
あらっ、思いのほかのきれいさじゃないか!雑草、びっしりかと思ってたぜ。コナギもホタルイも、軽く引っ掻くだけで簡単に根こそぎできる。へぇぇぇ!
厄介なのは、株にへばりついてるオモダカくらいだな。イネに寄生するように株の中から生えている。無理やりホーで切ろうとするとイネの茎まで切れたりする。面倒な奴め!でも、それだって時折出くわすって程度。
確かに、草が減っている!
一昨年は除草機6回、去年は5回、で、今年は今んところ3回だ。それでこのきれいさ!素晴らしいじゃないか。理由?
そりゃ土が出来てきてるってことと、毎年の除草が効果を発揮してるってことさ。時期をはずすことなく3回の除草機押しをしたってことも大きい。
苗も上出来、生育も順調で、分げつも多く出て、雑草が育つより早く地上部を覆い尽くしてるってことも大きいなぁ。わずか3回の除草機押しで、ここまでつるつるてろてろにできるなんて、なんて嬉しいじゃないか。
努力を重ねたご褒美ってことだぜ。堆肥を入れ、さぼることなく除草機を押し、丁寧にQホーで株間を削って来た。この地道な取り組みが土を豊にし、雑草を抑え、作業の手間を軽くしてきたってことだ。
まだ、一部ヒルムシロに手を焼いているところもあるが、これもいずれは解決できるだろう。
そう、こつこつと目の前の難題にぶち当たって行けば、着実に成果は訪れるってこと。辛くてもめげずに頑張れ!って、人生の知恵そのものじゃないか。
田んぼ除草で、明日のために今日を生きる大切さを学ぶ!
人生いたるところ学びあり!ってこんなこと言う俺は、やっぱり年取って来たってことだぜ。