ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やっぱりだ、収量2割減!

2022-10-03 14:21:36 | 米つくり
昨日のブログ、「豊作は夢と消えたが」ってタイトル、全然中身とマッチしてなかった。本文書き始めて、どんどん脇道にそれて、最初の目的地ら遠く離れちまった。まったく、いい加減なブログだぜ。
当初は、脱穀してみたら、ダメじゃん今年!がっかり、って落胆を書こうと思っていたんだ。ショックが大きすぎて、無意識に敬遠しちまったのかな、当たり障りのない経過報告になっちまってた。
今日改めてがっくり!が戻って来た。
お願いしてた籾摺りから米が帰ってきたんだ。が、がぁぁぁん!くず米多過ぎじゃぁ。まともな米120キロに対して、くず米30キロ!なんと2割の減収だぜ。こりゃ今年も引き続きくず米、いや、2番米を食べなくちゃいかんかもしれん、がっくり!

減収の原因はイモチの発生だ。出穂の時期くらいまではよしよし順調で推移したのだが、それからの1カ月で一気に広がっちまった。いい気になって堆肥ばっぱか散布するからさ、ほれ、このざまだ。
集中的に発生したのは東側、ブドウ園に接する部分だ。そうだろなぁ、ここは午前中遅くまで日が当たらないし、風通しもめちゃくちゃ悪い。イモチの快適住空間ってもんだもの。なのに、土を肥やすにゃ堆肥撒き、って田んぼ一面たっぷり散らしたからな。まっ、今考えりゃ、無謀な行いだったんだ。
それと、品種の問題もある。ヒトメボレってやつは、どうもイモチに弱いみたいなんだな。同じような条件でもコシヒカリの方の被害は軽度で済んでる。早く実るってところは好条件なんだが、こうもイモチにノックダウンされるようじゃなぁ。
それと、冷たい水が掛かると生育が極端に遅れるってのも気に入らない。水口周辺は2週間後になってやとこさ刈れたくらいだ。ここもコシヒカリの逞しさには敵わない。
こうなると、堆肥の散布量を減らすことはもちろんだが、品種もヒトメボレは諦めるしかないかものしれんな、なんてことを憂鬱の霧の中を彷徨いつつ考えながら杭の後始末をした。
あ~ぁ、今年は苗も素晴らしくて、苗半作の言い伝えからすりゃ間違いなく豊作のはずだったのにぃぃぃ!
半年間の努力の成果が、大量の2番米!このやりきれなさ、吹っ切れるのにどんだけ掛かるだろうか。思いもかけない無残な結果に打ちのめされる、これもまた農業ってもんなんだぜ。


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