1本は上がったんだ、『明日のいのち』。
これとセットでもう1本、今度は菜の花座向け、締め切りは盆明け!
なっ、お盆はゆったり、なんてしてられないだろ。
お盆、忙しい?ぜーんぜん。
帰省とか、墓参りとか、まったく無縁な人だから、暇なもんさ。別に格別なにもなし。世間が静かな分、書き物にも集中できるってもんだ。
いや、暑すぎるだろ。うん、それは、まぁ。
前作『明日のいのち』が快調かつ順調に書けたんで、ちょい気が緩んで残り1週間と尻に火が着いた。
書けるかなぁ?いや、書くんだ!
近未来をブラックジョークで、ってコンセプト、前作は凍結卵の国家利用てのを書いたから、今度は、「姥捨て」だ。
年寄り、邪魔!高齢者、いい思いし過ぎ!とか、安楽死もいいんじゃね?なぁんて、ワイドショー界隈は盛り上がってる。世の中の気分はもう裏表なく「姥捨て」!
油断なりませんぞ、高齢者諸君。
年寄の余命が、選択的に決定される、なんてなさそうでありそうな近未来だぜ。
それをさぁジジババの側から見てみようかと思ってる。
政府主導の年寄選別計画、長生き許される年寄りとふるい落とされる高齢者、そりゃ必死になるさ、「イカゲーム」みたいなサバイバルだ。この関門を掻いくぐって、余命を獲得せんとジジババの必死の暗闘?が始まる。本質はおっかねえ話しだが、見ようによっちゃ年寄りたちの右往左往、大いに笑いをさ誘いそうじゃないか。お腹立ちの筋はあるだろうけど。笑いてのは、そういう残酷な隠し味も持っているものなんだ。蹴落とし這い上がり引きずりおろす、体力、地力、胆力、全老人力を駆使して競い合う。コミカルにでもちょっとざわっとする作品になるんじゃないの?
資料本はずばり、これだ。
『好かれる老人 嫌われる老人』
年寄の嫌なところ、毛嫌いされる行為なんかをこれでもか!ってくらいにぐさぐさ突き刺してくれることを期待したんだが、著者が新米の年寄、初めて身を置く責められる立場としちゃそうそう挑戦的にはなれっこないよな。まぁ、本を読みながら、こちらの空想を膨らまさせてもらった。
それと資料本って、執筆開始の儀式みたいなもんで、これ読み終えたら、書き方始め!だぞ、って気持ちの切り替えの役割を果たしてもらえる。そんな使い方だ。
若者から好かれる可愛い高齢者になるために、研修あり、チェックテストあり、神経戦あり、勝ち抜き戦あり、そんなハチャメチャを必死で戦い抜く自地ババの健気な姿を描いてみたいんだよな。
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