ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

庭の青紫蘇もったいないなぁ!

2018-09-13 09:07:54 | 食べ物

 畑にゃ野菜はたんとあって、毎日、収穫してよ、食べてよお願い!ってうるさいんだぜ。キュウリ、ナス攻めの日々が一段落したら、今度は菜っ葉が食べごろ。小松菜に茎立ち、それに大根と白菜の間引きと、連日どっさりだ、さぁて、どうする?大根葉は湯がいて油いため、これ、すごく栄養価高いんだ、知ってるね。ポットで苗仕立てた白菜は2本立てのまま移植したので、そろそろ片方を空ぬいてやらにゃならん。こっちは、油揚げと一緒に煮物。もう青物についちゃ十分だ。庭で勝手に育ってる青紫蘇も気になるが、せいぜい薬味にするくらいだが、ソーメンの季節も過ぎたしなぁ。

 それにしても、元気なんだよ青紫蘇。例年になく群落作って、その淡い緑を誇示している。きっと、このところの雨もよいの天候のせいだろう、透き通るように清楚とさえ言える姿だ。いいのぉぉ?食べなくて。香り高くて美味しいょぉぉ!って、傍を通るたんび、誘ってくるんだよ。料理に使うたって、せいぜ2,3枚だろうし、せっかくだけど、また、来年、と声を掛けていたんだが、待てよ!紫蘇巻き味噌、てのがあったじゃないか。ほらほら、婆ちゃんの手づくり、とかって土産物コーナーの特産品スペースに並んでるやつ。あれ、いいんじゃないか。長持ちするし、美味しいし、常備菜として食卓を豊かにする一品になる。よし、作ろう、紫蘇巻き味噌!

 陽が高く昇れば、しんなり萎れてしまうので朝のうちに摘み取って台所に置いておいたら、やっぱりしんなり、こりゃいかん、と調理開始まで水に漬けた。レシピをネットで確認するまでもない。舌がしっかり味を覚えている。甘辛い油味噌に胡麻とか松の実とか入れて中身を作り、それを紫蘇の葉で巻いて油で揚げる、それだけのことだ。市販品より贅沢に、胡麻も松の実もどっさり、さらにクルミまで刻んで入れちまえ。練り合わせるごま油もたっぷり、味噌の塩味消すために砂糖もこれでもか!ってくらい加えた。贅沢木の実味噌の出来上がり。

 さて、紫蘇の葉で包むんだが、

 最初考えもなく、葉の表を上にして広げ味噌を置いてくるくると巻いていたんだが、あっ、そうか、裏を中にすりゃ表側が外に出て艶やかな仕上がりになるわけじゃねえか、と、包み方変更。巻き終えたら楊枝で留める。これを油で軽く揚げるんだが、どのくらいの温度でどんだけ揚げりゃいいのか、さっぱりわからん。が、中身はすでに火が通っているわけだし、くるんだ紫蘇の葉に火が通りゃいいんだぜ。まっ、焦げたってそれも一興ってもんじゃい。じゃかじゃか油の中に放り込む。横から味噌が飛び出すんじゃさねえか?大いに不安だったが、まったく問題なし。どんどん揚げて、瞬く間に数十個が出来上がり、よしよし。

 このままでも保存は問題なさそうだが、念のため半分は密閉容器で冷凍庫へ。残りは、鉢物に入れてぇ、

 ほぉーら、何か物足りなかった食卓に決め手の一品が加わった。お味の方は、ちょっと煮詰め過ぎで味噌が固めかな?味も濃いなあ。でも、味噌と同じくらい胡麻やクルミや松の実入ってるから、ちょっとした和菓子のような味わい、噛み応えだ。

 良かったねぇ、紫蘇さん。お役に立たせてもらったよ。さっ、心置きなく穂を出して、また来年のためにしっかりと実をつけておくれよね。

 

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