ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

雨の夜襲に泣かされる!

2023-10-04 10:30:48 | 米つくり
うわっ、また雨だぜ。
このところ、夜ってえと雨降りだ。それも土砂降りに近い。
稲刈り、かけ替えの季節、ちっとは空気読めよ、お天道さん。
昼間、いっくらかっと照り付けたって、濡れたイネは乾きゃしないんだぜ。刈り掛けの田んぼにゃ、コンバインが活躍を邪魔されて、憮然と居座っている。困るよなぁ、いつまでも。
天日干しのイネだって、大迷惑だ。
おっ、晴れた、乾いたぞ、明日はかけ替えだ、って意気込めば、
夜のざんざか雨!もう、勘弁してくれよ。
こうなると、すつきりすっかり乾くのを待っちゃいられない。まだ、湿った稲束もあるけど、かけ替えやっちまおうぜ。このまんま放置しても、濡れた藁はカビて来るだけだ。架け替えることで少しでも風を通してやろう。稲刈りから9日経ったしな。
午前中、山形で映画見た後なので、作業は遅い昼食が終わってから。と、なると時間は短い。上の田んぼ、黒米、ヒトメボレ、それと小作人さんたちのコシヒカリも架け替えしちまえ。
休日のみが作業日の彼らには、この天気の隙をついての作業は無理だからな。基本、自分たちで、なのだが、彼らの都合に合わせられない以上、サービスだな。
うーん、やっぱり湿ってる。特に、稲杭の上に行くほどひどい。雨を一手に引き受けてくれてんだな。上の稲束に守られて中の方はまずまず乾いている。これなら、かけ替えても問題ないだろう。
神さんと二人、それぞれ別の田んぼを担当して架け替え開始。
最初の架け替えは、稲束を上下ひっくり返して、それまで陽があたり難かった部分を上にするように積んで行く。
すでに曲がった癖がついている稲束を裏返して積むのは、かなり手こずる。癖のままに積み替えれば楽なんだが、それじゃ乾燥具合にむらが出る。
何度もずり落ちる稲束と喧嘩しては宥めつ悪態つきつつ、積んで行く。

4枚の田んぼ、すべて架け替え完了で、おっと、もう5時回ったぜ。
明日は1反3畝のコシヒカリに掛かれるな、って、安堵してたら、
またまた、雨!夜の驟雨!
頼む、お天道様、これ以上米作り農家を泣かせないでくれぇぇぇ!


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