ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

真剣に走ったっ!手賀沼エコマラソン

2023-10-30 12:03:59 | ランニング
なにっ?これまでは不真面目に走ってたのか?
そういうわけじゃない、いつだっていっぱいいっぱいさ。
でも、スマホで写真撮るとかってなんかゆとりある走りだったんだ。
だが、今回は違う。
制限時間ってやつが立ちはだかってやがったからね。お遊びしてる暇なんてないのさ。目いっぱい持てる能力をフルに使い切らなきゃハーフ2時間30分以内にゴールなんてムリ、ムリ、ムリィィィ!
スマホはもちろん、消炎スプレーとか、痙攣防止の漢方薬とか、塩飴とか、少しでも目方のあるものはすべて追放!これだけありゃ走れるって最小限度の装備、ってつまりウエアとシューズのみ、でレースに臨んだ。
キャップだっていらん!って、荷物からも外したら、あっちゃ雨降りだぜ。し、しまったぁ!
ええーっ、天気予報、いつ変わったんだよ。一切備え無し、どうするよ、会場まで歩くつもりなんだぜ、30分も。そりゃ走り始めりゃ多少の雨なんて、おう、火照った体に心地よい、ってなもんだが、雨に歩けば、なんてロマンを気取っちゃいられない。
コンビニで傘買うか?それともビニール合羽の方が?どっちにしても使い捨て、およそ非エコだよな、嫌んだなぁ。
出掛け、もしやと思って、ホテルのフロントに聞いてみた、貸し傘とかってないの?帰りに必ず返しに寄るからさ。
やったぜ、あるってよ。助かった!
お陰でびしょ濡れでの会場入りは免れたが、スタートまでの1時間をどう過ごす?雨宿り場所はすでに満員、

葉の落ちた桜の木の下で雨宿り?

意味ねぇぇぇ。
荷物預けるタイミングだよ、問題は。
トイレ少なくって、めちゃめちゃ並んでる、ってか、今どき男女共用簡易トイレのみって、あり得んだろ。トイレ待ちが15分、スタート地点に達するのに10分と読んで、スタート40分前に行動開始。
トイレ、荷物預けまでは予定通りだったが、スタート位置に行くまでの道筋が大混雑!申請タイムに従いA~Fのブロックに並ぶんだが、そこにたどり着くのが大渋滞。整理係がたった一人、はぁ?ほとんど聞き取れないハンドマイクで指示してるだけ、はぁ?はぁ?あとはお婆さんたち?がプラカード持って立ってる。はぁ?はぁ?はぁ?
こっちはFブロックだから、どうせスタートは遅れるはずってあまり焦ることなかったが、前のグループじゃ必死で人波をかき分けてスタート地点向かう人、続出、かわいそうに、前の連中はタイム狙ってはすだもの。だいたい、スタートゲイトが見えない!てのがあり得ない。
やきもきしても仕方ない。スタートライン超えたら頑張るしかないぜ。
不安の種、制限時間だけじゃない。
体調、大いに不良、不安要因あり過ぎ。
一つは膝の痛み、これは忙しかった農作業の短期的後遺症。膝から腿へふくらはぎへ、痙攣発生?なんて嫌だぜ。でも、これは経験あり。
未知との遭遇、いや、死との遭遇かも、あるかもしれない!って、大袈裟だけど。
最近、胸に圧迫感があるんだ。常にってわけじゃなく、かと言って、襲撃の予兆もつかめない。心臓か?違うなぁ、希望的見方でもあるが、不整脈とか息苦しいってこと一切なし。この胸の違和感抱えながら、これまでも何度か長い所走ってるから、大丈夫さ、苦しくなったら、救護テントに飛び込みゃいいんだしな。って、体に関しちゃいたって楽天的な俺なのさ。
とは言っても怖いものは怖い。膝と胸に意識を集中しつつ真剣に走った。なっ、真剣になるしかないだろ。
思いがけず出走者多くて、どこまでも集団ばらけず、ペースは7分前後、これだと制限時間内、無理だよなぁ、ってまっ、そんときはそんときさ。初回収、いつかは経験するんだし、と、走り続けるも、胸の不発爆弾も静止状態を保ってくれてる。なっ、心臓じゃないだろ。行けるかも。
5キロを過ぎた辺りで、調子が出て来た。追い風だしな、沼のほとりの平坦路、これこれ、坂道なしってのがここを選んだ理由でもあったのさ。ペースは6分30秒前後からお、おい、10秒まで上がったぜ、久しぶりぃ、が、大丈夫か?後半に大失速するんじゃないか?
バテバテになって7分台に落ちるのはどの地点からだ?足と呼吸に問いかけつつも、なんか、落ちないぞ。6分30秒を保ててる、いいぞ、いいぞ。
前を行くランナー追い越す時、そのTシャツのロゴ、「走り楽しんでるかい!」って掛け声かけたくなったが、抑えて、抑えて。
いいのか、こんなんで?あまり辛くないぞ。残りの距離を呪文のように唱え続けるのはいつも通りだったが、ペースが落ちることもなく、ゴール!

ネットタイムはもちろん、6分プラスのグロスタイム(号砲鳴ってから、スタートするまでの待ち時間も含む)でも、制限時間を楽に突破できた。
走り終わった後の足の痙攣も無かったし、雨も上がって、颯爽と、とは行かないが、帰路についた。おっと、ホテルに傘返してからね。




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