ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

食育ミュージカル、まずは成功!?

2007-05-06 18:16:10 | 暮らし

 食育ミュージカル『”いただきます”見つけた!』連続公演の前半戦が終了だ。5月5日米沢市児童会館、6日高畠町ひろすけ記念館で2回、計3回の公演が無事終わった。

 大きなミスもなく、3月末の川西公演よりはるかにグレードアップした出来だった。一人一人が、この芝居を積み上げることで、着実に力を付けてるって感じた。定期公演(6月9日:川西町フレンドリープラザ:『愚者には見えないラマンチャの王様の裸』作:横内謙介)の稽古を続けながらの公演だからね、いやー、大したもんだ。しかも、4日は、川西町のイベント『ひょっこりひょうたん島スタンプラリー』に協力して、獅子舞、よさこい、ダンス、歌で3ステージこなした翌日なんだものね、恐るべし!高校生パワー!!

 一時期に、3つの芝居やパフォーマンスを同時進行なんて、誰がどう考えたって、無理!無茶!無謀!で、論外!の試みだよね。ところが、これが、やれちゃうんだなあ。それも、学力とくると、ちょっと勘弁!ていう置農生たちなんだから。人間の能力って、普通考えてるより、はるかに、途方もなく、おっそろしく、凄い!ってことだ。だから、どうせ、とか、所詮、とか、まあ、とか、可能性を限定する言葉で、人間を語っちゃいけないってってことだ思う。

 さて、ミュージカルの評価だ。

 今回、3回の公演で200名ほどの人たちに見てもらえた。子どもの日イベントの一環だから、会場に出たり入ったりで、全部が全部、落ち着いて見てもらえたわけじゃないのが残念だけど、まあ、いいでしょ。じっくり見てくれた人たちの感想は、ほとんど、好評だった。その証拠に、米沢市指導会館でも、高畠町ひろすけ記念館でも、来年の公演を予約されちまったからね。

 そこで、二三、アンケートの内容を紹介してみよう。

 「日本でどれくらい食べ物が作られているか、よくわかりました。」っていう小学生。

 「子どもを生んでからは、きちんとご飯を食べるようになりました。皆、頑張ってください。」これは、若いお母さん。

 「セリフもユーモアたっぷりで、飽きることなく見られました。小学校や中学校にも行って、やって下さい。」なんて、お年寄りからの激励。

 「三歳くらいの子がはじけるような笑い声を何度も響かせていて、聞いているだけで幸福な気持ちになりました。小さな子どもにも、十分伝わっていたと思います。たくさんの人に見てもらいたいです。」嬉しい感想。

 「遠いところから来て、いいものに出会えた。これからも頑張ってください。」ひろすけ記念館に観光に来ていた人だね。

 さらに、お隣の会津から来た人は「いのちという言葉が心に響きました。”いただきます”の歌、家でも歌うよ。」こうまで言われると、作者としちゃあ、でれでれだね。

 そうなんだ、ミュージカルのフィナーレは、キャスト、スタッフ全員でお客さんを巻き込んで、『”いただきます”見つけた!』の歌を歌ったんだ。みんな、一緒に歌ってくれて、これまた、感激だった。涙拭いてるお年寄りもいたんだ、ほんとの話し!

 そこで、この話しの締めくくりは、、『”いただきます”見つけた!』の歌詞を載せるってことにしよう。うむ?前にも載せたか?まっ、いいやね、良い物は、何度載せたって。

   『“いただきます”見つけた』

    みんなそろって 朝ご飯 昼ご飯 夕ご飯 

    いただきます

    作ってくれた 母さん、ばあちゃん、父さん、

    いただきます

    感謝の心が溢れる言葉

    “いただきます”見つけた

    並んだおかず 野菜 果物 肉 魚

    いただきます

    みんなの命 もらって生きる僕の元気

    いただきます

    食べる幸せ溢れる言葉

    “いただきます”見つけた

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チンドン御用・菜の花商会デビュー!!

2007-05-04 23:01:53 | アート・文化

 ついにやりましたよ、チンドン屋デビュー!まさか、ほんとうにできるとは!うーん、凄い!!アルトサックス買って、わずかに10日目だからね。チンドン太鼓ができあがって、なんと、3日後なんだもの。

 川西町のゴールデンウィークイベントは、ひょっこりひょうたん島スタンプラリー。商店街の、何カ所かに、ひょうたん島ゆかりの人形や展示物を置いて、そこを親子連れに回ってもらおうって企画なんだ。幸か不幸か、40年前の町並みが残る川西町、ひょっこりひょうたん島が放送された頃の暮らしを再現というのがテーマだった。そこで、その先導役が、チンドン御用:菜の花商会、つまり、菜の花座に回ってきたということなんだね。

 そもそもの発端は、菜の花座次回公演『おもかげチャンチキ』。チンドン屋が大切な舞台回しとなるお芝居だ。チンドン屋が主役なのに、チンドン屋出さないなんて、許されないだろう。じゃあ、自分たちでやるっきゃないでしょ、ってことで、チンドン屋作るよ、って騒いでたら、町の観光課の耳に入って、この日の出番となったってわけ。

 新聞にも大々的に載っちまったしね。もう、夢中で稽古して、今日の本番ってことになった。朝、集まってみたら、なんと、劇団の大姉御、ミホさんとヤッシーのお二人も参加するってこと。それに、若手二人に、おじさん二人、それに、強力な助っ人よっちゃんとユキエさん。なんと、8人の一大チンドン隊ができあがった。

 小松駅前、置農演劇部の獅子舞、よさこい、ダンスが終わって、いよいよ、出発。ミホ姉御の口上とともに、チンドンパレードが始まった。まずは、得意の『美しき天然』。これならテンポも緩やかだし、失敗しないだろうなんて目論見は、歩き出して10歩で消えた。立ったまま吹いているのと、歩きながら演奏するのか゜、こんなに違うなんて!!しかも、行く先々で、見知った顔、顔、顔。みんな、手は振る、寄ってくる、話しかけてくる。ちょっと、ちょっと、待てよ。こっちは、演奏で必死なんだから。なんて、向こうは全然お構いなしだからね。ついつい、会釈したりしようもんなら、指使いから意識が外れて、おおーっ、音外した!ああーっ、やべー!どこだ?どの音だ?なんせ、楽譜なんてまるで無し、感だけ頼りの演奏だから、一つこけると、もう、ダメ!!支離滅裂の右往左往!あーあ、ケーブルテレビか撮してるってのに。

 と、まあ、滑り出しは散々だったけど、さすが、演奏を重ねるほどに、徐々に上達。そこそこの仕上がりと相成った。もっとも、『竹と雀』だけは、ダメだったね。この曲、もう嫌!!同じようなメロディが続いて、老化した僕の頭の許容範囲をはるかに超えてたね。。ユキエさんが、アコーディオンでメロディ弾いていてくれる時はいいんだけど、彼女、時々意地悪して、すっと演奏やめんだよね。と、途端にお手上げ。何十回と吹いたのに未だに、よくわからない、とほほほほほ・・・。

 さて、へたくそなチンドン御用:菜の花商会、評判はと言えば、これが、思いっきり、大好評だった。スタンプラリー参加のお店に着くたびに、お茶はでる、お菓子は持たされる、牛乳飲んでけ、切り餅食えと大歓待だった。チンドンの音が聞こえると、家から店から、みーんな飛び出してきて、拍手を送ってくれた。ばあちゃんなんか、十円玉二つ持って、一生懸命ご祝儀にくれようと寄って来たしね。

 いやー、気持ちいいねぇ!青空の下、思いっきり、サックス吹いて、町中の人に注目してもらって、ねぎらってもらって、感謝されて、こうなりゃ、唇が痛かろうが、楽器を支える親指が、しびれて来ようと、そんなこと、構っちゃいられねえよ。もう、滅茶苦茶、吹きまくったね。おそらく、『花笠音頭』なんて、百回は演奏したよ、きっと!

 延々、一時間半のコースを二回こなして、やったあ、って充実感とともに、駅前にゴールした。今回のイベント、50組ほどが参加したんだって。町上げてのイベントとしては、寂しいけどね、チンドンが出ることで、少しばかり、活気が出たんじゃないだろうか。特に、ラリー参加のお客さんよりも、お店を必死で守ってきたお年寄りの人たちに喜んでもらえたってことが何よりの成果だね。ほんとう、年寄り多いんだよ。

 で、今日気付いたこと。①年寄りには、チンドンがよく似合う。②チンドンは上手い下手の問題じゃない。③チンドンは、地域とのつながりを作る。そして、④チンドン屋はくせになる!くたくたになって終わった直後に、みんな、もう次のパレードのこと気にしていたほどだものね。

 ということで、チンドン御用:菜の花商会、当分はお声が掛かってきそうですよ。もう、さっそく、6月10日、さなぶり大会の余興にどうかって声掛けられたしね。菜の花座公演の直前には、スーパーの前で大々的にやらかそうって話しも決まった。助っ人のお二人、ほんとうにほんとうにご苦労様!お二人のお陰です。次回も一緒にやりましょう。

 

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チンドン御用:菜の花商会!初稽古!!

2007-05-02 06:22:14 | アート・文化

菜の花座のチンドン屋、えいやっとばかりに初稽古だ!座員全員、ド素人だからね。できんのかい、本当に?2週間前、最低価格のクラリネットを買い込んで、先週、僕がアルトサックスを始めて、昨日、ようやくチンドン太鼓が完成した。これで、3日後には、本番だってよ、おいおい、正気かよ!!

 でもね、こういう無謀な企てには、結構物好きな助っ人が現れるものなんだ。今回の必殺仕事人(古いねえ!)は、川西町のミュージシャン、ユキちゃん。バンド活動とともにピアノを教える音楽教室の先生だ。今回は、特別出演ということで、メロディを担当してもらう。今日は、トランペットとアコーディオンを持って参加してくれた。

 それと、チンドン大好き人間のよっちゃん!なんと、彼は、このブログが縁で、菜の花座に出向いてくれたんだ。『チンドン芝居書けました。』のコメントを見て欲しい。凄い!インターネットの威力!チンドンの魅力!!もう、究極の出会い系だね。よっちゃんはいろんな楽器を持ち込んでくれた。サンバ用太鼓、チャンチキ、三線。

 さて、チンドン太鼓は、菜の花座の組長・睨みのエモッチが担当だ。これに、くーちゃんのサンバ太鼓、ユキちゃんのアコーディオン、よっちゃんの三線が加わり、そして!なんと、僕のアルトサックスだよ。それぞれ勝手に音出して、賑やかにやってたら、本日初お目見えのオガが、やりたそうに見てる。で、彼には日舞の半纏着せて、チャンチキ持ってもらった。と、今度は、ツヨシが羨ましげ。じゃあ、いいから、この着物着て、と、も一つチャンチキだ。

 衣装の方も、担当のエミとミホさんが、大張り切り。古着屋で買い込んできた着物を、あっちに着せ、こっちに着せして、ほー、いいじゃないか!なんか、チンドン屋だよって感じに仕上がった。なんせ、エミは、今日に備えて、着付けの勉強してきたくらいだったから。

 これに、ようやく音が出るようになった、マイちゃんと着物着てはしゃぎ回ってるマユミが加わって、総勢、何人だ?9人のチンドン隊が出来上がった。まずは、かっこだけは整った。で、音なんだよ、問題は。

 これがねえ、いけたんだよ!ほんと!なかなかどうして、それらしいんだよ。まっ、それもこれも、ユキちゃんとよっちゃんのお陰なんだけどね。僕のへたくそなサックスを巧みにカバーしてくれたからね。太鼓の方も、ユキちゃんの指導で、基本のリズムが刻めるようになった。なんせ、太鼓が二人、チャンチキが二人だからね、これは強力だ。少しぐらいメロディがとちったって、どんどん進んでいくんだから。

 曲の方は、チンドンの定番、『美しき天然』とご当地ソング『花笠音頭』をまずは、やった。僕は、とにかく、ハ長調とト長調しかできないからね、それにアコーディオンと三線を合わせてもらった。あと、一曲、チンドンと言えばこれ。『竹に雀』を次回3日の稽古で仕上げる予定。で、この三曲を延々、繰り返しながら、小松の町を練り歩くって寸法だよ。

 稽古も進み、もう目一杯盛り上がったところに、新聞社の取材が来た。9人が一つにまとまって、好き勝手に演奏やパフォーマンスを繰り広げるところを、ばかばか写真撮ってもらった。記事は、4日のひょっこりひょうたん島スタンプラリーの賑やかしに関連してだけど、しっかり、菜の花座定期公演の方も、売り込ませてもらった。

 さーて、本番まであと、3日!楽器の方も、精一杯やって、後は、当日に何着るかだよ。いなせな着物姿で決めるか、ピエロ風の洋装にするか。カンカン帽ってのもいいな、なんて、考えながら、ああ、いかん!こりゃもう、かなり重症だよ。チンドン病が!!

 5月4日は、11時と13時の2回、チンドン練り歩きだ。ひやかしにきて下さい。置農演劇部の獅子舞、よさこいソーランもあるからね。

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