自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

稲荷神社の、”稲と荷”の意味

2023年05月25日 | 超古代日本の精神(ホツマツタヱ)

超古代に見られる ”赦す心”

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上の写真(猿沢池~猿に似たハタレ魔たち

が、次生で人間に生まれ変わることを約束

されたので、潔く自死した場~が’猿さわ

池’の語源とホツマには出ている

 

広島で先日、主要国のサミット会談

が終わりました。

広島といえば、以前、広島で行われ

外務省関係のレセプションに、

家族で出席したことがありました。

その時、アメリカの外交官から、

”多くのアメリカ人たちは 広島

を落としたことに対して、罪の

意識を持つような教育は受けて

いませんと聞き、印象的でした。

むしろ、”世界戦争が終結させた

のは日本に原爆を投下したからだ”

という背景に、重きを置いている

というのです。

一方、我々、戦後生まれの日本人が、

原爆を投下され、多くの悲惨な犠牲

を出したという理由で、少なくと

も、アメリカに対して、恨みを抱き、

国民感情を害しているという話は

聞いたことがありません。

それに比べ、韓国との間には、

いまだに戦争中の慰安婦問題など

が,尾を引いて、日本への国民感情、

は、決してもろ手をあげて、友好

的ではないのが現状です。

アメリカに、二つもの原子爆弾を

落とされた国民が、最も親近感を

感じる国の一つにアメリカを揚げて

いるのに対し、戦争の後始末問題

で、韓国の人たちが抱いている

日本への感情と比べると、隔たりの

大きさを感じます。それには、国民

の違いが背景にあるようにも思い

ます。

どうやら、日本人のDNAとして持つ

独特の“赦(ゆる)し”感から、来る

のではないかと思うのです。

そのことは、”ホツマツタヱ”の 

8綾に書かれたはたれ魔退治”の話を

読むと、納得できそうです。

 

今日は、その”ハタレ魔”と稲荷神社

の由来について、触れます。

はたれ魔とは何でしょう?

ホツマツタヱの中では、

“人間の欲望に巣くって、それを

餌として喰らいながら増長する

癌細胞のような存在として

描かれています。

人の持つ負の感情に、”魔”はよって

来ます。そして、そうした負の感情

増幅させていきます。

そのために、古来から、日本では、

禊(みそぎ)という穢れを落とす

行為を大切にしてきました。

お風呂好きで清潔な国民性も、禊の

文化と関係があるのかもしれません。

ホツマツタヱでは、天照大神が自ら

国が乱れたときに、さかんに、”禊”

をされたことが書かれています。

ハタレ魔が日本のそこかしこに、

出没して、民の生活を乱れさせ、

悪行や賄賂などが横行して社会が

乱れた時が、ありました。

そのとき、民の世の乱れはご自分

の中に、その大元があると天照大神

は、自省されて、何千回も滝に打た

れ禊をしながら、ハタレ魔の退治

戦を練ったのです。

天照大神は 側近の命(みこと)た

ちに、勅旨を出し、はたれ魔の退治

作戦が慣行されました。

 

ようやく、狐に似た顔を持つはたれ

魔’の大軍カタマロ命生け捕りに

しました。

カタマロ命が、彼らの首を落とさん

するところで、ハタレ魔の大将は、

次のように、改心して、カタマロ命

’命乞い’をしました。

”今、殺さず、生かしてくれれば、

心を改め天照様のために仕えます

と。

その言葉を信じてカタマロ命は、

彼らを赦し、その事を知った天照大

はハタレ魔たちに、命を下しまし

た。

稲作の工程において、稲の神を助け

忠実に働くけよ・・・・と。

こうして恩赦を受けた ‘狐に似た

はたれ魔’たちは 約束通り、

改心して、それからは、稲の神の

傍らで稲を守り、豊作になるよう、

従順に働くようになりました。

それが、今も残る、稲荷神社に

狐さんが、置かれている本源です。

ハタレ魔たちが許されたのも、背景

には、彼らの善性を信じたからと

言えるでしょう。

 

彼らが守る稲作の神、稲の神の

そして、荷田(かた)マロの命の、

’荷をとって、キツネハタレ魔が

鳥居の前で守り、その神々を祀る

神社は、稲荷神社と名付けられま

した。

天照大神は、ホツマツタヱの中で、

”蒼稲魂(うけのみたま)神(かみ)と

保(うけ)食(もちの)神(かみ)

及び荷田麿命の三神を、合せ祭りて

荷(か)田(だ)神(かみ)となす。

(今日の荷稲(いなり)神(かみ)これ

なり)“

として、稲荷神社の稲荷の由来、

そしてそこに祀られている神々を、

明確にしています。

 

 

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