2週間のお休みのお知らせ 2021/8/14
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いつも、ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日から2瞬間ほど、今月末まで、お盆休み兼夏休みを頂戴いたします。
その間、皆様も、どうぞ、お元気でお過ごしください。
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西洋医学の薬への生まれつきの拒否反応 2021年8月1日
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前書き)
この記事は、ある研究会誌用の原稿を、少し修正して載せたものです。
タイトルは確か”コロナ禍にどう対応するか?”というようなものでした。
その趣旨として、私自身が自然治癒力セラピー協会を立ち上げたバック
になっている、西洋医学と薬、生命力、病、などの考え方を
まとめてみました。
薬嫌いは、どうも、自分の内面への探求から、始まっているようです。
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西洋医学の薬は対症療法で,症状を抑えることが主眼だから,
毒を盛って毒を制す の観念が先行して,手が出せなかった。
お産した直後,まだ起き上がれず、ベッドに横たわっていた時、
薬が出たが飲めなかった。
30 代で,腫瘍摘出手術をしたあと,翌日から抗生剤か痛み止めか
よくわからなかったが,飲むようにと出された薬も,飲めなかった。
勿論,風邪薬やインフルエンザワクチンなどは飲んだことはないし,
40度の熱が出て 身体の リンパに近い随所に膿をもった おでき
ができたときも, ”有り難い,高熱で細菌が死ぬ”。”体の外に
膿 が排泄されて体内が掃除されていく” と、一抹の不安も
あったが、喜んだ。
高熱が出ても,血尿が出ても,結局医者にかかることなく,
静かに内観と瞑想を続けて,その状態を甘受しながら自然治癒力に
お任せするのが常だった。
息子が生まれ数か月後,種痘の予防接種を受けさせた。
すると,私の薬への恐れが反映するかのように,子供は高熱をだし、
町医者で川崎病と診断され、即、大病院を紹介された。
当時,姑(須田正子)と同居していたが,姑も国家試験で資格を
習得した指圧の施術師だったので,私の意見に賛同して、大病院に
行かず気功で治すことに同意してくれた。
そのころから,自然治癒力セラピー(順気を体に流すことで、
免疫力と人間本来の生命力を活性化させ,病として現れている症状を、
カタルシス≪身体の毒素の排出≫として受け入れて、症状を
鎮静化させていく自然療法)を習得していた私は、川崎病の疑い
のある、幼い息子にも同様の施術をした。
そして 幼子の高熱の症状は、治まった。
それ以後は,幼児の息子に予防 '接種をしに行くことはなかった~
結局,その数年後から、インフラが整っていなかったインドの地に、
家族と赴き、息子は現地で、10年余の学生時代を過ごすことになるが,
その間、地域特有のデング熱やコレラなどの症状が出たが,薬を
取ることなく、自分自身の手で気功療法に徹して,難なく経過した。
こうした西洋医学療法に対する私の頑固な拒否的態度は,
どこから来ているか?
それは,自分の生命力を信じることで、体が根本から改善されて
いくという臨床的体験からだったと思う。
生まれつきのアトピー性体質の他に 、10代の時、虚弱体質と診断され,
腎臓病,心臓病,また大人になってからの引きこもり型のうつ病,
などを、生命力への信仰と、自分の体を浄化し続けながら、薬なしに
完治させるのには,確かに、数十年という時間はかかったが,その
方法は、根本から体質を変えるため、再発することはなく、
transformation(変容)を起こし、今にいたっている。
現代西洋医学の薬をとれば,それは対症療法だから,一時的に
症状は改善され,楽になるだろうが,体の根本の体質は変わることはない。
症状を無くすことが、真の原因を取り除いたことには必ずしも
ならないだろう。
症状がないことが,病が治ったというには、短絡的すぎる。
臭いものに蓋式の、治療では、いつか再発したり、ほかの病と合併
したりして、わからないうちに、ほかの病の症状として出ることは
あり得る。
一方,体が自力で自然治癒力を発動して症状を改善したときは,
蛹(さなぎ)が蝶々になるように,その時々で,体質自体が変容して,
病の原因が同時に除去されていくため、身体は、病になるたび健全に
なっていくという、一見矛盾した事実を、自ら(あるいは,
クライアントさんたち)の難治病の改善を通して体験してきた。
体質が変容すれば,精神状態も変容する。
心身は極めて、密着に影響を与えあうからだ。
自分の身体の”マスター”は” わたし" という”精神”で あることを,
そのたびに,明白に自覚できていった。
言い換えれば、この体の細胞は、マスターの心(細胞への指令)
を理解し、それに沿った結果を作り出す完璧な能力を持っている
ということかもしれない。
こうして,体は意識によって変革され得るという事を体得した。
現代西洋医学は,解剖学から始まった。言い変えれば, 死体 を
切り刻み,生命のない 人間の肉体から発達していった。
だから,生命力を無視し体の器官を機械のパーツのように分解して
考える。
人間の体の有機的結びつきや臓器や器官の関連性は考慮されない。
一方,東洋医学は,生きた体から始まる。
そこには根底に 生命力 の流れを第一義に考えるか ら,経絡や順気
の流れやバランス,心身の相関性が癒しの根本となる。
気功でも漢方薬でも,アユールベーダでも,整体でも,すべて,
生命力,プラーナの流れが重要な診断の鍵となっている。
さて,コロナという厄介なビールスを恐れるべきかどうか?
こうした生活をこれまで送ってきた私にとって,注意は必要だが
”恐れることは必要ない”という思いが強い。
極論でいえば、コロナビールスは、こちらの心の波動次第で、
撃退もできるし、避けることもできると信じているからだ。
その理念の裏付けになる、一つの意見がある。
その信念を裏付けている宗教的考え方としてはキリスト教の
宣教者の以下の御本が( *2)一番近いかと思う。
そこに書かれている ”薬と身体” ,” 病と癒し” に ついては,
私はとても同調し、これまでお話してきた信念と、一致しているように思う。
その根底には,”徹底的な生命主義”,”一元論的哲学”,”人間の
本質的な神性の自覚”を含めて天から与えられた ”生命力 復元”の
方法が、 著者の深い 信仰と重なって表現されている。
この中で女史が使っているキリストという言葉は,狭義の
キリストとして私は受け止めていないということを、最初にお伝えしたい。
私がイニシエーションを受けたクリヤヨガの師であるパラマハンサ・
ヨガナンダ師が述べている(*3) ように, キリスト意識 はキリスト
教信者だけに備わっている狭い意味のものではなく,誰もが
持っているキリスト(神の子)の意識,いいかえれば,人間の
仏性や神性という,神の資質に限りなく近い、人が本来もつ
神聖意識を キリスト意識 と定義したいと思う。
その上で女史がどのように病を捉えているか,を,アトランダム
に著書から抜粋してみたい。
これはある意味、主観的表現なので、次回にできれば、
もう一度、この部分だけ、取り上げてみたいと願っている。
①病の原因は神聖なる科学( Christian Science ) に
おけるキリストによって,抹殺されなければならない。
もしそうでなければ,いわゆる,肉体的感覚(physical sense)
が勝利するだろう。
②もし,病気が実在するならば,それは不滅性( immortality)
に属することになる。
つまり,もし病気が真に本当にあるのなら,それは真実の一部
であるということだ。
そこで薬剤を用いたにせよそうでないにせよ,なぜ,病
(真理の状態)を打破しようと試みるのだろう?
しかし,もし病気や罪が幻想であるのなら,この滅ぶべき夢,つまり,
幻想(顛倒妄想)から目覚めることが,真の健康と私たちの本質
である清らかさや不滅性に導くのである。
③聖典によれば,病人は決して薬剤や衛生学,その他いかなる
物質的療法によっても,本当に癒されることはない。
これらの方法は,問題の矛先をそらし,子供が快適に眠れるよう
甘いシロップを与え,恐怖を鎮める鎮静的な一時的役目をす
るにほかならない。
④病(症状)が消えると,また再発するかもしれないのに,
私たちは癒されたと思う。
しかし本当に癒されたと言うのには,病気が再発する状態が根こそぎ,
取り除かれるまでは早い。
⑤その取り除かれる原因こそ,病を創りだしている要因である,
滅びる心( mortal mind,) すなわち超越意識より離れた
ふらふらした心である。
(引用以上)
ここで挙げられている箇条の中の病気という言葉を具体的に
コロナ と置き換えてみてもう一度 、読んでみても、その主旨
に変わりはないように思う。
そして,女史の言葉がまさに真実だと納得できた場合は,
コロナに対する恐怖はすでに無いということだろう。
私がこの時期に様々な日常活動(厳密に言えば 活動の場 には
社会的制約や制 限が与えられていたが)に普段通りの自由な
精神状態で動けたとするならば,たぶん、半生を費やして
培ってきた,自分の信条,つまり,病に対する観方と、生命力の
信念の御蔭だと思う。
そして,私にとっての宗教とは, 神が宿した生命力を信じきる
事 であったのだと,
むしろ,この時期だからこそ再認識できたようだ。
後記)
この原稿は、冒頭に述べたように、ある研究会誌に投稿させて
いただいたもので、途中から抜粋したものです。
この研究会には、私のような形而上的見解は、なかなか
そぐわないものだと認識していましたが、主催の先生が
内容を理解していただき、ほかのメンバーの方たち
(約100名、で皆様は大学や研究機関、病院や専門職
についている方たちがほとんど)は、データベースの
科学的思考をされているにもかかわらず、自然治癒力セラピー協会
の柱の考え方をご紹介してくださることになり、ある意味、
時代が変わったのだなあという感慨とともに、主催する
T大学のM先生に、敬意と感謝をこの場を借りて、
改めて表明させていただきたいと思います。
New York, in 2012
*2~"Christian Science " 創始者,マサチューセ
ッツ形而上学大学学長で,ボストン市所在第一
科学者キリスト協会名誉牧師の メリー・ベーカ
ー・エディ女史が残した,"Science and Health
with Key to the Scriptures",
(邦題: 科学と健康 ) " "
*3~"The Yoga Of Jesus" "Behold, The
Kingdom of God is Within You"
Paramahansa Yogananda published by ,
Self-Realization Fellowship, Los Angeles,
California, in 2007
宗教心理学研究会ニューズレター第31号[2020.●]
に本文は投稿したものである。