自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

10月25日記事でお約束した、三つのグナのお話

2023年10月30日 | 自然治癒力とヴェーダ哲学の関係


人の五感に見られる”グナ”のお話  2023年10月30日
************************
 
無料写真素材 に対する画像結果無料写真素材 に対する画像結果
 
前回の記事で、
”4・三つの属性(グナ)より、有る我 が幻術
をつきやぶることは難しい。 
されど、’まことのわれ’に頼るものはこれを克服する(7章14節)”
というフレーズを”ギータ”からご紹介しました。

今日から数回、この”グナ”のお話をさせてください。
******
 
グナ とは”形象”の意味です。
文字通り、形の中にある”イメージ”、ヴェーダ哲学の中で、
グナは、物質を理解するための、質といえそうです

浄性、激性、鈍性 という言葉をお聞きになったことは
あるでしょう。
グナは、この三つの要素に分けられています。  
サットヴァ、ラジャス、タマス というサンスクリット語が、
この三つのファクターの言葉です。

 
この三つの性質のどれかは、現象世界に存在する物すべてに
当てはまり、元素のひとつひとつを構成するものと言われています
それは’人の性質’にも、あてはまります。

だれでも、”浄性、激性、鈍性”=”サットヴァ、ラジャス、タマス” 
この三つの要素をもっています

どの要素が強いかで、その人の感情や心の側面を計ることが
できます。
たとえば、ラジャス要素が強い時、人は好戦的に、活動的に、
情熱的にふるまう~といいます。 

タマス的要素は、その反対で、動作が鈍く、怠惰的な感情、
受身的行動などにあらわれます。
 
サットヴァ的な要素は、その中道をいくもので、平和的で穏やかな
調和のとれた行動をとります。
まとめると、
 
サットヴァ は 安寧、平和、清らかさ。
ラジャス は、激しさ、活発さ、燃える。
タマス は、スローでゆったり、愚鈍、さえない感触。
が一般的な解釈です。
日本語ではそれぞれ、浄性 激性 鈍性と、訳されてます。
 
どのグナが良い悪い という区別はなく、それぞれが役割を
になっていると考えられてます。

 
無料写真素材 に対する画像結果
 

ところで、グナとは、少し離れますが、宇宙を生み出す
元素は、5つあると、ヴェーダ哲学ではいわれています。
空・風・火・水・地 です。
それぞの元素が、上に述べた三つのグナに結び付いて、以下
のような現状が現れるといわれます。
 
それぞれの元素がサットヴァと結びついた時

① 空、 この空が 浄性(サットヴァ)と結びつくと・・・・
最高な純粋の浄性として現れる。
肉体感覚器官でいえば、空の要素は聴覚器官の耳にあたります
 
風 の元素が 浄性(サットヴァ)と結びつくと・・・
肉体的感覚器官でいえば、皮膚に現れます。

同様に、ほかの元素がサットヴァと結びつくと以下のような、
五官が生まれます。
 
③  の元素 は 目、
④ 水 の元素 は 舌
⑤ 地 の元素 は 鼻。 
 
そういえば、’火のように燃える’という形容が付くときは
眼に対してです。

水商売という、水の字がつく商売。
これは、水の要素の、”舌”と関係があるのでしょうか?
料理や飲み物を味わう、’舌’あっての商売だからでしょうか?
蚊が飛んでくると、その気配は、空気の振動で、感じます。
それは’風’の動きです。
その風の表象が”皮膚”ですから、皮膚は、蚊に対して、敏感に
反応するのでしょうか・・・
 
そして、音楽家。絶対音感の発達している人は、空気の振動を、
きちんと聞き分けられる”耳”を持っています
空と耳、ヴェーダでいうところの、空の要素が身体に現れている
からなのでしょうか・・・

このように、自然を構成している、5つの元素から、人も自然の
一部であるため、身体上に、聴覚、触覚、視覚、味覚・臭覚の
機能が生まれました。
 
次に、これらの元素が、ラジャス、つまり激性結びつくと?

”激性”が加味されると、生命力(プラーナ)と結びつくと
言います。

①空 の激性は 声に、 
の激性は、手に 
③火 の 激性は足に現れます、
④第四、第五の元素である  と  は、人体の二つの
排泄器官となると言います。
 
こうして 3つのグナは、それぞれの意味合いを持ち、物質や、
人の性質や、感覚器官にも作用を及ぼしています。 

先もお話しましたが、インドでは一日を、三つのグナに
分けて、食生活にもとりいれています。

朝、夜明けの時は サットヴァの時間帯で静かに瞑想したり、
祈ったりする時間とされているので、 朝食は軽くとります。
なぜなら、まだ体がタマス(けだるく、休んでいる状態)に
浸っているからです。

日が昇れば、だんだん、活力が増し、活動的なラジャス時間帯
に移るので 仕事や勉強が集中できます。 
昼食はこの時間帯にとると、少々カロリーが高くても、代謝が
良いので太りずらいのです。
ラジャスの生命力で、消化力が高まっているからです。
 
日が沈む夕方、この間は再び、サットヴァの時間帯です。
夜明け前同様、祈りが捧げられる時間帯。 
そして、夜になると、タマス的時間帯となり、身体はその活動が
緩やかになって、内臓活動も沈静化していきます。
そこで、夕食は、体に負担にならないよう、日が沈む終わらせる
家族もいます
 
真夜中は完全にタマスの時間帯。 
心も体も、この時間に休息して、活力を復活させるのです。 
 
 無料写真素材 に対する画像結果
 明日に続く......
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神に近い人

2023年10月25日 | 自然治癒力とヴェーダ哲学の関係

インドの古代聖典 ギータより
2023年10月25日
********************
悟りを得た人の考え方の特徴とは?

ヴェーダ哲学の元にある、インドの古代聖典”ギータ”から
ご紹介したい。
”真理を 会得せる者は”から始まる、言葉の数々・・・

”ギータ”は、ヒンズー教の聖典と、思っていらっしゃる
かたが多い。
が、もっと、普遍的な、宗教に偏らない、真理を説く。

仏教の”般若心経”の教えの真髄が、このギータの根底に
流れている
(以下抜粋)

1・真理を 会得せる者は、見るも、聞くも、触れるも、
嗅ぐも歩くも、眠るも、呼吸するも、“自分自身は何事もなさず”
と感じる。

かれは語るも、手放すも、受け入れるも、眼を開くも、
閉じるも、己自身とは別なる “感覚” が、その対象に対して
働くにすぎぬことを知る( 5章 8~9節)
 
(須田註)”自分自身は何もなさず” という意識は、小さな
自我意識で、行動しているのではなく,肉体の内なる、大きな
自我【大我】こをが 常に、自分の身体を通して、行動して
いるのだという自覚


2.万物に、等しく内在する神を見るものは、誠の自己を自我
意識によって、けがすことなく、至高者への道をたどる。
(13章29節)

3・我は 本来不生不滅にして、万物の主なるも、おのが幻術
を用いて現象界に化身する。(4章6節)

(須田註:ここでいう、我は、大我(実存的自己)で
その大きな自我(大我)こそ、自分の身体と心に内在する、
神 でもある)

4・三つの属性(グナ)より、有る 我 が幻術をつきやぶる
ことは難しい。 
されど、’まことのわれ’に頼るものはこれを克服する 7章14節)
 
(須田註;ここでいう’我’は、3のそれ と異なり、現象界
の感覚と感情にゆさぶられている"小我"であり、最後のライン
の’まことのわれ’は、内なる、神性のこと。
  
ここでいう、不生不滅 は、般若心経の言葉通りである。 
実存する真の自己は、生まれたり死んだりすることなく、
3つのグナ(次回説明)を駆使して、現象界に物質化した
形をとる(化身する)



++++++++++++++




 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

介護のヒント

2023年10月18日 | 介護と自然治癒力


2023年10月18日

夫が逝ってから 一年が過ぎました。

これから揚げる介護の例は、内田医師の体験に基づくものですが、

夫の介護当時の、状態と重なるところがあり、改めて読み直し

ご紹介いたします。

************

以下内田医師の実話より引用)

父の死の翌年、96歳で他界した伯父は、80歳を過ぎたころから、

リウマチ性関節炎や心臓病高血圧が治り始め、腰の大きなこぶも、

自爆して、消えてしまった。

老齢になると、病気が治りにくいとか、老化が進んで病気になりやすい

 と一般に考えられているが、既成概念を超越した実話もあるので

ある。

私の父は、歯がないから、消化が悪くなる という概念が無かったので、

ゴボウでも おかきでも、歯ぐきでモグモグして丸のみして、体内に

いれても、消化されて、良い便通であった。

ただ、寝たきり老人が飲食物にむせる、嚥下(えんげ)障害が始まると、

次第にこの世の寿命が終わりに近づいている兆候だ。

(須田注:これは、私の体験からは、そうとも言えないと思うのです。

理由は、私自身、世の寿命が終わりに近づいているとは思えないとき、

よく、喉がつまり、気管支に食べたものが入って行ったようなことが

あったからです。

実母の認知症介護で、疲労困憊になっていると、食事をとると

一口目は、必ず、喉につまってしまった覚えがあります。

嚥下症状がどうか、定かでないかも・・でも 咽て(むせて)

それは苦しかったのを思い出します。) 

 無理に与えず、自然にしておいた方が本人には楽である。”以上引用

 

老人介護についての心得として以下のようなことを 内田医師は、

補足しています。

(1)トイレの 大便をもて遊ぶ老人に対して

子供のころ、泥んこ遊びをしていないのだろうと察し、叱ったり、

やめさせたりしないで、しばらく そのままにさせてあげると、

自然にその行動も2~3日で止まった。

家人によく聞いてみると、はやり、躾の厳しい 良家の育ちであった

という。

 (2)部屋中にヌード写真を貼る90歳の老人

大学の名誉教授だった方。 

90歳になられて、部屋中にヌード写真を貼って困っていると、お嫁さん

が相談に来られた。

若いころから学問研究一筋で 男性の本能を抑えていたので、今こそ

それが表れていると話した。 

いやがらずに、”プレイボーイ”などの雑誌を 数回買って、あげている

うちに自然にその行為をしなくなった。

 (3)ボケ症状

意識が鮮明明瞭な日と、幻覚症状や、繰り返し同じことを尋ねられて、

困る日が相互にきたら、ボケ症状だ。 

つじつまが合わないことを言う時も、話を合わせて対応して、決して、

嘲笑したりしないこと。 放任しないこと。 

その対応次第で、ボケ症状 を増強させないことが可能だ。

ある日、ふっと気が付いて、変な事を言っていた自分を反省すること

もある。

心の奥底では決してぼけているわけではない。

(須田注・このラインは意味が深いと思います。
私の実母は、認知度要介護3で、10年間寄り添いましたが、最後の
年、私の介護疲れがマックスに達して、眠れない日々が続きました

私の脈拍数は、一分間に、30しか達しなくなったとき、ケアマネー
ジャーさんの強い勧めて、実母を、グループホームでお世話して
いただくことに、なりました。

その時、ホームについて、もう、自宅に戻れないと悟ったのか、実母は
周りの人に聞こえるようにこうつぶやいたそうです。
”娘のために、ここに入る”と。

この言葉は、まさしく、ボケているときの母のそれではありません。
これを聞いた私の胸はジーンと、痛みを感じ、今でも忘れられません。

 

(4)寝たきり老人の 清拭(せいしき)~体を清浄にすること

 小さいガーゼに石鹸をつけて片腕、肩胸を拭き、あとはお湯で絞った

タオルでふき取る。 

全身を一度には無理なので、毎日少しずつ場所を変えて行い 手足は

特に垢がたまるので、入念にする。

床ずれのできやすい仙骨部(腰の下)に温湿布をすると、床ずれ予防

になる。

配偶者に先立たれた老人は男性の場合、”ボケ症状”として、昼夜が逆転

して夜中に大声を上げたり、性的異常行動をするときがある。

そんな時にも、尿をとったあと、外陰部に温湿布をすると、おとなしく

なる。

温かい というのは、愛情に通じるからだろう。” 以上引用


温かいというのは愛情に通じる=これは、印象的な言葉でした。
手をさする、添い寝する、肩をなでる、等々、体温を通して、相手に
理屈ぬきに伝えられる、ぬくもりの愛の表現はきっと、大きな癒し
につながるのでしょう。

これは、ボケた、老人だけに限らず、すべての老若男女に通じるもの
なのでしょう。

*********************

 

参考資料: ”生命医療を求めて” 

内科医 内田久子著 平成7年11月1日18刷発行 

発行所 日本教文社

***************

内田医師について: 

昭和2年大阪生まれ・

も行う昭和25年大阪女子高等医学専門学校(現在関西医大)

を卒業

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

講演活動

 Copyright : NPO Spontaneous Healing Therapy Japan: 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引き寄せの法則-健康維持のために

2023年10月11日 | 健康のための心の波動
宇宙エネルギーは生命エネルギー


2023年10月9日

*****************

前回のブログ記事の補足(続き)です。
引き寄せの法則を、健康を維持するために、活用する場合が
今日のテーマです
****************

”肉体は小宇宙なり” という言葉があります。

宇宙の本質は、’波動(エネルギー)状態で、一つ一つの波動には、

意思や決断力があるといわれています。 

この地球で生きている私たちも、宇宙の一部に存在している限り、この

エネルギーに触発されています。

宇宙エネルギーは、空間すべてを包み込むように、隙間なく入り込んで

いるからです。

それは、言葉を変えれば、”生命エネルギー”です。

”生命エネルギー”という理由は、”生かそう”とする、意思をもった
エネルギーだからです。

生命自体が、実は、死を迎えることはありません。
といっても、宇宙規模で見たときには、ビッグバンといわれる事態に
その星のエネルギーが分解して、肉眼には、星の破壊が見られるという
こともあり得るでしょう。
それは、まるで、人の魂は永遠だと、説く一方、肉体が消滅する現象に
似ています。
つまり、星や肉体という三次元的現れは、亡くなっても、コアにある
実態、つまり、生命(宇宙エネルギー)は、また、違う形で、現れて
くるからです。

この三次元では、この生命エネルギーは、私たちの細胞を生かし、神経

系統(自律神経)を人智を越えた、叡智で働かせ続けて、今、この肉体

維持のための完全な秩序を維持してくれています。


その宇宙の叡智は、人間の想像をはるかに超えた 優秀なAI も、

追いつけないほどの、完全な叡智とコンピューターソフトをもって

いるのです。

将来は?

私は、人工知能(AI) は、”生命”を、決して生み出すことは不可能と

思います。

AIの A は、”Artificial”を意味する以上、宇宙の力”Natural”(自))

の正反対に位置して、そこには、”生命”が ”在りや無しや”という、

決定的な、一線がひかれているのです


さて、話が少し飛びますが、この”大自然の叡智”、すべてを生み出す智慧

これが、サンスクリット語でいう、”バンニャー”の意味です。

漢字では、般若とかきます。
経典と共に、インドから中国を経て日本に渡り、漢字で”般若”となり、
般若心経の中に出てきます
この”宇宙の智慧”をもって、現象界の万物を観たときに、”空”が本質で
あることを知りえると書いてあります。

般若心経の始まりは、般若 を深く内観(瞑想)し続けて、ついに
”妄想と本物の差を知る:’色即是空’の悟り”を開いたということが、
書かれていて、次行から、”色即是空”の意味が、説かれ始めます。

心経の最初の句は
”観 自在菩薩 行 深 般若はらミッタ 時”です。
般若(バンニャー)の次の、”はらミッタ時”は”バラミーター”という
サンスクリット語で、般若の智慧を偉大(ばら)として、形容している
言葉です。

さて、話を戻すと、形或る物(生命体、無生命体)には、必ず、それ
自体が量子レベルで計れるといわれる、振動を発しています

前回、みたように、人間の場合、細胞の電子や、核の震動でもあります。

生体の場合、この波動を決定するのは、前回、足立氏が述べている

ように、意思や決意の”想い(念)”す。


今、この瞬間瞬間に、あなたも、私も、知らないあいだに、無意識
に、何らかの波動を、自己の想念から、宇宙に、発信しています。

そう考えると 発信された波動は、風船🎈のように、漂い、自分に
そして、他者にひいては、宇宙へ、影響を与えているわけです。

ですので、今日の本題である、健康に持っていくために、この風船
を、誘導することが肝心でしょう。

そのためには?
内側を時々、覗き込んで、風船の糸を好ましい方向に誘導するには・・・
先ほど挙げた、般若心経の冒頭の句のように、自身の内部にある、
宇宙の叡智を体感したり、感じたり、観想するのが、一番の方法です。

が、なかなか、日常生活の中では、これは、難行でしょう。
そこで、私は、一日に何度か、🎈(負の感情)に、引っ張られ 
ふりまわされようとしているとき、この風船を持っている手
(本当の自分)を意識するようにしています。

具体的には、静かなところで、眼を閉じて、呼吸を整えたり、好きな
マントラ(真言)~宇宙意思を反映している言霊~を繰り返しながら、
同時に、身体の気の流れを調整します。

これが、30年以上、健康診断を受けず、すべての種類のワクチンや
予防注射不接取でも健康を保っている秘訣です。

身体に順気がとおったとき、自律神経が躍動します。
躍動するというのは、身体が、カーっと熱くなり、なんとなくだるい
箇所が 雲が風に流されるように、消えていくのでわかります。

そして、自律神経他、身体の各システムが、再稼働する信号(内臓の
ぐるぐるという音や、腸が動いて、ガスが発生、咳で呼吸器系が整う)
を出してきます。

さらに、そのころには、不協和音を出していた、感情の🎈は、落ち
着くところに、落ちて、本当の自分(アートマ)意識が戻ってきます。

アートマ意識というのは、自分の身体と心を、生命力満載のNature
の叡智に、任せているという安心感に満たされている自覚です。
宇宙力に満たされているのだから、宇宙が自分の味方だという、
安心感でもあります。

この安心感に 全身細胞を浸らせることが、かけ流しの薬効ある
温泉に、疲れた身体を伸ばしたり、栄養高い、美味な食事をとる事
以上に、健康に貢献していると、思います。



 

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引き寄せの法則(上)

2023年10月08日 | 健康のための心の波動
願っても、祈っても、最後で失敗するのはなぜ?

2023年10月8日
***********************

前回のトピック、お遍路さんの菅笠に書かれた言葉、それは、人として

生まれた以上、生きている間に、到達したい法悦の心境でも、あるの

でしょう。お遍路さんが、その文字を記した菅笠をかぶって、巡礼する

のは、”そうありたい、なりたい”という、願いの現れでもあるでしょう。


さて、’願い’(~になりますように)を強く持ち続けると、その通りに

なるというお話が、今日のトピックです。


’願い’を持った瞬間、心に’意思’(~になりたい’)という種がまかれ

ました。

種を撒いたあと、土を掘り返したり(気持ちを変えず)せず、根気よく、
水やりしてあげれば、種は成長していきます。

心の中で、願いと意思が、固まっていく状態でもあります。

そして、それが発芽する(叶う)寸前に、土の中では、種は双葉を出す
寸前になってます。

それが、願いが、”決心(~になろう)”になり、”なる”という信頼を
自分に寄せた時期にあたります。

そして、種は、ついに、発芽します。

これが、”願いが叶う”ということです。

ひたすら願い続け、その意思がマックスに見えない

心の中で(土壌の中で)種が成長するように、決意となった

とき、実現するイメージが、印象づけられるので、自然と

それと同波長の現象が、現象世界にあらわれるというわけです。


いいかえれば、心が発した、夢の叶った時の、バイブレーション(震動)

は強い意志とともに、宇宙に発せられて、そのために必要なものが、

自分に引き寄せられたのです。これが夢がかなうの、プロセスです。


1990年形態波動エネルギー研究所を設立した、足立育郎氏は 

その’引き寄せのメカニズム’を次のように、説明しています。

 
「決心」するということは、原子核の集合体(EXA PIECO)

の原子核の数が’増える’ということです。


そうすると、自分の身の周りで起きている全ての現象は、自分が

発振した振動数と同調した時に、その現象が起きるわけですから、

当然、今まで目の前を通り抜けていたような振動数と同調できる

ようになります。


発振する数が増え、受振する装置も増えますので、その現象が

起こるようになるわけです。”

 

人の強い想念(決心)が原子核の数に影響を与えるといいます。

そうすると、その原子核の数が増えるらしいのです。


物理的に、原子核の数が増えることで、その想念(決心・意思)の

波動(エネルギー)がさらに、強くなります。

なぜなら、私たちの細胞の一つ一つは、しっかりとした意識を持ち
共鳴したり、反発したり、細胞同士、伝達しながら、身体を維持
する働きに貢献しているからです。

そして、波動は、同じ振動数の波動を呼ぶので、現象として、その波動

数を持つ、つまり、実現させたい事象の波動数と同じものを、三次元

現実に引き寄せるということです。

 

足立氏の説明は、すべての現象は 自分の心の現れだとする仏教でいう、

’唯心緒言’の原理を、現代風に、表現したものでしょう。


現象世界ではこうして、自分の環境や、人間関係を含めて、結局は、

自分の心の奥底で、願っている(意思している)通りに、展開している

わけです。


だから、もし、今、満足のいかない、状況にたたされているとしても

誰かのせいにする必要はなく、むしろ、自分の心の内奥を見つめなおす

良い機会なのかもしれません。 


どんなに思った通り、状況が整わない時でも、誰が悪い、あれが悪い、

これが悪いという条件付けのせいにする必要は、ないわけです。


自分の脳細胞の原子核の震動(それは、身体全体の細胞に伝達され)

にふさわしいものが、自分にひきつけられて現れ、事件や事象として

目の前に現れているだけです。


それは、わかっていても、いつも土壇場で失敗する人がいます。

その大きな原因は、自分では気が付かない、心の習性的な考え方、

”失敗するかもしれない””できるはずがない”などという負の潜在意識を、

過去生で清算せずに、それを持ち越している場合かもしれません。


それを清算するのはどうしたらよいのでしょう?

私自身、半世紀にわたり、いろいろトライしてきた結果、
今はこんな方法をとっています。

引き寄せの法則は、自分の今の感情と関係しているのは、わかっていても
その感情のコントロールをしようと思うとむずかしいものです。

好ましくない感情が雲のようにわいてきたら、とりあえず、それを、
棚に置いて、他のことに注意を向けるようにしています。

そして、身体の気の調整から始めます。

身体と心がアンバランスだと、負の感情に負けやすく(執着する)から
です。

こうして、身体全体の、気の流れをよく整えると(自己セラピー)同時に
心も軽くなります。

”できない”という自分に自信が持てない意識は、現在意識では、むしろ、
意識していない、うずもれた潜在意識の中に隠れています。

今、何か、負の感情が起きたら、それが何であり、、こうして、クリア
にしていくうちに、自然と、”できない”と思う原因になっている、コアに
たどりついているでしょう。

そして、クリアランスを続けていると、知らない間に、コアの部分を、
浄化している場合が 多々あったように思います。

次回は、引き寄せの法則を、健康面を例にとって お話を続けさせて
ください。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする