されど、’まことのわれ’に頼るものはこれを克服する(7章14節)”
されど、’まことのわれ’に頼るものはこれを克服する(7章14節)”
2023年10月18日
夫が逝ってから 一年が過ぎました。
これから揚げる介護の例は、内田医師の体験に基づくものですが、
夫の介護当時の、状態と重なるところがあり、改めて読み直し
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以下内田医師の実話より引用)
父の死の翌年、96歳で他界した伯父は、80歳を過ぎたころから、
リウマチ性関節炎や心臓病高血圧が治り始め、腰の大きなこぶも、
自爆して、消えてしまった。
老齢になると、病気が治りにくいとか、老化が進んで病気になりやすい
と一般に考えられているが、既成概念を超越した実話もあるので
ある。
私の父は、歯がないから、消化が悪くなる という概念が無かったので、
ゴボウでも おかきでも、歯ぐきでモグモグして丸のみして、体内に
いれても、消化されて、良い便通であった。
ただ、寝たきり老人が飲食物にむせる、嚥下(えんげ)障害が始まると、
次第にこの世の寿命が終わりに近づいている兆候だ。
(須田注:これは、私の体験からは、そうとも言えないと思うのです。
理由は、私自身、世の寿命が終わりに近づいているとは思えないとき、
よく、喉がつまり、気管支に食べたものが入って行ったようなことが
あったからです。
実母の認知症介護で、疲労困憊になっていると、食事をとると
一口目は、必ず、喉につまってしまった覚えがあります。
嚥下症状がどうか、定かでないかも・・でも 咽て(むせて)
それは苦しかったのを思い出します。)
無理に与えず、自然にしておいた方が本人には楽である。”以上引用
老人介護についての心得として以下のようなことを 内田医師は、
補足しています。
(1)トイレの 大便をもて遊ぶ老人に対して
子供のころ、泥んこ遊びをしていないのだろうと察し、叱ったり、
やめさせたりしないで、しばらく そのままにさせてあげると、
自然にその行動も2~3日で止まった。
家人によく聞いてみると、はやり、躾の厳しい 良家の育ちであった
という。
(2)部屋中にヌード写真を貼る90歳の老人
大学の名誉教授だった方。
90歳になられて、部屋中にヌード写真を貼って困っていると、お嫁さん
が相談に来られた。
若いころから学問研究一筋で 男性の本能を抑えていたので、今こそ
それが表れていると話した。
いやがらずに、”プレイボーイ”などの雑誌を 数回買って、あげている
うちに自然にその行為をしなくなった。
(3)ボケ症状
意識が鮮明明瞭な日と、幻覚症状や、繰り返し同じことを尋ねられて、
困る日が相互にきたら、ボケ症状だ。
つじつまが合わないことを言う時も、話を合わせて対応して、決して、
嘲笑したりしないこと。 放任しないこと。
その対応次第で、ボケ症状 を増強させないことが可能だ。
ある日、ふっと気が付いて、変な事を言っていた自分を反省すること
もある。
心の奥底では決してぼけているわけではない。
(4)寝たきり老人の 清拭(せいしき)~体を清浄にすること
小さいガーゼに石鹸をつけて片腕、肩胸を拭き、あとはお湯で絞った
タオルでふき取る。
全身を一度には無理なので、毎日少しずつ場所を変えて行い 手足は
特に垢がたまるので、入念にする。
床ずれのできやすい仙骨部(腰の下)に温湿布をすると、床ずれ予防
になる。
配偶者に先立たれた老人は男性の場合、”ボケ症状”として、昼夜が逆転
して夜中に大声を上げたり、性的異常行動をするときがある。
そんな時にも、尿をとったあと、外陰部に温湿布をすると、おとなしく
なる。
温かい というのは、愛情に通じるからだろう。” 以上引用
参考資料: ”生命医療を求めて”
内科医 内田久子著 平成7年11月1日18刷発行
発行所 日本教文社
内田医師について:
昭和2年大阪生まれ・
も行う昭和25年大阪女子高等医学専門学校(現在関西医大)
を卒業
その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、
講演活動
Copyright : NPO Spontaneous Healing Therapy Japan:
”肉体は小宇宙なり” という言葉があります。
宇宙の本質は、’波動(エネルギー)状態で、一つ一つの波動には、
意思や決断力があるといわれています。
この地球で生きている私たちも、宇宙の一部に存在している限り、この
エネルギーに触発されています。
宇宙エネルギーは、空間すべてを包み込むように、隙間なく入り込んで
いるからです。
それは、言葉を変えれば、”生命エネルギー”です。
この三次元では、この生命エネルギーは、私たちの細胞を生かし、神経
系統(自律神経)を人智を越えた、叡智で働かせ続けて、今、この肉体
維持のための完全な秩序を維持してくれています。
その宇宙の叡智は、人間の想像をはるかに超えた 優秀なAI も、
追いつけないほどの、完全な叡智とコンピューターソフトをもって
いるのです。
将来は?
私は、人工知能(AI) は、”生命”を、決して生み出すことは不可能と
思います。
AIの A は、”Artificial”を意味する以上、宇宙の力”Natural”(自))
の正反対に位置して、そこには、”生命”が ”在りや無しや”という、
決定的な、一線がひかれているのです。
さて、話が少し飛びますが、この”大自然の叡智”、すべてを生み出す智慧
これが、サンスクリット語でいう、”バンニャー”の意味です。
前回、みたように、人間の場合、細胞の電子や、核の震動でもあります。
生体の場合、この波動を決定するのは、前回、足立氏が述べている
ように、意思や決意の”想い(念)”です。
前回のトピック、お遍路さんの菅笠に書かれた言葉、それは、人として
生まれた以上、生きている間に、到達したい法悦の心境でも、あるの
でしょう。お遍路さんが、その文字を記した菅笠をかぶって、巡礼する
のは、”そうありたい、なりたい”という、願いの現れでもあるでしょう。
さて、’願い’(~になりますように)を強く持ち続けると、その通りに
なるというお話が、今日のトピックです。
’願い’を持った瞬間、心に’意思’(~になりたい’)という種がまかれ
そして、種は、ついに、発芽します。
これが、”願いが叶う”ということです。
ひたすら願い続け、その意思がマックスに見えない
心の中で(土壌の中で)種が成長するように、決意となった
とき、実現するイメージが、印象づけられるので、自然と
それと同波長の現象が、現象世界にあらわれるというわけです。
いいかえれば、心が発した、夢の叶った時の、バイブレーション(震動)
は強い意志とともに、宇宙に発せられて、そのために必要なものが、
自分に引き寄せられたのです。これが夢がかなうの、プロセスです。
1990年形態波動エネルギー研究所を設立した、足立育郎氏は
その’引き寄せのメカニズム’を次のように、説明しています。
「決心」するということは、原子核の集合体(EXA PIECO)
の原子核の数が’増える’ということです。
そうすると、自分の身の周りで起きている全ての現象は、自分が
発振した振動数と同調した時に、その現象が起きるわけですから、
当然、今まで目の前を通り抜けていたような振動数と同調できる
ようになります。
発振する数が増え、受振する装置も増えますので、その現象が
起こるようになるわけです。”
人の強い想念(決心)が原子核の数に影響を与えるといいます。
そうすると、その原子核の数が増えるらしいのです。
物理的に、原子核の数が増えることで、その想念(決心・意思)の
波動(エネルギー)がさらに、強くなります。
そして、波動は、同じ振動数の波動を呼ぶので、現象として、その波動
数を持つ、つまり、実現させたい事象の波動数と同じものを、三次元
の現実に引き寄せるということです。
足立氏の説明は、すべての現象は 自分の心の現れだとする仏教でいう、
’唯心緒言’の原理を、現代風に、表現したものでしょう。
現象世界ではこうして、自分の環境や、人間関係を含めて、結局は、
自分の心の奥底で、願っている(意思している)通りに、展開している
わけです。
だから、もし、今、満足のいかない、状況にたたされているとしても
誰かのせいにする必要はなく、むしろ、自分の心の内奥を見つめなおす
良い機会なのかもしれません。
どんなに思った通り、状況が整わない時でも、誰が悪い、あれが悪い、
これが悪いという条件付けのせいにする必要は、ないわけです。
自分の脳細胞の原子核の震動(それは、身体全体の細胞に伝達され)
にふさわしいものが、自分にひきつけられて現れ、事件や事象として
目の前に現れているだけです。
それは、わかっていても、いつも土壇場で失敗する人がいます。
その大きな原因は、自分では気が付かない、心の習性的な考え方、
”失敗するかもしれない””できるはずがない”などという負の潜在意識を、
過去生で清算せずに、それを持ち越している場合かもしれません。
それを清算するのはどうしたらよいのでしょう?