自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

コロナころころ~自然に抗体ができていた!?

2020年07月25日 | ワクチンと健康

コロナころころ ~ 数日前のテレビ報道から      2020 7月25日

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コロナについて独断的・偏見的・加えて素人意見を数日前に

号外版で発表させていただいた。 

あれからテレビニュースで見ると、今日の検査人数は何人という

公式な発表もされるようになってきている。

数日前、面白いニュースを二つ、午後のテレビのニュースで見た。

 

残念ながら、局や時間、などを控えて置かなかったこと、内容も

その時はこれなら覚えていられると思っていたものの、数日たつと、

肝心な仔細なエビダンスになり得る、数字もうろ覚えなので、曖昧性の

点で申し訳ないが、お話しさせていただきたい。

 

さて、その初めの面白いニュースというのは、横須賀市が市民対象に、

コロナの抗体検査をした。

その結果、広範囲の世代、20代から80代まで、数名ずつ、コロナ

にかかった形跡、つまり、抗体ができているという結果が出た。

これは大きなことだ。 風邪にかかっても、数字で”今日の風邪を

引いた人は何人です”

とテレビに報道されないとしたら、風邪をこじらせ肺炎で亡くなる人は、

コロナで肺炎を併発する割合より多いかもしれないのに、風邪は

抗体ができて。普通の人が普通に生活していれば、それ以上、重篤になる

可能性は低いと考えられているからだろう。

一方、コロナは、WHOで地球的疫病のレッテルをはられ、今か今かと

ワクチンを待つ人たちが多い現状だ。

しかし、もし、風邪やほかの病のように、自然に抗体がつくられて

いたとしたら? 

 

そしてさらに、その人数の割合から、少なくても横須賀市でコロナ菌

にかかっている人たちは(水面下の数字では)その何倍かもしれないが、

すでに抗体ができている(つまり感染していたと)人も、この調査

の割合だけいると仮定すれば、決して少なくないと、予測できる

だろうという内容だった。

 

これは二つの点で面白いと思った。

一つは コロナは 数か月前に武漢市の武漢型から、日本に入って

きて異国の風土や温和な日本国民に影響されてかどうかわからないが

変化してきているらしいということ。 

いわゆる、東京型、大阪型と呼ばれ、それぞれの地域で微妙にその

構造が違ってきているということが、ヴィールス専門家の説明と

ともに数日前に(ニュースで)発表された。

 

(残念ながらこうしたニュースは、国策と反するのか、メディア

では一回しかニュースの中で取り上げられていなかった。 

その日は、私は念入りにニュース番組をチェックしていた)

 

二つ目は、かかっても、抗体ができやすく、武漢型のように、

ヒトの免疫システムを破壊するようなアグレッシブな影響が、

日本型に変わってきていて、抗体も自然治癒力によって、知らないうちに、

ヒトの体の中で、できやすいという形に変化してきているらしいこと。

 

80歳代のかたにも抗体ができていたというのはそういうこととも、

受け止められるだろう。

これまでは、高齢の方たちにかかっては危ない、危険性が高いと

言い続けられてきた。

しかし、健康体であれば、70代80代でも抗体ができて、知らない

間にかかっていて、知らない間に抗体のおかげで、コロナ症状が

無くして、健康体に戻っていたということだ。

その可能性が、この横須賀市の調査でわかった。  

そう考えただけでも、何となくほっとしないだろうか。

 

もう一つ面白いと思ったニュースは九州の某市の発表だったが、

今の検査自体、一つの方法で一回うけて出た結果を鵜呑みに

信用することはあまり得策ではないということだった。 

なぜなら、陰性と出た人が陽性に急変、(これは可能性がある

としても)、そして陰性になったので日常生活にもどれるかと言えば、

また、すぐ陽性と出る~という、その場限りの瞬期的結果になっている

場合があるかもしれないということだった。

 

毎日、速報ニュースでタラップでテレビ上に示される、

”東京で~人感染!!” という”~”人の数字も、

そういう意味では、一歩ひいて、視ることもある意味必要ではないか?

いたずらに恐怖心ばかり募らせることのほうが、怖い。

 

何故、もっと事態の全貌を知らせる情報、それは良い面も悪い面も

合わせて、報道されないのか?

政府政策に都合の良いニュースも悪い情報も、公平に流さないのか?

 

横須賀市の発表した 抗体検査の結果や、某市の発表した、

”一つの方法、一回の検査でコロナにかかっているか否かを

結論づけるのは難しい”という現場の意見は、その日、一度だけ聞いたが、

その後、どこの局も扱っていなかったようだ。

 

何百人単位ではなく何千人単位でもう、コロナは市内部には、

蔓延しているのかもしれない~が、朗報ともいえる、

それに対処して闘う抗体が、自然治癒力ですでに自ら作り

上げられている可能性が、以前より高くなったとしたら、

そのような希望を与える情報に対して、調査を進めて欲しいと願う。

 

 

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循環器系 心身関連性一考

2020年07月25日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

高血圧と健康        2020・7/25

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循環器系といえば心臓や血管の病であるが、今日は、高血圧症を

例に挙げて心身との関連性を見てみたい。

高血圧症といえば、80~95%を占めている“本能性高血圧症”が

一般的に言われているもののようだ。

 

腎臓や内分泌系の異常がある場合、それによって引き起こされる

高血圧症と違い、その原因が明確にわからない高血圧症を

”本能性高血圧症”と呼ぶ。

高血圧症はまさに、心臓と血管がかかわる病だが、心臓も

血管も感情の影響が多大に受けることは誰でも体験が

あることだろう。

 

たとえば、発表会や人前で演説する前などは、どんなに

落ち着いて見える人でも、実際は心臓がドキドキ高鳴っている

~と、よく聞く話だ。

怖いことや恐れが強まると、顔色が青くなるのも、そうした

感情が血管を収縮させて、顔色が悪くなるからだ。

 

心療内科を日本で初めて設立した池見酉次郎博士の心身医学

でも、本能性高血圧症の発生には心が影響していることが

指摘されている。以下、博士の言葉を引用する。

 

”ネズミを使っての実験で、調和がとれて仲良くいっている

一つのネズミの集団に、その調和を壊すような別なネズミを

いれると、その集団の中には、高血圧をもった

ネズミの数が、そのような試みをしない集団に比べて

圧倒的に増えてきたという報告があります。

 

また、戦場から帰ってきた兵士の中に、戦場に行く前

に比べて明らかに血圧が上がっており、その状態が帰還後数

か月も続くものがあったという話もあります。

 

さらに、最近、山口県のある医師の報告によると、

その地方は以前から農村地帯で高血圧症といえば、

お年寄りに多く、老人病の代名詞のように考えられていたのが、

近年になって、その地域の工業化が進んで、生活状態が

変わってくるにつれて、高血圧症になる人の年齢が次第に

若くなってきたということです。“

(引用終わり)

 

ここに見る、博士のデータは帰還兵などもでてくるほど、

古いものではあるが、本質的に心と体の関係を考える際に、

現代も共通する心理状態だと思い、提供させていただいた。

 

血圧を測ると、必ず、最高血圧と最低血圧が表示される。

心臓が体の各部位に血液を押し出した瞬間の血圧が最高血圧、

押し出し終わったときの血圧が最低血圧という。

 

この数値は近年、低すぎるから標準値をもう少し高く

見直すべきだという動きがあるものの、WHOの基準

沿っている限り、最高血圧139以下、最低血圧89以下

という正常値は何十年来変化していないのだから、

これも、不思議といえば不思議だ。

 

ヒトはどんどん寿命が長くなり、どんどん高齢化社会に、

先進国は向かっている。

60代以上の人口が増えて、もし、その年代の健康人の

平均血圧(薬などであえて低くしていない人対象)

とってみれば、血圧健康値がもっと上がっても不思議はない。 

 

なぜなら、老齢化すれば血管も老化現象(自然の)により、

細くなり、心臓そのものの馬力も落ちるであろうから、

体の隅々に若い頃と同じように血液を送ろうと、生命力が

頑張れば頑張るほど、古いポンプ馬力はより上がり

つまり、血圧はそれ相当に上がるはずだからだ。

 

血管の老化現象は別名、動脈硬化とも呼ばれている。

動脈硬化は血圧をあげることは知られているが、

”それが何で悪いの?”というのが私の実直な疑問だ。 

 

上げなければ、ポンプの馬力は弱っているのだから、

低いままでは、頭の末端細胞に血液が届かなくなり、

その結果、ボケたり認知症になったりするのを

早めるだけだからだ

だから、老人になればなるほど、正常な血圧の値は

上がっていたほうが自然の体の仕組みに合う。

 

特に、体の中の順気の留まりを無くす=という点から健康

を考えてみた場合、血圧が高いという問題以上に、順気が

いきわたるための、経絡につまりや滞りがないかの方が、

よほど、大切なのだ。

 

多少血圧が高くでも、順気が行き届いている細胞は伸び

縮みが自在(生命力)であるから、細くなった血管を

とおる場合でも、血管細胞が柔軟性をもって、瞬間時

広げて血液を流すため、簡単に血管が切れるということは

ないからだ。

 

さて、心身の相関関係はどうだろう。 

心の状態で血圧を抑えられるとしたらこれに越したことはない。

心配すれば血圧は上がる。腹立ちやすい人は怒りを心

にためるから、その分、血圧は上昇する。

池見博士は言う;

 “表面的には対人関係はよく、周囲からの刺激によく耐える

という社会生活での適応の良さが、高血圧の人には見られます。 

一方、このようにして抑え込まれた感情が内向して高血圧

発生の一つの因子になる可能性があるとされています。” 

と著書で述べている。(*1)

 

続けて池見博士は、血圧を下げる薬だけに頼ろうとする傾向は

戒めるべきとしたうえで、次のように助言している。

引用する。

 

”高血圧症の原因にはいろいろあり、高血圧の進み具合などに

よっても、治療のポイントが異なってきます。 

初期のもので、血圧がたびたび動揺するような状態では、

まず、安静にしてどれだけ血圧が、安定するかを見たり、

肥満状態を見たり、食事療法ではどのような改善が

みられるかなど、注意深く観察することのほうが、大切です。

 

この時期には心の動きが血圧に影響しやすいものですから、

心の安定をはかることは、治療上の大きなポイントに

なります。“ (引用終わり)

 

大切なことはこの初期段階では自律神経の安定を図るように、

心理的療法を加味することが心療内科の治療方法でも

ポイントになっていることだ。

 

内科的に、病状が進んでいる場合はどうだろう。 

心臓が肥大したり、内臓に実質的障害が出てきている

場合などだ。

そこでも、池見博士は “心理的環境についてよく調べたうえで、

内科的な治療とともに、心理療法を併用しますと述べている。

 

 

 

*引用箇所: ”ストレス健康法” 

池見酉次郎著  昭和50年発行 

潮文社

 

 

 

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血流・心の関係

2020年07月18日 | 健康のための心の波動

病は気から の再考      2020年7月18日

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病は気から~というのは真理といえるだろう。 

100%、この言葉はすべての病に当てはまる~と考える人は、

印度の聖者か、量子物理学を極めた人か形而上的癒しの

大家か、あるいは、死を宣告されても

神の恩寵で生命を繋いだ体験を持っている人に違いない。

 

どんな症状があらわれているとしても、今の医学は

その症状を抑えること=回復 とみなし、本当の原因

追究するには難しいのが現状のようだ。 

その理由は、細分化しすぎた医療システムの総合的

統一性をもって体の各組織の有機的繋がりを背景に

その病の原因を診断することができない現代の医療体制にある。

 

病気を治すということは、異常な箇所を異常で

なくするということだから、データ上に顕れた異常値を

正常値に持っていくために処置がとられその一つが

薬である。

 

根本改善というより、データ上の数字を変えるための、

対処法である。

結局、その異常な数値が出ないよう、薬で抑えたり、

刺激したりして、医療活動が行われているのが、

いうのが西欧医学の実情だ。

 

血流といえば、その測定値が血圧だが、血圧の標準値

を超えれば高血圧、標準値に近い値をだすために、

血圧を抑える薬が出る。

 

血圧が、実は個々の個体がそれぞれ違う資質を持って

いるように、少し幅を持たせて、その個体にとって、

最も適切な血圧はどのくらいなのか?という考慮は今の医学

には無用である。 

 

高血圧は怖い、それは動脈硬化につながったり、

ほかの病の誘因として考えられているからだ。

一方、心臓や血管がどのくらい心の影響を受けて

いるかということはあまり、知られていないかもしれない。

 

体の他の器官と比べても、一番、心と密接な関係が

ある部分といっても過言ではないのだが。

疲れている時に青白い顔をしているのは、血管が

疲労により収縮して血液の通りがわるくなっている

からで、これは驚いたり、怖い思いをしたりしたとき、

同じように、青白くなるときと同じだ。

ステージに上がる役者でも大物になればなるほど、

緊張で、心臓が飛び出すほどドキドキするものだと、

昔、演出家から聞いたことがある。

心と血流の関係だ。

病は気から~の言葉が真実なら、気でもって、病を

払しょくする、というだけの”気合いをかける自分”

になることが第一義になるが、その実践は、

ほぼ不可能だろう。

気合いで病気が治ると99%の人たちが信じて

いないからだ。

でも、これは実際、不可能な話どころか、周囲で

起きる事実として本当のことなのだが、それを証明する

例がデータとして通用できるほどの多くはないのが

残念である。

”病は気から””の ”気”” という言葉は、さまざまな

含蓄を持っているので、”気”の持つ意味をもう一度、

考える良い機会だと思う。

 

”元気”の”気”だ。”元の気”、と書く。 

大基(おおもと)にある、”人を生かしているエネルギー”

のことだろう。

”気持ち”の”気”だ。 

”気持ち” は”感情”に通じる。 

つまり、どんな”感情”を日頃持っているかということが、

将来、どんな”病”になる可能性があるか、

左右しているということだろう。

”気概”の”気”だ。 

”自主的に何かをやろう”という、”意思”と”行動”を

起こすための、発奮材料でもある。

モーティベーションがあがると、多少、身体的に

疲れていようと、体は進んで動き出す。

生き生きと行動し始める。

このモーティベーションは、行動の発奮材料で

あるという点では、気概の”気”が体中の細胞に回るのだろう。

 

こうしてみても、”病は気から”、と一口に書いても、

”気”にはいろいろな意味合いがあることがわかる。 

”意思”、”感情”、”行動発奮剤”、”エネルギー”、

そうした要素が合わさり、病になることも、逆に、

病から健康になることもあるわけだ。 

そして、もう一つ大事なこと、それは”順気”の”気”、である。

体の中に回る微妙な自然電磁波、この電流が順調に

五臓六腑を回ると、順気が整っているという。 

順気が整っている時は、なかなか、人は、ヴィールス

や異物の侵入を体に寄せ付けないし、もし、

入ってきても免疫システムが順調に働くので、

大事に至ることなく、小康状態を保てるのである。

 

さて、今日は血圧の序章になってしまった。

次回からは高血圧症や、心臓病などの循環器系の

不調における心身の相関関係を考えてみたい。

 

 

 

 

 

 

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心と喘息 (後編)

2020年07月07日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

喘息に見る心との相関関係       2020/7/7

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先回からの続きです。

 池見博士の担当したぜんそく患者の第二例が次である。

 

* 45歳女性 幼少期に喘息の症状。 小学生ごろから次第に症状が消える。  

* 現在の状況は、受診の一年ほど前から再度発作がみられるようになった。 

 

なおらないので、最近では副腎皮質ホルモンを使用するようになる。 

肺機能はやや低下、気管支炎などの呼吸器の合併症は見られず。 

アレルゲンの皮肉テストは陰性。 

血液中の免疫グロプリンEの濃度は低いのでアレルギーの素質は少ない

と考えられる

 

*心因的因子) 

①患者は末っ子でおばあちゃん子。 

②思春期以前に両親と死別 

③前回発作が出たと言う女学校時代に、甘えさせてくれたおばあちゃん

が亡くなった時期と重なる。 

④約1年前の再発時期はご主人の病気や失業があり、将来の生活不安

を感じていた

 

*治療方法) 

腹式呼吸と自律訓練法、 タンの出やすい姿勢の取り方の指導、 

面接による心理療法

 

*所見) 

患者はこどものころに両親を失い、その後、祖母も失い、

甘えられない寂しさともっと甘えたいという気持ちが強くあり、

結婚後はご主人にそれを求めたが、甘えさせてくれなかった。 

そこで、御主人を怒らせ突き放さなされないよう、顔色

見ながら生活を送っていた。 

その状況自体がすでに発作がおこりやすい体の状態をつくっていた。

 

そこでご主人に対するそれまでの態度を変えてみると、

御主人の方も変わり、思いつめず、オープンに客観的に

自分の心の中を見ることで、現状を変える貴重な体験を

患者はすることができた。

 

ご主人との関係がよくなるにつれて、ほかの人たち

との人間関係も楽になっていき、発作が起こる回数

目に見えて減った。

 

こうした背景をふまえて、池見博士の一般的な所見を

次のように述べている。

 

”現実生活での適応が困難な状況におかれると、子供の

ころのやり方として、自分の欲求を自分で満たすのではなく、

人に頼って満たしてもらおうという甘えた態度を取る。 

それがうまくいかないと、相手に不満や怒りを抱くと

いったような身勝手な反応をする。 

 

しかもそうした感情を表に出すのは大人げないことに

気がついて、感情を押さえてしまう。 

そうした心理状態が発作を起こりやすくする状態に

関係していることが多分にある”

(引用終わり)

 

喘息と心の関係はこのように顕著に出てくる場合もあり、

喘息に限らず、池見博士は私たちに次のようなアドバイスをしている。

 

①自分自身が’治療’というドラマを進めて行くうえでの主役

であり、医師や介助するひとたちはあくまでも脇役に過ぎない

という、主体的治療を意識してほしい。

 

②喘息の場合は特に、発作のきっかけが風邪、アレルゲン、

埃 などという外的状況ばかりに注目するのではなく心身

の状態がよく整えられていれば、たとえ、外的条件が

加わっても、発作は起こらずに済むということをよく

理解してほしい。

 

③自分の内面をみつめ、発作がおこりやすい状態、起こり

にくい状態を理解して、自発的に

起こりにくい状態を保つように努力してほしい。 

 

喘息を治すということは、体質を根本的に変えてしまうと

いうより、できるだけ、発作が起こりにくいよう心身の

バランスを調整しながら発作を予防していく~ということが

大切だ。

 

以上は患者側へのアドヴァイスだが、家族や職場の人たち

には次のようなアドバイスをしている。

 

①患者の気持ちをよく聞いてあげて欲しい。 

喘息がなおりにくい患者の中には、周りに気を使い、

普通は言ってもかまわないようなことでも言えないで、

我慢している人が多いから。

 

②発作にくるしんでいるのを助けようと、むやみに助言は

控えること、たとえば、’あんなことをするから発作が

起こるのだ’とか’そんなことをしたらまた、発作が起こる

からやめた方が良い’ とか、患者が何かをしようとした

とき,禁止する言葉を簡単に出さないで欲しい。

 

なぜなら、治りにくい患者に共通している問題点は、あまり

にも消極的で、自発性がないという性癖が多いから。 

むしろ、それができるようになるために励ましたり、

力を貸したりする方が、有効性がある。

 

③治療期間が長引くほど、患者は心が弱くなりがちなので、

精神的にくずれないように、

温かい精神的な指示や寄り添う心持が何よりも大切になる。 

(引用終わり)

 

 

*引用箇所: 

*1~”ストレス健康法” 

池見酉次郎著  昭和50年発行 潮文社

*2~診断書というのは、

医師はできれば遠出してほしくないものの、

もし、万が一、喘息発作など危険な時を配慮して、

その際は自己責任で対処してほしい

という言葉を添えて、この診断書を持たせて

くれた~とその方の弁である。

 

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