自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

天照大神の妃(きさき)と五人の御子たち

2015年05月29日 | 超古代日本の精神(ホツマツタヱ)

うるう年と言われる由来       2015・5・29

***********************************

 

秀真伝の 六綾には、”日の神・十二姤

の紋(あや)”という別名もある。

その内容を下記のように、抜粋する・

 

”二十一鈴百二十六枝

歳鎈(サ)那(ナ)杜(ト)(五十八年)

三月(やよい)一日(ついたち)、

大日山(おおひやま)南麓に

新(さら)に宮殿を造営す。

 

天(あめ)御子(みこ)東仁尊

(わかひとのみこと)~(*1)は、

日高見国の天(あま)宮(みや)

より遷(うつ)り給うなり。

 

時に天両神~*2 は天日尊(

あひのみこと)の宮女の選考を

諸神に勅宣りす。

神皇産霊(かんむすび)の八十

(やそ)杵尊(きねのみこと)は、

諸神と議りて宮女を定め給う

なり。”

 

生長された御子 天照大神の 

女官の選考をするようにと 

御両親神の伊弉諾(いざなみ)

の尊は諸神に勅命をだし、

神皇産霊(かんむすび)の

八十(やそ)杵尊(きねのみこと)

らが、協議して以下のように 

定めたことが書かれている。

 

局(つぼね)は東西南北 

それぞれ三人ずつ女官が選ばれ 

中でも、スケとよばれる役職が

最も高かったとされる。

 

[十二宮女の名]     

 局名               

② 姫の名前

父神の名(3段目)

*************

1-北の局(つぼね)

ィ)②典侍(すけ)-麻須姫(ますひめ)

持子(もちこ)

③椋杵(くらきね)命(伊弉諾尊の弟) 

 

ロ)②内侍(うち)-升姫(ますひめ)

早子(はやこ)

③椋杵(くらきね)命(伊弉諾尊の弟) 

 

ハ)②御裳(おしも)・ 味子姫(あじこひめ)

③荷田命(かたのみこと)*3

 

2-東の局

ィ)典侍(すけ)

②大宮姫(おおみやひめ)道子

③八十杵尊(やそきねのみこと)(*4)

 

ロ)内侍(うち)

②棚機姫(たなはたひめ)句当(こたえ)

 

ハ)御(お)裳(しも)

②曽賀姫(そがひめ) 

③筑波葉(つくばは)山祗(やまづみ)命

 

3-南の局

ィ)典侍

②瀬織津姫(せおりつひめ)穂之子(ほのこ)

③桜谷桜(さくらだにさくら)大おと

 

ロ)内侍

②稚桜姫(わかざくらひめ)花子(はなこ)

 

ハ)御裳

②色上姫(いろのえひめ)浅子(あさこ) 

③糟谷(かすや)阿曇(あづみの)命(みこと)

 

4-西

ィ)典侍

②速開津(はやあきつ)姫 

秋子(あきこ)

③移日(うつしひ)金析(かなさく)命

 

ロ)内侍

②織幡姫(おりはたひめ)筬子(おさこ)

③月隅(つきすみ)宗像(むなかた)命

 

ハ)御裳

②豊(とよ)姫(ひめ)綾子(あやこ)

 

 

後に、南の典侍妃瀬織津姫

(せおりつひめ)が、中宮に

昇格するにより、金山彦命の子、

瓜生姫(うりふひめ)永子(ながこ)

が南の局の典侍妃として入った。

 

うりふ姫が選ばれた月は2月、

この年の2月は29日まで

ある年であった。

よって、後世、妃を選ぶとき、

この年(セオリツ姫が天照大神の

中宮となった年)に選ばれた

うりふ姫の名前から ’うりふ’が 

’うりゅう’とし、現代に言われる

ところの、うるう年の本源と

なったという。

 

”十二(そふ)妃(きさき)は 

各々栲(たく)機(はた)を織(お)り

衣(ころも)を綴(つづ)り績操

(みさほ)の教えを立つ。

 

後(のち)に妃(きさき)の暦

(こよみ)を撰(えら)む時、

潤月(なぞらうつき)を以てする。

故に潤月(うるうつき)という。”

 

そして、天照大神は 5男三女

を得る。

それが 秀真伝えに以下のように

記述されている。

 

”総て天照大神の御子五男三女なり。

①諱(いみな)~幼少期の名前 

②稱名 ③御母

長男)①忍(おし)仁(ひと)

②天之忍穂耳(あめのおしほみみ)尊

③中宮 瀬織姫穂之子

 

次男)①(たな)仁(ひと)

②天之(あめの)穂(ほ)日(ひ)尊

③北の典侍妃 持子姫

 

長女)竹子(たけこ) 

②沖津(おきつ)島(しま)姫(ひめ)

③北の内侍妃 早子姫

 

次女)①湍子(たきこ) 

②江津之島(えつのしま)姫  

③北の内侍妃 早子姫

        

3女)①田奈子(たなこ) 

②厳島(いつくしま)姫 

③北の内侍妃 早子姫    

     

3男)①直杵(たたきね) 

②天津彦根尊

③西の典侍妃 速開津姫秋子

 

4男)①茨杵(ばらきね) 

②活津彦根尊 

③東の典侍妃 大宮姫光子

 

5男)①額直(ぬかただ) 

②熊野楠日尊 

③北の内侍妃 豊姫綾

上記の天照大神の御子様たち

の中で、北の内妃、早子姫が

生んだたけこ” ”たきこ” 

”たなこ”と呼ばれた姫たちは、

それぞれ現代において

次の場所で、祀られている。

 

竹子(たけこ)は、沖津(おきつ)島

(しま)姫(ひめ)であり、現在は

琵琶湖の中にある島の神社に

祀られている。

 

湍子(たきこ)は、江津之島

(えつのしま)姫であり、現在は

神奈川県の、江の島の神社に

祀られている。

 

田奈子(たなこ)は、厳島

(いつくしま)姫であり、現在は

広島の厳島神社に祀られている。 

 

余談だが、このことは、古事記

には記述されておらず、

超古代史 秀真伝えにのみ

記載されている。

*********************

 *1 天照大神  

*2 御両親の伊弉諾、イザナミの尊

*3 保食神(うけもちのかみ)の孫

*4 神皇産霊尊6代目

 

 

*****************************

 

 

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ブッダ・天照大神と日本人 

2015年05月26日 | 神秘と神の大地”インドの香り”

太陽系インド王朝所縁ある人達の話    2015・5・26

***********************************

先回、ブログで 太陽系インド王朝(SOLAR DYNASTY )の始祖に

クリヤヨガが伝えられたという話をご紹介した。

 

この太陽系の王族のいわれは 日本の古神道に通じる太陽を天照大神と

して、崇める信仰に基づくと聞いたことがある。

 

日本の太陽信仰が大元で世界に広まったという観方である。

今でも 印度では 太陽神を拝み、ガンジス河に日の出に入り登ってきた

太陽に聖水を注ぐしきたりは古代から受け継がれている。

 

クリヤヨガは インドの有史以前から存在していると考えられている。

紀元前数千年前に存在したクリシュナの 魂の前身が

聖者ヴィヴァスヴァッドに クリヤヨガを伝え、次にマヌに伝えられ、

さらに、(SOLAR DYNASTY)の武家王朝の始祖イ クシュヴァク

伝えられたということが バカヴァッドギータに 明記されている。

 

もう少し詳しく言えば、最初に伝えられた、ヴィヴァスヴァッド

Vaivasvata Manu第七代のマヌ家の子孫という学者がいる。

 

私たちの馴染みの深いところでは仏教所縁の、釈迦族が 太陽系王朝の

一つに入っている。

ここで生まれた皇子’Siddhartha Shakya’ シッダルタ 釈迦 がのちの

仏陀として仏教の開祖となる。

 

イン古代叙事詩で東南アジア諸国の文学や芸術に影響を与えている

ラーマヤーナの主人公であるラーマ王子も、太陽系王朝にゆかりが深い。

ラーマ王子は、ヴィシュヌ神の生まれ変わりとされている。

 

ラーマ皇子の弟 Bharata(バハラッタ)は ガンダーラ地方を治める。

現在インド国と同意義語とされる Bharata(バハラッタ)はラーマ王子に

忠実な弟の名前から来ているという意見もある。

 

一方 ラーマ王子はAyodhya.(アヨダヤ地方)を治め、ラーマヤーナ

に書かれているようにスリランカの王ランカを倒して 幽閉されていた

自分の妻、シータを奪い返し、故国に凱旋する。

 

その日を祝して、インド国民はディパワリと称し、(いわゆるディワリ)、

の祭りの由来となった。

この日は、古代から、人々は、家々の門にろうそくをともし、ラーマ王子の

一隊が迷わず、故郷まで帰還できるよう明るく道路を飾った。

 

この日は 現代の印度でも 一番華やかな国民的最大の祝日になっている。

盆と正月が一緒に来たような盛大さかもしれない。家々からは打ち上げ花火や

隅田川の花火のような仕掛け花火など 華々しくあげられ、”まるで戦争が

起こったよう” と この日には呟かざる得ない。

 

花火を上げる、パンパンとした音と 窓ガラスの外には、催涙弾のような

煙が広がり暗い森や塒(ねぐら)から、鳥たちがそのたびに怖がって 

舞い上がるシルエットがわかる。

 

昼日のような明るさが瞬間的に目を覆う。

老若男女、富んでいる者も貧者もこの祭りには心を籠めて向かう光景を

屋根の上に登って、一人で華やかに集う家族の光景を見ていた。

その時ほど、異国人であるという実感と一人だという一抹の寂しさと共に、

ディワリの光景を 眺めていたのも懐かしい思い出だ。

 

家々の階段や門には ラーマを迎え入れた古代の名残をとどめるかのように

様々な蝋燭(ろうそく)や燭台を並べて、風流に、しかも 暖かな歓迎と

喜びに満ちた一夜を迎えるのである。

 

話しがそれたが 日本の太陽系王朝といえば 天照大神を祖先とする天皇家

に匹敵するだろう。

 

秀真伝え(超古代史)では天照大神は男神である。

イザナギ・イザナミの大神を御両親とし、日本の国の乱れを治められる

アマキミのご誕生を心から願い、禊ぎをし、祈りを捧げて授かった御子

であった。

 

生まれたとき、”ひうるぎのミコという名前だ”と自ら口を動かして、

叔母にあたるキクキリ姫に伝える。’ひうるぎ’とは、太陽のことだ。

 

ご誕生は フジ山の麓にある宮殿、そして、仙台の宮にいらした

トヨウケの神様に天の道、国を正しく収める道、人の道といわれた、

’天成神道(あまなるかみのみち)’ を学びに行かれ、そこで教育を

受けられたとある。

 

お日様の魂の分身が自分 であると 誕生して第一声を発するのは

仏様が”天上天下唯我独尊”と生まれたときに指をたてて、宣言した

という逸話を 彷彿とさせる。

 

以後、天照大神の子孫が天皇(あまきみ)となられて大和の国タミ、

(そうせい)を天成神道の心で治めていく

 

私たちの国の国旗が太陽、日の丸であっても不思議ではないし、

日の出ずる国 と古代から呼ばれていたのも不思議ではない。

 

そして、日本(日の元)と呼ばれるこの国の由来は、アマテラス大神

の”無私・無我・無欲”の 等しく民を想う 聡明な心に重なり合って、

太陽を拝する国民性として引き継がれてきたように感じる。

 

 

 

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シタールと私

2015年05月23日 | 神秘と神の大地”インドの香り”

ustad Shujaat Husain Khan~私のグル(師匠)のシタール    

2015・5・23

*********************************************

 

*****************************************

先日、インドに出かける前、実家の掃除をしていた。

神棚の下に忘れられたように たてかけられたシタールの

ケースが目に留まり、2年ぶりに開けて観る気持ちになった。


日本に3つ、インドに一つ 置いてあるシタール。

名器の自慢になってしまいそうで恐縮だが 

いずれも、かの、ビートルズのジョンレノンのシタール

を造った デリーの銀座街といわれる、コンノードプレスの

楽器製造販売の、リキラム店の 故マスターが創作して

くれたものだ。


現在 跡を継いでいる、サンジェイ氏、アジェイ氏

双方とも独立してリキラム店を継続)

の父上に当たるかたで、シタール演奏家レジャンド・ラヴィシャン

カール(ジー~尊称)とは特にお親しく 多くのシタールを

提供されている。

 

インドのアパートに置いてある一器は、私にとって特別な

シタールだ。

先回、インド訪問中、リキラム店にサンジェイ氏にジャワリ

(シタールの弦を替えたりメンテナンスを行うことの意味)

をしてもらい、グラスファイバー特製ケースの中にしまい、

実家の部屋に置いてきた。


このシタールは、私の、グルジーである、 スジャータ・カーン

(shujaat Khan)師のものでもあり、私に、贈与された。


 このシタールをもっと極めたいという願いも 父の死で挫折した。


グルジーのもとで14年師事したが、父の亡きあと、日本に住民票

を移し、 帰国しなければならなくなったからだ。


当時、父の残した銀行への数千万円の負債と、認知症の母の世話

を中心とした生活の責任者となったからだ。


180度の転換だった。

インドでシタールという天界の音曲の世界に浸っていた私は、

下界に突然引き下ろされたような錯覚さえ覚えた。

 

一滴の水にも 一口のチャイのしみいる甘さにもほっとし

停電にひたすら耐える、灼熱の太陽の日差しの入る部屋での

インド生活をしてきたおかげで、、日本でのインフラの整備

の良さと安全性には 有り難いと思える毎日ではあったが、

毎月の両親の負債保証人としての返済、要介護3(現在)の

認知症の母の成年後見人という責任の重圧に、

毎日の生活が一変した。

 

そうこうした生活の中で、いつの間にか、シタールのケース

を開ける気力が失せていることに気が付いた。

毎日数時間の練習をしていたインド時代が、遠い世界に感じた。

 

その間、自然治癒力セラピー協会を立ち上げ、シタールを通じて

学んだスピリチュアルの世界と生命力、そして人間の本質などを

皆様と考えることに意義を見出すことができた。

 

そして、シタールに手を触れ得ない罪意識も重なり、

グルジーには東京に戻ってからは一切の連絡をとることが

できなかった。


シタールを手にできない自分に、どうやってグルジーに

顔向けできよう。


グルジーの持てる知識と技量を、外国籍の弟子の一人だった、私

に 無償で与えてくださった恩義に対していつか報いることが

できるとしても今ではない~と感じていた。


中途半端な心で、シタールにもグルジーにも向き合うことは、

私の心が拒絶してしまった。

恩義を知らないからではなく、受けた恩義に何もお返しできない

心苦しさの裏返しでもあった。

 

日本に戻ってきた最初の2年間はグルジーの家族の夢、

そしてグルジーの父上でシタールの巨匠、ヴィラヤット・カーン

(Vilayat Khan)師が夢に出てきて語りかけたり、

時には、シタールの演奏をしてくだった。

********************




 自分の潜在意識がそういう夢を見させたといえば、

そうかもしれない。

奥様や長男や長女(当時はまだ幼く・・)が

”Where is Fatima(私は当時こう呼ばれた)?" と噂している夢

も見た。

 

そして、昨年 ついに、印度訪問の時 御宅を訪れることを

決心した。

突然の訪問に奥様は Fatima!と両手を広げて迎えてくれた、

長い間のご無沙汰の理由をお話しさせていただいた。

奥様は昔と変わらない美しい笑顔で 当時の弟子のふがいなさ

を許してくださった。

 

そんな自分が 数日前、実家の神棚の下に置き忘れている、

シタールを手にしていた。

つま弾いていた。


不思議な気がすると同時に、またあの時の感覚が戻ってきていた。

傍で聴いていた人が、”あら、この部屋の空気が変わってきた

とつぶやいた。

”波動の力ですね。清々しい雰囲気に空気が変わりました!”

シタールの音色。


そういえば、京都の癒しの森主催者 二宮さんはインド時代

からの友人だが、

須田さんのシタールは天上の波動と直結しています”

と言ってくれたこともあった。

今でも、”シタールをまた いつか演奏してください”と励まし

続けてくれている.

 

グルジーの言葉が 時々 心に、よみがえる:

”Enjoy music more ,

why you look so serious?

Enjoy Playing"

(もっと 楽しみながら、そんなに気難しい顏じゃなくて、

楽しんで弾いてごらん)


そんな心持ちで いつか もう一度シタールを日常につま弾く日

がくればと心の片隅で願っている。

 

 

 

 ありし日のマハグルジー(ヴィラヤット・カーン師)と

若き日のグルジー(スジャータ・カーン師)~手前

Ustad Vilayat Khan (Bengali: বিলায়েত খাঁ ~August 28, 1928 – March 13, 2004)  
photo at backside of young usutad Shujaat Khan

 

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感謝とブラシーボ効力(偽の薬も効いてしまう)

2015年05月20日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

感謝の効用   2013・5・20

****************************

 

感謝すること、それは不幸や病気に対する最高のレメディー

でもあります。感謝の心がこうした病の因縁を切る大きな力に

なるということです。

 

何も感謝することがない~そうですか? 自分の手のひらや脚、自分の

髪の毛の一本、体のどこでも良いのですが、良く、観察していると、

この髪の毛一本、自然に長くなっているのは、“私” が何か特別な

ことをしているわけではなく、自然に、伸びている、何故?と聞いても

当たり前のこと、としか答えが無いでしょう。

 

この指をながめていると、突き指をしたことを思い出しました。

あのとき、この指一本が正常に働けなくなっただけでどんなに、

不自由な想いをしたことでしょう。

 

体の部位の一つ一つが “わたし”という自我意識とは無関係に、

こうして、目の前に当たり前に、存在し、機能して、生活を可能にして

くれている。

 

これだけでも、ありがたい。当たり前と思っているが、本当に五体が

満足に機能してくれることはありがたい。この有り難いという心が、

“生かされている”という実感につながるのでしょう。

 

”ありがとう”という言葉は最大のマントラ(真言)でもあります。

 

この言葉は、生長の家の創始者 谷口雅春先生の錬成会に泊りがけで

行ったとき、朝 廊下ですれ違うたびに”有難うございます”と合唱

しながら、挨拶するのが、日常の風景でした。

 

何がありがたいの?と問う前に、こうして”生かされている”ことが

ありがたい、というわけです。”有難うございます” という言葉を口に

出すことで、言霊の力で、心の中に眠っている本当の自分を活性化

するというわけです。

 

有難うございます という感謝の言葉には、浄化する作用もあります。

いろいろ不満分子の飛び交う目に見えない空気中のマイナスの波動にも

愛を与えて回りの雰囲気を和らげ調和をもたらすからです。

 

こういう当たり前に恵まれた日々こそ、有り難い。

すでに、たくさん “与えられている”“生かされている”ことを忘れて

寺院や本堂の前で頭を垂れ 現世利益、ご利益を神に祈願しても

本末転倒だと覚者は注意を促しています。

 

寺院は願いに行くところでなく、感謝を捧げに行くところだと賢者は

言います。

一番身近な 宮~神聖な神の座すところ~はどこなのでしょう?

それは、私たちの身体です。この身体を聖なる宮として、意識しながら、

食事を摂生し、風呂に入って清潔を保ち、無事に今日も一日終わった、

仕事ができたと感謝するとき、”ありがとうございます”と言葉が出ます。

 

感謝の意義を知っている人達は自然と集まり、祈りの意味を知ることに

なります。感謝すれば、いろいろと整っていくのが体験できますから、

言霊の意義を知り、言霊を知れば、自然と祈り(命の祝詞)を口ずさむ

でしょう。

 

さて、前置きが長くなりました。本題に移ります。ブラシーボ効果という

言葉があります。

それは、信頼を得ている医師が、患者に薬と称して、パン粉を渡しても、

それを薬と信じて取った患者には、良い効果結果が現れる法則です。

 

アリゾナ大学教授で自然療法医のアンドルー・ワイド博士は

“最高の治療方法は最小の侵襲で最大のブラシーボを得ること”と

言っています“*1

 

また、

“重度のうつ病患者に対し、抗鬱(うつ)薬を与えられたグループでは

ほぼ半数が回復したのに対し、偽薬を与えられたブラシーボグループでは 

約三分の二が回復した。”と 発表しています。

二つのことがわかります。まず、薬は確かに効くこと、そして、信念で治る

と意識して飲んだ薬は、それが、偽薬であっても、効果が出る(ブラシーボ

効果)ということです。

 

オーストラリアの整形外科医、モズレー博士のグループの行った、

“手術のどの部分が痛みを和らげるか?”を知るための研究は興味深い

ものがあります。(*2)

 

博士たちは疼痛(とうつう)などの痛みを伴う変形性ひざ関節症の

患者を三つのグループ別に分けて異なる施術を行いました。

 

Aグループには いたんだひざの軟骨の除去

Bグループには 洗浄+炎症物質の除去

Cグループには 皮膚切開+洗浄のみ

 

その結果は

“3つのグループで同党の結果がえられた”というのです。

 

皮膚を切開し患部を洗うだけでも、傷みが治まることがここで証明されました。

つまり、軟骨を除去したり、炎症物質を取り除くことを行わなくても、皮膚の

切開だけで効果を上げているということになりました。

 

手術等、外科で行う施術の有効性は何なのだろうか?と外科医たちに疑問を

投げかけた一例でもあります。

どういうことかと言えば、”治る”と信じた瞬間、体の自然治癒力が

俄然活動を始める~と考えられます。

 

反対に、治らないと信じていたら、どんな効果的な施術をしても、

なかなか良法にはならない。

 

レベッカ・フェルカー博士は、心臓病のリスク因子を持っている女性の

うち、自分が心臓病にかかりやすいと信じている女性は、4倍の死亡率が

あると報告しています。*3

 

 この実例はストレスで胃潰瘍を発生させるという、よく知られた事実に

似ています。つまり、治らないとか、抑圧された精神状態というネガティブな

想念が、ブラシーボ効果と反対の結果を招くということになります。

 

ブラシーボ効果が働くためには 心がいつも能動態であることが必要です。

能動態というのは 積極的に”良くなる”ということを信じられ、また、

”良くなる”という信念を持つことができる精神状況です。

 

感謝を持つということが、その、精神状況をつくりやすくしていると

いうのは”生かされている命”であることを認識して、命を生かしているのは 

”大生命”という無限の自然の智慧へであるということを、自覚したとき、

先ほど、生きていることだけでもありがたい、という感謝が生まれるでしょう。

 

感謝の想いこそ、ネガティヴな想念を浄化する作用を持っています。

 

*1 米国保健社会福祉レポート“U.S Department of Health & Human Services 1999”

*2 (”The New England Journal of Medicine (2002 Moseley et al) 誌に掲載)

*3 (Journal of the American Medical Association 1996)

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100匹の猿理論応用~癒しと波動体

2015年05月17日 | 健康のための心の波動

 フィールド形成とエネルギー:波動の科学的応用      2015.5.17

********************************

 

物質は 常に振動している。

なぜなら、物質を構成している微粒子は、常に、

振動しているから。

肉体の目には、”静止”している存在でも、実際は常に

変化しつつ動いているわけだ。


私たちの身体も細胞を構成するミクロの世界で、

常に躍動が起こり、新陳代謝を繰り返している。

生きているということは結局 細胞が常に躍動している

ということだろう。

実際は、微粒子レベルでは体は常に波動体として振動している。

”身体が波動体”であるということはどういうことだろう?


波動は常に、揺れ動いているのだから、”エネルギーを出し”

”消耗している”ともいえる。

だから我々は 食物をとり、息をしながら、休息~睡眠をとり、

体内で消耗したエネルギーを補給している。

もしかしたら、生きる とは  息する という 言霊から来て

いるのかもしれない。


栄養物や酸素を取り入れて 血流に溶け込ませ、老廃物を受けとり、

臓器がそれを処理し体外に二酸化炭素や汗や排便などで排出する。

身体のみならず、一般に、波動体は、一般的に、三つの性質を

持つといわれる。


一つ目は 同周波数をもつものは互いに共鳴する

二つ目は異なる波動は排斥し合う。

三番目は高い波動は低い波動に影響を与え、コントロールする

ことができる

 

これらの性質を実際の施術に当てはめて考えてみたい。


按摩やツボを押さえる生体の気を整える施術は、体の中の

エネルギーを調整しているが これは上の原則を利用している。


すべてのツボをマスターした施術者でも効果には差が出てくる

のは何故だろう?


効果があっても、持続する時間が異なるのは何故だろう?

或いは根本的改善をなかなか計れない施術は、どうしてだろう?


私個人の僭越な見解で恐縮だが 根本的改善をはかるためには、

ヒーラーの高い周波数(・・・純粋性が高く、超越意識の波動、

つまり、現在意識や潜在意識など現世的波動からの影響が

極力ない波動・・・)に施術の際、どのくらい、集中できるかが、

決め手のように思う。


その周波数が高ければ、言葉のみで、”癒された”と断言して

患者が完治するほどの効果があるものだ。


そうした高いバイブレーションを持つ、癒しの波動が、

被施術者のツボや 凝っている場所に放射されれば、

ヒーラーの高い波動に被施術者のヴァイブレーションも

共鳴するので癒される。

 

機械の体もみほぐしが スキルの高い施術者と効用が

異なるとすれば、手で直接波動を流すか、機械の刺激を

ツボに充てて刺激するにとどまるか、というところだろう。


ツボをもみほぐされれば、気持ちの良いものだが、

その効用が長く続くかといえば、スキルある施術者にして

もらうほどの本質的な身体への変化は、もたらされ難いだろう。


それは 機械には電流は流れていても、波動体を変えうる

生体波動は流れていないからだ。


二つ目の”異なる波動は排斥し合う”という場合、類は類を呼ぶ 

の法則の裏返しで、自分の生体波動と異なる場合、その近似さの

隔たりに正比例して互いに排斥するものなのだろう。


極端な例もある。

私が 今年3月、インドのアパートに帰ったさい、

一階に住むB夫人がこんな話を聞かせてくれた。


“昨年12月嫁と一緒にボンベイに住む私のグル(精神世界の師)

を訪れました。

すると、多くの人たちが師の前で祝福を受けているなか、

ある男性が師の前に進もうとすると 師は‘あっちへ行け、私の、

そばへ寄るのではない’とその男を強く口調で追い払ったのです。


それを見て、周りの人達は当惑しました。

何故、師がその信者に冷たい言葉で対応したか思い当たること

がなかったからです。


後で、師にそのわけを尋ねました。

すると師は答えました

あの男は過去生で3人の人を殺めた。

そんな罪を 私のところにきて私の祝福で赦してもらおう

というのは、あまりにも甘い考え方だ。

だから、私は拒絶した。

あの男のカルマを、私が背負うほど必要性を私は

見出し得なかった。’“

 

高い波動を持つ師には、低い波動数を出しているこの男を

あからさまに拒否するほどの、過去生を見通す確かさがあった。


B夫人の師は、多くの信者の負のカルマを足と腰に受けて、

年齢不詳で若々しさを漲らしているが、歩くことができず

いざって移動している。


自分のカルマを、師に押し付けようとするには受け入れがたい

という理由で師はその男を避けたのだった。


三番目の”高い波動は低い波動をコントロールする”というのは、

どういうことだろう?


高い波動はポジティブだ。 

周囲に、善、愛、調和をもたらす要素が強いほど高い波動

といえるだろう。


B夫人は 方向性がわからなくなり、疑問を持つたびに、

一晩、夜行特急を乗り継いで デリーからボンベイの 夫人の

師のもとにに向かう。


そして、師と対座する。

それだけで、高い波動を持つ師のそばで、無意識の中 

インスピレーションが湧き、何を自分が今為すべきか答えが

必然的に与えられるというのだ。


師の高い波動に接することで無言の祝福を師から受け取り 

ぶれない自己を再認識するのだという

 

さて、話をもう少し現実的に引き戻してみたい・・・。

波動科学の応用として 具体的に、現代の生活にどんな変化が

もたらされるのだろうか?


最近NHKで、アレルギー療法の画期的なアプローチとして

紹介されているアメリカの片田舎の様子が眼にとまった。 


子供のころ、家畜とともに生活していたその村の人は

アレルギーになる確率が非常に低い事。

アメリカで自給自足に徹し、宗教上の理由から数百年来の

自給自足生活方法を変えることなく今も、暮らしている人達

の村だった。


その村の人たちにはアレルギーが非常に少ないため、その原因の

研究の結果、”自然界の超微生物たちの人体に与える免疫力の増加

という利点に、この村人たちは恩恵を浴しているということ

がわかった。

 

有用微生物群を EMと呼ぶらしい。

このEMを技術的に活かそうと開発した人が 日本にもいた。

琉球大学の比嘉照夫教授だ。


有用微生物たちはそのフィールドでエネルギーを常に、

出している。

教授は そこに着眼して、農業に活用。

安全で良質な野菜を生産することができるようになる。


医学的にも有効だ。

アレルギーで苦しむ人たちのために、そのアレルギーの原因

になっている悪環境の浄化も可能にする。

微生物が土を活性化する波動エネルギーを利用する。


脳をチェックするのに脳波を利用するのは今では当たり前だが

身体のチェックも身体波で容易になるかもしれない。


さらに進めば うつ病患者や精神病患者のために、そうした

症状をもたらすマイナス想念の原因波動を、プラスの波動、

積極的で前進的、陽気で調和のとれた波動に替える 

”波動吸入器” も発明されるかもしれない。


喘息患者が使う呼吸のための酸素吸入器のように、

波動を利用した ”プラス想念吸入器が一般化されるかも

しれない。


さらに将来的には、超常科学的に発展させることも可能

かもしれない。

高くて良質な波動エネルギーから、低くて害のあるエネルギーを

その場(フィールド)から取り出して交換する。 

すると、対象フィールドは地球にとどまらず、宇宙全体に

広がったスケールでも可能かもしれない。


現在、石油やガスなどに頼っているエネルギーも、将来は、

波動エネルギーを応用されていくだろう。


波動は存在している。

眼に見えず、耳に聞こえず、触れることも感じることも

できないが、確実に私たちは多くの波動の中に取り囲まれて

生活している。


一人ひとりが、より高い波動を出すことを心掛けて行けば 

その波動は周りの人の心に届く。

一人ひとりがこうして、より良い波動で行動を社会を

変えるだろうし、波動科学の応用が 実現された社会も

さほど遠くない未来に来るような気がする。

 

 

 

 

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