自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

自然治癒力を高めるツール;(2)

2023年07月31日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方



感情と意思が、免疫細胞にも影響を及ぼす実験結果 7/31/2023
**********************************************************************

前回(7月26日)の続きです・・

前回は、私たちの、毎瞬の想い(感情)や意思が、どれだけ
エネルギーを持っているか~というお話でした。

今日は、それらの力が、身体の細胞、遺伝子に影響を与えること
ができるか?という実験からです。

その実験は、少々古いのですが、2003年の報告書に結果が
あります。(*2)
カリフォルニアのハートマス研究センターで、細胞生物学者、
グレン・ライン博士の主導で行われました。

主眼は、治療者に、DNA入りの試験管を持ってもらい、
治療者の感情が生物システムにどのように影響を与えるか見る
ことでした。

試験管を持つ治療者は、三つのグループに分けられました。

①-一つは、愛や感謝の感情を持って試験管を2分間もつグル―プ、

②-二つ目は、愛と感謝の感情だけでなく、DNAの螺旋の形状を
意識しながら、語りかけるように2分間、試験管を持つグループ、

③-三番目はDNAを変化させようという目的意識をもち、しかし、
愛や感謝というプラスの感情は全く抱かないグループ

そして、それぞれの治療者はグレン・ライン博士により教育を受け、
皆、同様に、それぞれのグループに決められたことを行う、能力を
取得していました。

さて、その結果です。

①-1番目のグループは、試験管のDNAに変化をもたらすことは
なかった。
②-3番めのグループも同様に、変化は起きなかった。
③-2番目のグループには顕著な変化が認められた。

つまり、2番目のグループでは、試験管内のDNAサンプルの形状
が変化したのです。

なかには、あの螺旋状の形状が25%も、解かれたり、反対に巻かれ
たりするものもみられたと、報告書にはあります。
 
この実験結果は何を意味するのでしょう?

感情(エネルギッシュな)と明確な目的意識があれば、対象を
変化させることが可能だということです。
この場合は、“DNA形状を変えよう”というその意思が伝わり、
対象を変化させることができたというわけです。

他に分かったことは・・・
① 目的意識だけではそれが変わらず、
② 感情だけでも変えることはできない

ということであり、
感情と、目的意識(意思)がそろって、2分間の間に、DNAの
螺旋状の形態を変えることができたのでした。

この実験でハートマス博士は次のように立証づけて結論しました。

“量子場は願望、つまり、感情的要求だけでは反応しないし、目標
、つまり、思考だけでも反応させることはできなかった。
目標意識と、感情的要求の二つがそろって、対象が反応する。”

そして、このように付け加えました。
“The quantum field responds not to 
what we want; it responds to who we are being.”
 
文字通り訳せば
量子場は私たちの求めに反応するのではなく、私たちの存在
に対して答えてくれる”

原語であえて、ここに引き合いに出したのは、最後の言葉、
“who we are being” の言葉の重さが、日本語だけだと、伝わら
ないと思ったからです。

”私たちが存在しているということは、感情と意思(目的)がある
ということを、逆に、ここで、博士は、強調しているように思えた
からです。

”who are being" の定義には、人間として存在するために
”感情と意思(目的意識)”が、不可欠であるということでしょう。

そして、前回にも、書いたように、私たちがこの瞬間、持っている
感情は、平和的か?否か?

抱いている意思(目的意識)は、エゴ的か否か?という自問自答に
つながります。

最後に、こうした感情や意思は、私たちのDNA細胞にも直接
影響を与えることができることを博士は示唆しています。
 
たとえば、”感情は女々しく、泣くことは男は赦されない~”
と教えられて、育ってきた男性が、或るとき、とてつもない
大病をしました。

そこには、こうした押さえつけられた感情が、影響を与えて
いたという心療内科的な診断が下りました。

冷静沈着に興奮しないよう、振る舞ってきた結果、感情と意思の
バランスが崩れて、細胞のDNAに悪影響を与えて続けてきた-
というのです。
 
免疫システムや消化能力、新陳代謝システムにかかわるDNA
(遺伝子細胞)に私たちの、瞬間の感情の積み重ねが、影響を
与えているということです。

それがわかれば、感情と意思を、身体健全のコントロールのツール
として、役立てられるし、とても、実用的かつ、効果的方法だと、
思うのです。




*2・ McCraty, Rollin, Mike Atkinson, 
and Dana Tomasino,“Modulation of DNA conformation 
by heart -focused intention” HeartMath Research Center,
 Institute of HeartMath, Boulder Creek, CA,
 publication no.03-008(2003)
 
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自然治癒力を高めるツール(1)

2023年07月26日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

毎瞬の感情の力の有効活用    2023年7月26日



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”想い”や”感情”で、自分の体調がコントロールできるとしたら・・・?

苦しみや、症状を軽減させることに役立つツールになるとしたら?


今日から二回のお話です。
今、”何を感じるか?””どんな想いか?”を、少し、意識するだけで、
自分の細胞に、意思を伝達させることが可能だというお話の前編です。

医学博士ディスペンザ博士(*1)は それが可能な理由を次のよう
に語ります;

 ①想いや感情はエネルギーであり、それが現実を引き寄せる

このことを理解するためにこんな説明が添えられています。

*I find it a useful model to think of thoughts as the electrical 

charge in the quantum field and feelings as the magnetic 

charge in the field.

訳~”思考”を、量子場の電荷として、感情”は、磁化として

とらえると、とてもわかりやすい。

* The thoughts we think send an electrical signal out into

 the filed. The feelings we generate magnetically draw events

 back to us.

訳~そうとらえることで、思考は思いめぐらす行為で

電気的信号が場(フィールド)に送られる。

(思考により発生した)感情は(思いの)事象化されたものを、

現実に、私たちに引き寄せている。


*Together, how we think and how we feel products a state 

of being, which generates an electromagnetic signature 

that influences every atom in our world. 

This should prompt us to ask, what am I broadcasting

(consciously or unconsciously)on a daily basis?”

訳~どう考え、どう感じるか、が存在の形を生み出し、それが

総体として、電磁的吸引力を持つ信号となり、我々の世界の

すべての原子に影響を与えている~とすれば、次の質問が即、

頭に浮かぶ。

つまり、私は普段から、意識的にせよ、無意識にせよ、何を

世界に向けて発信しているのだろうか?と。 

 

要約すれば、博士は、”想いや感情はエネルギーである”として、

”考えと感情”が組み合わさった時のエネルギーとしての、相乗効果

は、磁気を持つ電磁波となること。

磁気を持つということは、それにふさわしいものを、自分に引き寄せ

るだけの力があるということ。

そして、私たちの、こうした磁気を持った、感情の波は、世界中に

存在している、すべての、原子に影響を与えている”

と言っています。

壮大な観方ですね。

仏教では、”唯心所現 ”と言う言葉が、それを表しています。 

”心で思うもの感じるもの、念じるものが、所を得て現実に、

現れる(実現する)”というわけです。


それは、魚釣りにたとえられます。

私たちの”感情や意思”は、餌。

その餌に食いつく魚は、その波動に引き寄せられてくる、現実。

つまり、見えない世界(心の中)で、餌がまかれて、それに引き

寄せられて、魚が釣り上げられて、陸”(現象界)に挙げられる。

それが’唯心所現’の意味で、’想い(感情)が、現実化する’ということ

ですね。

ほかの例もあります。
祈りや呪いの効用です。

”~が実現しますように・・”とか、”~が手に入りますように”
という祈り・・
これは、心からのと それを、欲する感情”~を手に入れたい”と
いう意志が合わさって、博士のいう、磁気を帯びた波動となります。

その波動が宇宙に流れ、それに見合うものや、状態が、結果として
現実化したとき、”祈りが叶った”というわけです。

呪いも同様に、藁人形に、”~が憎い”と釘を打ち付け、憎しみの
感情と、”相手を不幸にする”という、強い意志が重なり、打たれた
相手の身上に、苦しみや痛みが現れるわけです。

そうした、私たちの心の原理を、この医学博士は良く知っている
からこそ、彼自身への、最後の自問自答が、出てきたのでしょう。

私は普段から、意識的にせよ、無意識にせよ、何を
世界に向けて発信しているのだろうか?”

この言葉が鍵だと思います。

私たちの身体の調子をコントロールしたり、症状を軽減する
ための自然治癒力が発動される、その鍵だと思います。

では、次回は、この感情と意思というツールを使って、細胞にさえ
変化を与えたという医学的実験について お話を展開して行きたい
と思います。




*1. Christ Returns-Speaks His Truth

 (Bloomington, IN: Author House, 2007)





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自己セラピーの具体的方法

2023年07月22日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー


2023/7/13の記事をもとにして
********************************************
前回、発表した記事に具体的な方法がわからないという
感想を身近な読者の方たちから、頂いています。
今日は、もう一度、記事を基に、付け加えさせていただき
ます。

まず、自己セラピー とは何か?
これは、私が行っている、自然治癒力を発揮させるための、
セラピーを”自分で行う”ことです。
それは、具体的には、ツボと呼ばれる、箇所に順に手から
出る、波動を被施術者の身体に流しながら、気の流れを
整えて自然治癒力の動きを活発にせしめるものです。

まず、①”心を整える”、つまり、アートマセラピーをする際の、
心構えをはじめにあげました。

ア)身体と心の 密接な相互関係の理解、
イ)身体に備わっている自然治癒力への信頼。

ア)は、私たちの身体と心は、互いに影響を与えている、という
より、心の想いのエネルギーが身体を作っているという、もっと、
積極的な意味です。
イ)は、誰にでも、”自然治癒力”が生まれながらに、備わっている
いう事実を、信じることです。 

この自然治癒力の源を、私は、”アートマ”というサンスクリット語
呼んできました。
実相、仏性、神性、などなど、すべて、同意語です。
この、ご自身の中の、生きている~生かされている大元のエネルギー、
アートマ(神性、仏性)に、施術中は、しっかりと、心の目をむけると
いうことです。

なぜなら、セラピー(自己セラピーも含む)をするということは、自己
アートマ”を もっと、現象界(身体の上に)表すために、施術を
して、”引き出す”ということでもあるからです。

そのことを、強調したかったので、前回のブログ記事には、次の必要
心構えの項目に
②アートマ(実相)に心の眼を向ける=’アートマに目を向ける’と
念押ししています。

とはいっても、これは、簡単なことではありません。
現在、身体が不調のときに、”自分の健全なエネルギー”に、意識を
もって いくことは、喉を詰まらせていて苦しいときに、自然治癒力
の発動を待つということぐらい、矛盾しています。
救急患者に対しては、取り急ぎ、救急手当が必要でしょう。
そのうえで、それが癒されていくという過程に、ぜひ、自己実相
(アートマ)に視点を置きながら、自己セラピーをされると、早く、
身体の回復が期待できるかと思います。

さらに、ヒトは、誰でも、不安や、悩みやわだかまりといった思い
が、心をよぎることで、心が落ち着かず、自分の自然治癒力の源
まで、集中することは難しいでしょう。

そういう時は、禅寺の瞑想のように、そうした想いの波を、雲の
流れを見ている時のように、内観しながら、自然と、通り過ぎる
のを、見守るのが、一番、効果的のようです。

心はいつも、おしゃべりをしています。
ペチャクチャという雑音に、耳を貸しているようで、聞き流しながら、
ただ大空の雲が通り過ぎで、その背後の光に、心の眼を当てて見つめ
ているという感覚が、一番、とらわれないで、自分の本源にぶれずに、
近づくようです。

こうして、もう一つの眼が、自分の奥底にある、自然治癒力の
エネルギーに注がれていれば、必ず、自然治癒力が発揮されるように
なります。

さらに、ご自分のアートマを深く自覚しようとする努力を重ねていけ
ば、、他者から、施術を受ける必要なく、自己セラピーが可能に
なっていくでしょう。

何故なら、その時、自分が自然と手当しようと 気を流した部位は、
一番,自然治癒力の発現に、適切なところとわかるでしょう。
直観と実感でそうなります。

どういうことかといえば、その時は、ただ、自分の感じるままに、
相手(自己)の体に手当の手を置いただけで、文字通り、必要な
ところに当たり、気の流れが活発化して、免疫力や内臓の動きが、
自発的に、活発化されていくでしょう。

”平常心” 

このように、自分の自然治癒力の底力を信じれるようになると、
どんな症状に対しても平常心で対応できるはずです。

その理由が以下です。
病気とか、身体の不具合は、一時的な現象だと、生命力を信じて
いる施術者は知っています。

良くなった・悪くなったと心を動かすのは、症状が治まったか、
また、出て来たかということに、一喜一憂することです。

でも、自然治癒力が発動していれば、症状が悪くなるように見えても、
良くなる前の、カタルシスだと、とらえます
私たちの身体は、文字通り、健康でも、毎秒、破壊と新生を繰り返
しているのです

特に、悪い箇所の原因は、様々な身体内の、叡智のメカニズムで、
いち早く身体外に出そうと、痛みや、吐き気、げっぷや、下痢など
症状と共に、排出されていきます。

この時には痛みや症状が伴い 不安になりがちですが、自己カタル
シス(悪いものの崩壊運動)と、考えると、むしろ、排出されて
いくことに、安堵することが多いのです。

症状は一種の破壊です。 
膿でも熱でも、痰や咳、発熱などは、悪いものが破壊されるために、
出てくるのです。
”破壊された部分に、新しい組織(細胞)が建設され(造られる)” 
時にも、痛みを伴いますので、 症状が悪化したと思うことが
多いようです。
  
この体に備わっている、自然の働き(治癒力)を理解すれば、症状
に対しての、恐れがなくなる。

病気の悪化の原因は、ほとんど、症状への恐れと、病気と闘おう
する、心の取り組み方そうさせている場合が多いのです。  
ただし、これは、私がいつもクライアントさんに、申し上げますが、
生命力を信じるという前提のもとでの話です。

どれだけ信じているか?
アートマへの適格な凝視がどの位の時間可能か?

もし、不安が勝つようでしたら、直ちに、別の手段を講じるのが
適切だと考えています。
心と身体は、一体、ですから、不安が勝つと、むしろ、自然治癒力
発動するところか、身体に害を及ぼすからです。

④ 身体左右のバランス

さて、ここでは、施術した際に、効果があがると、平行して、
反応が、施術者にも、被施術者にも、出ることが多々あります。
’反応’というのは、先に書いたように、良くなるための、身体の
調節器官によって出てくる症状のことです

先にも書きましたが、微熱や下痢、腹痛や頭痛などの、症状的現象
として出てくることが多いようです。

過度な場合は、嘔吐なども伴ない、苦しみを倍増させてしまい、
かえって、恐怖心を呼び起こして、逆効果となってしまいます。
そのために、なるべく反応を少なくしたい・・・そのために、
身体をほぐすときには、左右のバランスを考える必要が出てきます。

具体的には、身体の左(腕や肩、足など)が重くて悪いから、
いって、そこだけ、重点的にするのではなく、対照的な右の部位
(左手に対して右手)にも、施術(手を当てて)アートマエネルギー
を注入していくことを、お薦めしています。
 
⑤施術する側の、アートマ想念が、相手のアートマ想念を引き
付けることを理解

自分の、アートマと同波長の心で、相手(被施術者)に手当を
するとき、相手の気の流れが引き上げられる効果があります。
これは最初に書いた①と同じことです。
この⑤の基本的な心の持ち方を、第一義に置くことで、自然治癒力
の効能が 発揮されることは、同じ波数が同じ波動を引き出すと
いうことと同じです。




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自然治癒力セラピーの基本;5か条とは?

2023年07月13日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー


どなたでもできる自己セラピーとは?   2023/7/13
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①”心を整える”

ア)身体と心の 密接な相互関係の理解、
イ)身体に備わっている自然治癒力への信頼。

このどちらかが欠けていても、セラピー効果があまり、期待できないのです。 
 
ア) ”体の病気さえ、治ればいい、体のつまりをほぐしてください” 
という方が時々、おられますが、実際は、心と体の双方 の見直しが不可欠
ということです。

とは、いうものの、身体の気の流れが、どこかで ”詰まり” があるとき、
施術でほぐされていくと、自然と、心の穏やかさを取り戻すことも、事実です。
身体と、心とは、裏腹だということでしょう。

イ)ご自身の中に、どなたも、持っていらっしゃる、自然治癒力エネルギーの
大元、アートマ(神性、仏性)に、心の目をむけるなら、セラピーの効果は必ず、
早々に出てきます。

セラピー(自己セラピーも含む)をするということは、自己の”アートマを引き
出す”ということでもあります。

それとは、対照的に、施術するととき、マニュアル通りに、気の流れ路や、
ツボという箇所をほぐすために、ほぐしたり、気を当ててみても、もし、
アートマ(人の中の真性~神性)への焦点が欠けていると、一時的で 
気休め的な効果しか得れないことが多いと思います。

②アートマ(実相)に心の眼を向ける

’アートマに目を向ける’とは、どういうことでしょう?

それは、信じられてもそうでなくても、自分自身が特別の存在であると
いうこと、神や仏の叡智(法則)が、自分自身を生かしていることを、
観ずることです。

自分の内奥を観ていると、不安や、悩みやわだかまりといったマイナスの
想念も、心をよぎることでしょう。
そういう時は、禅寺の瞑想の時のように、そうした想いの波を、雲の流れを
見ている時のように、ただ。心の眼で通り過ぎるのを、見守るのが、一番の
ようです。

肝心なことは、自分の中の、”叡智”に満ちた、”愛”、生かそうとする命の力、
それらを総称した、’アートマの働き’を凝視しようとしていれば、良いのです。

誰でも、特別の存在です。

体の”つまり”だけを解いて、本来の自分の中の、無限の底力(アートマ)に
意識を置かない限りは、備わっている自然治癒が 永続的に、発動することは、
難しいのです。

アートマ(自分の実相)とは’何ぞや?’
と 常日頃、本当の自分を見つめようとしている人たちの、本領はここで、発揮
されるでしょう。

三次元では、無限の可能性や、愛や、智慧などを、完全発揮することは、とても
難しいのですが、心の眼でそれを 凝視することは眼(まなこ)を閉じて、内観
することで可能なので、さほど、難しくないはずです。

内観が、少しずつ、重なっていくと、メンタルにも、自己のアートマへの自覚が
知らず知らずと、層を重ねて、強固になっていっているはずです。

こうして、ご自分のアートマを深く自覚しようとする努力が重ねれば、セラピー
施術のための手ほどきは 不必要と言っても 過言でありません。

なぜなら、アートマという自分と相手の、実相という的に”心の矢”を、
放った時、理屈ぬきに、施術が可能になるものだからです。

どういうことかといえば、そういう自分は、ただ、自分の感じるままに、
愛念を持って、相手(自己)の体に、手 を置いただけで、文字通り、気の流れ
が活発化して、免疫力が上がり、内臓の動きが、自発的に、活発化されるから
です。
 
”平常心” 

”病気になるのもよし、病気が治るのも良し” の 平坦な心境です。 
病気とか、身体の不具合は、一時的な現象だと、施術者は知っています。

相手(自己)の実相(アートマ)を観て施術していると、症状に一喜一憂は
しません。

良くなった・悪くなったと心を動かすのは、症状が治まったか、また、出て
来たかということに、一喜一憂することです。

でも、自然治癒力が発動していれば、症状が悪くなるように見えても、良く
なる前の、カタルシスだと、とらえます
私たちの身体は、文字通り、健康でも、毎秒、破壊と新生を繰り返している
のです

特に、悪い箇所の原因は、様々な身体内の、叡智のメカニズムで、いち早く
身体外に出そうと、痛みや、吐き気、げっぷや、下痢などの症状と共に、排出
されていきます。

この時には痛みや症状が伴い 不安になりがちですが、自己カタルシス
(悪いものの崩壊運動)と、考えると、むしろ、排出されていくことに、
安堵することが多いのです。

症状は一種の破壊です。 
膿でも熱でも、痰や咳、発熱などは、悪いものが破壊されるために、出てくる
のです。
”破壊された部分に、新しい組織(細胞)が建設され(造られる)” 時にも、
痛みを伴いますので、 症状が悪化したと思うことが多いようです。
  
この体に備わっている、自然の働き(治癒力)を理解すれば、症状に対しての、
恐れがなくなる。
病気の悪化の原因は、ほとんど、症状への恐れと、病気と闘おうとする、心の
取り組み方そうさせている場合が多いのです。  

”構える心”は、緊張を生みます。
緊張は”気の縮小”につながります。

そこで、順気の流れに、わだかまりを持たせます。

さらに、緊張は、逆に”隙(すき)”を作ることもあります。

その隙間(すきま)に、病気の下地である原因となる恐れの想念
がはいって、病気[風邪)を長引かせたりすることがあります。

ですから、セラピー施術の大事な目的の一つは、心身の’緊張を緩める事’
ともいえるでしょう。

体の細胞に安らぎを与える事、弛緩作用を起こして、バランスよく、体全体が、
リラックスして、心の緊張(不安など)を最小にしていきます。

そのうえで、施術する方では、相手の実相(アートマ)治癒力の完全性を、
の眼で焦点をあてていけば、自然と、相手の自然治癒力が呼び起されて
いきます。

④ 身体左右のバランス

そのことが大切な理由は、ある箇所だけが、ほどけ過ぎると、反応(もみほぐし)
大きく出る場合があるからです。

’反応’というのは、先に書いたように、良くなるための、身体の調節器官に
よって出てくる症状のことです

先にも書きましたが、微熱や下痢、腹痛や頭痛などの、症状的現象として
出てくることが多いようです。

過度な場合は、嘔吐なども伴ない、苦しみを倍増させてしまい、かえって、
恐怖心を呼び起こして、逆効果となってしまいます。
そのために、なるべく反応を少なくしたい・・・身体をほぐすときに、左右
のバランスを考えて・・という理由がそこにあります。

’バランスよく施術する’方法、というのも、マニュアルはありません。
一人ひとりの身体が違うので、施術しながら、施術をする側の身体に映って
くる感覚を大切にしています。

でも、初心者の方が自己セラピーをするときは、それも客観的に感じるのが
難しいでしょう。
その場合は、身体の左が重くて悪いから、といって、左を重点的にするのでは
なく、対照的な右の部位にも、施術をしてアートマエネルギーを注入していく
ことを、お薦めしています。
 
⑤施術する側の、アートマ想念が、相手のアートマ想念を引き付けることを
理解

’愛は愛を’、’恐れは恐れ’を、’怒りには怒り’を呼び起こすことは、皆様も
ご経験があるでしょう。

自分の、アートマを内観した、その同波長の眼で、相手(被施術者)の
完全性を見つめることで、気の流れの正常化とともに、心身がさらに、完全性
に引き上げられる効果があります。

この⑤の基本的な心の持ち方を、第一義に置くことで、自然治癒力の効能が 
発揮されことを、体験しております。
 
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脳と魂の場所

2023年07月08日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方
魂の領域はどこにある?    2023年7月8日
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前回、脳を解く意味と、具体的効果をお話した。
脳を洞窟に例えると、奥に行けばいくほど、より原始的な様相が見られる
いってもよいかもしれない。

間脳の下には中脳 があるが、網様体(もうようたいと呼ばれるところ
に注目したい。

この組織から刺激が送られる。
それは、目覚めるための信号のようなものだといわれる。

この刺激が、大脳皮質に送られれば、新しい皮質に向かって刺激を起こし、
五感の認識、目に入る光や耳から聞こえる音、皮膚上の接触している感覚、
筋肉の収縮、さらに、内臓の違和感(例:空腹感)などを、敏感に、受け取る
ことができる。

だから、脳学者は、精神活動を支える意識の調節で、最も、大切なのは
この網膜帯であるという。

一方、古い細胞は基本的な生の欲求を支え、新しい細胞は、創造性を支え、
脳幹の働きを加えて 生きるためのバランスをとっているわけだ。
だから、
“人間が植物みたいにただ生きるだけなら、脳幹から下があればよい。
動物のように本能のままに生きるのなら、古い皮質から下があればよい。“
という、言葉が生まれた。

古代ギリシャの哲学者 アリストテレスは 人間を、植物心、動物心、
人間心を持った生き物と定義しているようだが、それも興味深い。
ところで、メンタル的には、脳幹の働きが理解されるが、ソウル(魂)的
には、頭のどこに、それは影響を受けているのだろ??
 
言葉を換えれば、 ”魂の領域”はどこにあるのだろう?

それを考えると、いつも思い出す、エピソードがある。
外国での実話だ。
長い歳月、意識のない植物人間と、医師や看護婦からみなされた患者が
いた。
ある時から、優しい看護師が彼の担当になった。
彼女は、来ると、反応が無い彼に向かって、絶えず話しかけていたという。

それが、きっかけだったのだろうか? その患者が、ついに、感情表現の
術をとりもどし、植物状態のままで、道具をつかって、対話ができるように
なったという話だった。

しかし、彼には、植物状態とされながらも、感情と考える力はあった、
と、後から伝えた。
だから、枕元で、繰り広げられる、職員たちの赤裸々な会話を彼は聞いて
理解もしていた。 
 
そうした言葉に 秘かに傷ついたり、自分の意見を表現して、反応したいと
思ったときがあったという。
しかし、表情筋も、身体のどの部分も、動かすことはできなかった。

体のどこもかしこも硬直しているから、表情も固まったまま・・・
それが10年以上続いていた。
誰もが、彼のことを、身体は”生きている”ものの、心のない、精神活動が
不能な患者としか認識していなかった。

何かの拍子でいつものように、語り掛けた看護婦は、その植物人間のような、患者が自分の言葉に反応していると、感じる瞬間があった。
もしかしたら、彼の意思を伝えてきているのではないかと、看護師は、
直観した。

10年間、表情一つ変えたことのない彼に、特別な最新技術を使った、
コミュニケーション手段の器具が与えられた。
すると、それを使って、この患者が、意思疎通を開始したのだ。
こうして、今では、この患者は社会的な働きも可能になるほど回復した~
と以前、テレビのドキュメント番組で特集していた。
 
このエピソードは、魂の領域はどこにあるのか?という答えにヒントが
与えられているように思う。
脳ではないようだ。
身体の、どこかの機能、たとえば、心臓(ハートチャクラ)でもないようだ。
魂の所在・・・私はこれは脳をどんなに 医学的に、分析しても分からない
のだと思った。

脳を検査して、データをかき集めても、魂と脳との直接的関係は、出て
こない。
もし、それが可能ならば、10年間という歳月を待たずに、脳のデータで、
何らかの処置がとられたと思う。

それでは、どこに、魂はあるのか?

覚者は言う。”それは、人間の身体を、覆っているように、存在している
大きな、エネルギー態こそが、それである”と。

私たちの体に、かぶさるように存在している魂の領域は、どんなに肉体が
変化しても決して変わらるものではないという。
だからこそ、身体は植物化していても、魂としての彼の人格は、うずもれる
ようにして、生き続けていたといえるだろう。

そして、また、だからこそ、死んでも、ヒトが生き続けるという意味が
わかる。
輪廻転生という考え方も、魂は個性として持続し、意識を持ったまま、次
の”世”に引き継がれる、というのも、筋が通る。

そして、さらに、ヒトは、身体次元という三次元の物質的存在ではなく、
魂という、数次元の幅をもった、存在で、目には不可視の科学的立証
(生まれ変わり)の事実を裏付け、死に対する恐れを一掃して、生きる
勇気を与えてくれる、考え方だと思う。





 

 
 
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