自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

心の指標①

2024年06月08日 | 今朝の”インスピレーション”


今日の心のゴミは、今日中にシュレッダーにかけて屑箱へ”
06/08/’24
******************************

今日からこのジャンルを加えました ”今日の心の指標”

朝 起きて”今日はこれを、徹底しよう”と私自身が、決めたことを
共有させていただきます。

6月8日の今日の指標は、冒頭の
今日の心のゴミは、今日中にシュレッダーにかけて屑箱へ”です

昨日の就寝前 二日ぶりに、アートマセラピーをして順気を身体に
通して、それから瞑想中、パラムアートマ(宇宙の完全なプラナ)と
アートマ(私の中の魂の純粋性の部分)を直結させて休みました。

そして、4時半に起床できました。
これをしないで寝ると、何かが、違うのです。

まず、朝、すっきり起きれません。
身体のどこかに凝りを感じ、歪みが残っているのを感じます。

その凝りを解こうと思うのですが、起床すると、次々と所用がでてきて、
余裕のないまま、一日が過ぎてしまいます。

が、その身体の昨日からの”つまり”は、身体に残ったままです。
就寝する前に解こうと思っても、身体の重さが余計に眠気を呼んで、
そのまま寝落ちしてしまうのが常でした。

ところで、”心の掃除をしない”と、なぜ、身体の気の流れが”停滞”
するか?

身体の”コリ”一番の要因は、姿勢や運動過多や、食生活などだけでなく、
”心のゴミ”なのです。

”心のゴミ” とは、、一日の仕事や人間関係などの中に、知らず知らず
のうちに溜まる、”心の負荷”です。

具体的には、小さな不満や、不納得、自他への批判や、愚痴のもとになる
感情でしょう。

さて、そこで、今日たまった、心のゴミは、就寝前に、心のゴミ箱に
捨てることを、今日から、徹底することにします。

方法は、いろいろですが、目的は、こうした負の想いを捨離すること
そして捨てあとに心地良い優しく平和な心持ちで満たすこと。

それと、もし、ご自身の身体に気を流すことができるかたは、
どうぞ、全身のバランスを整えてみてください。

心と身体は一体ですから、身体が整ったところで、心のゴミを捨てる
ことは、凝った身体でするよりは楽なはずです。

良い一日をお過ごしください


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言葉足らずの昨日の投稿の”補足”

2024年06月06日 | 協会ホームページ


昨日の投稿記事ですが、言葉足らずのところを
補わさせていただきました。

後半の2014年の投稿記事の、最後の方です。
こちらとなります。

********************

つまり、ある症状のある個所に対して、医学的措置を
とるのが当たり前だが、実際は、そこの細胞は体全体の
細胞と繋がっていて、有機的なつながりから、それぞれ
の伝達意思を行って 身体の健康的統合を図っている。

これを博士は、”今の今、総合的にすべての宇宙が統括されて
いる”力と同様の力が身体に働いていると表現している。

ここで言われている細胞の伝達、結びつき、身体の統合、
ひいては、宇宙の統括、の、大きなエネルギーとは、
何か??

どうしたら、その力を引き出せるか?
引き出して、実践生活に応用できるか??
私たちの身体エネルギーを高めれば良いだけだ。

心と身体とは表裏一体であるから身体が病めば、
心もどこかで病んでいるということになる。
心を正常に戻せばよい。
心を正常に戻すとは、陰陽のエネルギーの陽の気で
満たすこと。
陽の気というのは、静謐(せいひつ)かつ、愛に満ち
確信と実効性を持つエネルギーだ。

(具体的には、’怒り’より’赦し’、’文句言って留まる’より
’目的に向かって前進’、’嫉妬’より’喜びの共有’、’責める’より
’愛と理解’・・前者が陰のエネルギーなら、後者が 陽の
エネルギーです。)

そのために、私は、世界最古の哲学書、インドの”ヴェーダ書”
の語彙から、この力の本源を、”パラムアートマ(神)”

そこから届く叡智やエネルギーを、
受け止める心を、”アートマ”と呼んでいる。

これ(パラムアートマの叡智や愛、外部から影響を受けない強さ)
は、親の保護と慈愛が子供に与えられるように、瞬時、
個人のアートマ意識に、流れ続け、心には陽エネルギーとして、
身体には、自然治癒力や、命力として、表現されている。”(以上)

上記の赤茶色の部分が補足箇所となります。

(昨日のオリジナルな記事を補足したうえで、こちらを
投稿しましたが、それも、今、補足文字を継ぎ足し修正を
重ねていたところ、昨日の投稿修正記事とも変わって
しまいました。

古い記事に特に言えますが、自分にとっては当たり前の事
であることが、他者の方がご覧になったとき、理解できない
事であるというのが、良く分かり、反省しています。

わかっていただくためには 言葉を、積み木を重ねていく
ように、なるべく具体的な表現で緻密に重ねていく必要が
あると思いました。

さらに、一つの言葉でも、受ける相手によって、皆、その
受け取ったときの心象や意味合いが異なるということを 
深く認識しました。

随って、遅ればせながら、そういう意味合いから、今後は、
過去に発表した記事でもそうした理由で、理論の
ジャンピングによって、今、読んでみると、本意が伝わり
ずらいと 反省した記事を これから取り上げさせて
いただきます。

欠けている言葉を補足、または、表現を別な言葉で
置き換えていますので、もう読んだと思われる記事でも、
どうぞ、ご一覧くださいますように、お願い申し上げます。



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自然治癒力セラピー協会のブログ

2024年06月05日 | 協会ホームページ

初心に帰る ということ。

*****************************
すでに、ブログを書き始めてから、今日で、4310日目
になります。
 
  • トータル閲覧数 1360901 PV
  • トータル訪問数 605491 UU

閲覧されたページは百三十万越えです。

でも、一日で、何千万という人を引き付ける、SNSサイト
と比べたら、ほんの僅かの数にすぎません。

 が有名な芸能人や、魅了させる歌や踊りの動画と異なり、
固い内容に加えて 写真もない、字面(じづら)だけ並んだ
このブログをこれだけの読者の方たちが読んでくださったと
思うと、感慨ふかいものがあります。

以前にも書きましたが、このブログは 立ち上げ当初からの
主旨を貫き、一貫性は変わりません。

簡単にまとめると以下の数点かと思います。

① 人の魂の’本質’は、’宇宙意思’ とつながっています。

’魂の本質’ を ’アートマ’(愛と平和と、智慧に満ちた存在)
と定義してます。

一方、見えない臍の緒(へそのお)のように、それと
つながっている’宇宙意思’は、(パラムアートマ)と
定義してます。

この”パラムアートマ”という言葉は、これまで、あまり
登場していません。
別名、神とか、宇宙意思とか、大いなる存在とか呼ばれています。

 ② 人は小宇宙と言われています。

宇宙は、星と星とのぶつからず、完全な運行をみても、人も
それと同様に、本来は、健康であり、調和と安寧に満ちている
のです。

③ それを司っているのは、”生命力”で、プラーナとも呼ばれ
ています。

本来の健康を保持するために、さまざまな身体の調整や臓器が 
瞬時、私たちの意識とかけ離れた次元で、つつがなく行われ
私たちは生きていられます。

そして、少しでも異変があった場合は、”自然治癒力”が自動的に
働くようになっています。

④ 身体は、生命力によって維持され、その生命力を
コントロールできるのが、”アートマ”意識です。

つまり、私たちの現在意識とかけ離れたところで、
身体細胞が働いているのと同時に、その働きと、私たちの
心の動きは、表裏一体でもあるということです。

⑤ ’心と身体が一体である’というのは、たとえば、心が
不安もなく、調和と安寧で満たされていれば、’病’は 
ありません。

周りを見ても、これだけ、病人にあふれているのは、
社会的な風潮からして、心が不安や恐怖で一杯だからでしょう。
それを浄化する機会が′無い’し、浄化する意義も、理解されて
いないということなのでしょう。

 ⑥ 身体に異常を感じた時、薬や、その他の物質的手段や、
代替え療法に頼るのは、常識化されています。

が、そのとき、つまり、自分(アートマ意識)への信頼を忘れ
た瞬間、 ’生命のコントローラー’ 、つまり、身体の”主人の座”
を、薬などの、’外の手段’ に譲ってしまうのです。 

⑦ が、宇宙意識は言います。

”すべての人は、自分の持つ、パラムアートマと直結
したいという願いを忘れることないだろう。

なぜなら、その時こそ、信じられないほどの能力(パワー)を
発揮して、不安や恐怖の世界から、羽ばたけることを 潜在的
に誰もが、知っているからなのだ” と。

今、地球人口の全員は、それぞれ、厳密に言えば、異なる
”人生道”を歩いています。

だれ一人として、自分と全く同じ、人生コースはないはずです。

が、私たちの行きつくゴール(何十年、何千年、または、
何万年かけて)は 同じで、”宇宙意識と自我意識の一体化”
である~というのです。
そのとき、”病や不安”、”不幸や悲しみ” などという地球用語を
使わない世界に 魂が昇華するでしょう。

 そのために、つまり、このゴールに興味を持っている方を対象に
このブログでは、これまで、様々な覚者や 叡智ある学者たちの、
言葉をご紹介してきました。

 ところで、以下は、2014年5月3日、今から10年前に発表した
記事内容です。

 すでに、読まれた方もいらっしゃるでしょう。
傍題にあるように”初心に帰る”ための、記事かもしれません。
長くなりますが、続けて、簡単にご紹介させてください。

 

2014・5・3

******************************

 


’アートマセラピー協会’と当初、法人名を行政に提出したら、
内閣府のNPO識別担当者からコメントがきた。
アートマの意味が不明だという。

(註:2024年の現在なら、パソコン検索すれば、この言葉は
いくつか事例とともに、意味付けがでてくるはずだ。
が、10年以上前は、アートマという言葉は、検索にも
引っかからず、一般的でないという理由で、却下された)。


活動内容を彷彿とさせる言葉に変えてほしいと言われた。

自然治癒力セラピー協会の正式名は、”Spontaneous healing 
therapy Japan”という。
この、"スポンテニアスセラピー"という言葉はさらに、漠然と
した言葉であるのかもしれない。

アートマというのは 人間の持つ大生命の力、あるいは、仏教で
いうところの仏性のことで、純粋で、円満完全な人間の本来の
資質をさしている。

そして、この本質的自分(アートマ)に立ち返ったとき、心身は
自然治癒力が最大限に発揮されて、病的症状は、健康体として、
復帰するという臨床的実例から”アートマセラピー”と協会の施術を
名付けている。

さて、後者の言葉、拙協会の名前にもなる、’spontaneous healing ’
という言葉に出会ったのは、1997年に書かれたDr. Lee E. Warren
博士のレポートだった。
 
’Spontaneous healing ’という言葉を善意なる目的で、引用・
公用することはかまわないという博士の好意に甘えて,協会の
正式名称に,使用させていただいた。

ところが、英語の長い名前では、協会が、どのような活動内容か
わからないという、再度、当局の反応があり、日本語の便宜的訳を
同時につけることにした。

それが、”自然治癒力セラピー協会”という和訳だった。

レポート(*1)の中で博士は次のように述べている。
”spontaneous healing (自然治癒)がなされる根本は、
心理的またスピリチュアル的なレヴェルにあるべきといえる。”

私は、治癒するためには、”スピリチュアル的なレヴェル”が
必要だとする、博士の意見に、心から共感した。 
現代医学ではどのように病を扱っているのか?といえば、
博士はこういう。
 
”There are two errors or flaws with modern medicine's
 line of thinking.
The first is that modern science treats the physical body 
like a mechanicaldevice;a plane or car.”

須田訳) 
現代医学の考え方の流れには二つの過ちがある。
まず、人間の体を車や飛行機のように、機械的なものとして扱って
いること。

さらに、博士は付け加えている:
”人は、肉体的なパーツの寄せ集め以上のものだ。
サイコロジカル、かつスピリチュアル的な存在として
生まれた。
だから、西洋医学の2番目の過ちは、これらの側面を熟慮
しないことにある。
なぜなら、科学的にこれらの原因を真に挿し図ることは
不可能だからだ。” 


博士だけでなく、現代の量子力学でも 現代の医学に疑問を
なげかける。
たとえば、Bell Theorem の論文(*2)には以下のような
一説がある。

”There is something non-physical that connects or
communicates with two atomic particles once joined.
When they are separated by great distance any change
in one of the particles is instantaneously reflected in 
the other particle."

須田訳)
非物理学的結合、あるいは、相互伝達が、結合した原子
細胞においてみられる。
一つの細胞が、かなりの距離をおいてそれぞれ分断された
としても、一つの細胞が何等かの変化を示すと、他方の細胞
に即座に影響を与えるのだ。

このBell Theoremの語った箇所は 違う言葉で
以下のWarren博士の言葉になる;【言葉数の関係で
ここでは原文省略 オリジナルの記事には載せています)

”この細胞の伝達の話には、非物質的で空間や時間に左右されない
何らかの力の作用によると考えられる。
それによって、今の今、総合的にすべての宇宙が統括されている
所以でもある。
我々の肉体を構成している心理的精神的要素が、同様に関連
しあって体を維持していることもかくあるかのようだ。”

つまり、ある症状のある個所に対して、医学的措置をとるのが
当たり前だが、実際は、そこの細胞は体全体の細胞と繋がって
いて、有機的なつながりから、それぞれの伝達意思を行って 
身体の健康的統合を図っている。

これを博士は、”今の今、総合的にすべての宇宙が統括されて
いる”力と同様の力が身体に働いていると表現している。


ここで言われている細胞の伝達、結びつき、身体の統合、
ひいては、宇宙の統括、の、大きなエネルギーとは、何か??

どうしたら、その力を引き出せるか?
引き出して、実践生活に応用できるか??
私たちの身体エネルギーを高めれば良いだけだ。

心と身体とは表裏一体であるから身体が病めば、
心もどこかで病んでいるということになる。
心を正常に戻せばよい。
心を正常に戻すとは、陰陽のエネルギーの陽の気で満たすこと。
陽の気というのは、静謐(せいひつ)かつ、愛に満ち
確信と実効性を持つエネルギーをさす。


 
そのために、私は、世界最古の哲学書、インドの”ヴェーダ書”
の語彙から、この力の本源は、”パラムアートマ(神)”であり、
親の遺伝子が子供に流れるように、その本源の力が私たちに
与えられ、生命力となっているので、”アートマエネルギー”と
名付けた。


 
そのエネルギーを引き出すことが、自然治癒力の原点である
こと、それによって、薬に全く頼ることなく、様々な闘病生活から
回帰したことで、ノウハウを皆様にご紹介しようと、このブログ
を始めた次第だ。


 

 立ち上げ当初の、2014年1月 町田市、街カフェのブースにて・・・

 

 

 (*1) PLIM Report,1997,Vol.6,No.5

 (*2)"Has Science Found God in Non Local Reality"

 p.16 in the September/October 1996 issue of the "PLIM REPORT"

 

 

 

 

 

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自然治癒力とスキンシップ

2024年06月02日 | 健康を実現するための言霊(マントラや真言)
前置き)
㋄31日に投稿した ”一元論”と、
6月1日に投稿したと”ストレスと病”の共通項は、
心身一如(しんしんいちにょ)である。

”すべてが善で、完全性をもって存在している”という、
”一元論”は、
”心と身体は、一体であるから 心がストレスフリー
になれば、身体は健全に向かうし、心がストレスで
苛まされれば、身体も病で苛まされる”という、
心と身体の一体性(”心身一如”)に被さる。

なぜなら、”心の完全な安寧が持てれば、病も癒され、
消える”という反対の理論が成り立つからだ。

そこで今日は、癒しについてのお話を・・。
癒されることは、結局、本来の自分に立ち戻ること、
つまり、愛や優しさに満ちて、安寧の心持にかえること。

その時、心が”自然の自分に回帰”するわけで、同時に
”身体も完全なる健康に戻る”という”心身一如”の
方程式が成立する。

*****************************


ところで、古い皮質がカバーしている、”本能的三大欲求”
いうと、皆様はどのような欲求を思い浮かべるだろうか?
 
体の維持補填のための食欲、種族保存のための性欲、もう一つ
は睡眠欲かと思っていたが、その代わりに、’集団欲’ という
本能的欲求がある事を、最近知った。 

集団欲とは?
人間の人格形成の礎(いしずえ)として、この’集団欲’が、
生後三歳になるまで、どのように満たされてきたかで、
その後の成長や人格形成に影響するほど、大切らしい。 

例えば、三つ子の魂100まで’ という諺があるが、医学的に
その意味が当てはまるという。 
これは有名なサルの実験でも明らかになった。
 
米国のH.ハーロー博士が子ザルを使ってスキンシップ研究
で行った実験だ。生まれてすぐの子ザルを親から隔離して、
6か月間、全く他のサルと接触させず育てる。

その孤独な子ザルを、普通に育っている子ザル達の中に
入れるとどうなるか? 

全く、仲間になじめず、一緒に遊ぶことができなかった。 
生後すぐでも、親との隔離期間が3か月以内だと、
話が違った。 

彼は、普通に育っている子ザルたちと距離を置いていた
が、一週間ほどで、普通の子ザルたちと遊ぶだけの
適応性を身に着け、何とか馴染むことができるよう
なった。
 
一方、6か月間、生まれてすぐ親猿と隔離された子ザルは、
成長してどう変化するのか? 

成長したメス猿、無理やりに交配させ妊娠させて見る。
子供が生まれても、生まれた自分の子供に対してすら、
警戒心をいだき、放り投げ、母親の自分に近寄せまいと
たり、中には、自分の子供をかみ殺すは母親もいた
いう。
 
このサルの実験を通して推測できることは、人間の幼児
生まれて3年の間、周囲の人たちとのスキンシップが豊富で
あればあるほど、身心ともに安定した成長を遂げている
という。 

特に、授乳期の母親との関係は大切でこの時期に十分、
抱っこされたり、あやされたりとスキンシップとともに
愛情をうけることができるかどうかが、健全な成長の鍵
のようだ。

もし、この隔離された子ザル同様に、スキンシップや
親からの優しい扱いを受けることなく
育てられるとどうなるか? 
 
成長していくにつれて、社会不適応、人間関係不全、
家庭を持っても育児ノイローゼや育児拒否などを
こしやすいと考えられる。

反対に十分なスキンシップや親の愛情の中で育った子供は、
成長ホルモンの分がよくなり、身心健全に育つ傾向がある” 

と心療内科創設者、見酉次郎博士は述べている。(*1)
 
 

そういえば、ジプシーと呼ばれるボルネオオラウータン
をご存知だろうか?

多摩動物公園(園長 永井清)に彼女が2歳のとき
日本にやってきた。 
飼育員さんたちの暖かい愛情を受けて大切に飼育され
成長していくうち、いの間にか、人間を慰める大きな
存在になっていたという有名なオラウータンだ。

2017年9月に推定年齢62歳で亡くなったが、多くの人間の
ファンを持ち、彼女の持つ癒しの力には定評があった
ようだ。
 
どのようにして、2歳まで不遇な境遇で野生の中にいた
ジプシーが、その瞳で見つめるだけで無言の愛情を人に
与えるという稀有な”セラピスト”的存在になったのだろう? 

ここにも、”三つ子の魂百まで”の諺を彷彿とさせる、
彼女の幼年時代の話があった。 

それは、ジプシーを飼育することになった職員の方たちと
のスキンシップ、そして、心の通いあう暖かい、相互交流
だった。
 
次の言葉がそれを物語っている。
幼児期のジプシーの受けた心暖かい世話がよく伝わってくる。
 
ジプシーは)叱られた後に眠るのではなく慰められた後 
眠りました。
叱られた後眠るのではなく、抱きしめられた後、眠りました。

無視されたあとではなく、見つめられた後眠りました。

恐れの中眠るのではなく、安心の中眠りました。

あきらめて眠るのではなく、満たされて眠りにつきました。
 
今日のブログ冒頭の話に戻ろう。
どんなに優秀なロボットの子守がいたとしても、
人間の子供を抱きしめるときのように、愛をこめるこ
ができるだろうか? 
 
人間が心から悲しいとき、愛情のこもったまなざしで人間を、
見つめることができるだろうか?

そして、安心や慰めや力を与える”癒しの言葉”を状況に
合わせて投げかけてくれるだろうか? 

冷たいロボットが冷たい人間の心を満たすために、
その人の体に、暖かい息吹をふきかけるとができるの
だろうか?
 
否、何も言わなくてもいい。

ただ、その存在を感じるだけで、心を慰めることの
できる存在もいる。

自然といわれる、山川湖、森や海などであり、樹木や花、
ペット~犬、猫、鳥、魚、爬虫類 etc. であったり、・・・・

人によっては、ロボットのように、生命の無いモノ、車や
電車などの乗り物や、~マニアとして夢中になれる
対象物だったりする。 

そう考えてみると、人の心から、そうした対象物への
愛情や優しい興味を引き出してくれる=そのこと自体がすでに
”癒し”としての役目を果たしているのかもしれない。
 
’心身一如’の話題からずいぶん離れた話になってしまったが、
心と体が一体であるということ考えていくと、
医学的だけではなく、色々、深い意味合いがあるようだ。 

 
 
 在りし日のジプシー
 
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ストレスと病

2024年06月01日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

前置き)

今日のお話の中に、腎臓や肝臓の働きを何項目か

上げました。

皆さまは、これをサラッと読んで

”それは生物の時間の学校で習ったから知っています”

とおっしゃるのでしょうか?


私は、これらの働きが、自分の身体の中で”私”の意識の

ないところで、当たり前に毎瞬間、行われていることに

畏敬を感じます。

私の知らざる”世界”で、コンピューター能力以上に、

緻密に計算された、身体機能の働きが行われ、そこに

”生命”という別名、”神の力”を 感じざる得ないから

かもしれません。


********************************************************

 

胆石の原因は胆のう内に胆汁が滞(とどこお)り、

その水分が吸収され胆石となる。

胆のうの働きは、胆汁を出して、脂肪を乳化させて、

腸内の吸収を高め、 腸の扇動を促進させることだ。 

それによって、腸の内部物の腐敗を防ぐ。

 

胆のうがとてもストレスとの関係に深いという理由は、

その出口にある、括約筋(かつやくきん)には、人の名前が

ついているも無関係ではなさそうだ。

出口に着いている括約筋は、オディ氏筋と呼ばれ、

とても精神的影響を受けやすいということでオディ氏という、

人の名前がついているという説があると聞いた。

 

この括約筋は 自律神経 の働きで 幽閉作業を行っている

ので意識的にコントロールできないが、普段 どんな

想念・感情を抱いているかによって、働きに違いが

出てくると言われている。


非常に我慢強い人、頑固な人、融通の利かない人、などは

緊張が多く、それがストレスとなり、自律神経が容易に

正常に働かなくなることで胆石ができやすいという。


それは、ストレスの大きい人は、食べ物にも偏りがみられ、

濃厚な味加減を好み、水分摂取もわずかであったりして、

体液の濃度が増加しやすい傾向がみられるからだ。

 

何故、 胆石が痛いというかといえば石が自然に流れ出よう

として、細い胆管に 詰まってしまうからだが、私の

クライアントにも胆石を持った方がいた。


2011年から 結石で、痛い思いをされた経験をもつ、

Uさんが アートマセラピーの施術に来られていた。

週に一度、続けられて、まず、効果は”精神的に変わってきた” 

という自覚だった。

どう、変わってきたかと言えば、以前は、長い踏切などで

待たされていると、イライラしたのに、気が付くと、

せっかちさ や イライラ感、 人に対しても、怒りっぽさなど

が抜けてきたということだった。 

 

例えば、こういう小さな事件があった。

Uさんは、高価な、サファイアの指輪をご自分のラッキー

ストーンとして、はめておられた。

或る日、コンビニで買い物をして、運転してから 

しばらくして、いつもの光が薬指にないことに気がつき 

咄嗟(とっさ)に、コンビニの駐車場で落としたに

違いない~と直観した。


以前のUさんなら、きっと、戻る短い時間の運転中、

とても、気がせいていたはずだが、その時は運転席で、

あっても良し、無くても良し” と達観、気持ちを

ラクに元来た道を戻ったという。

はたして、駐車場に着くと、いきなり、きらり と

閃光を放つ、指輪の石を発見。

やはり、思っていた通りの場所にあったこと。

そして、時間がたっていたにもかかわらず、だれの手にも

渡っていなかったこと。


その上で、ご自分の、達観した心持を体験されて、

自分は変わった”と 感じられた話しをされた。

言い換えれば、これまでより、ストレスを感じる頻度が

少なくなったことでもある。

それは自律神経の働きに影響を与え、当然、胆のうの

働きも向上してくる。

 

それを証明することが起こった。

その後、Uさんはお仕事で関西に行かれることになった。

もし、その間、結石が、体の中で動いて傷みを覚えたら 

どうしようという 不安を持って、セラピー施術を

受けに来られた。

特に、胆のう付近に、異常は感じなかったので、

関西でのお仕事に支障はないと お話しした矢先の

ことだった。


出張へ行き、朝方、Uさんは、トイレへ行かれた。

そのとき、カチン と金属音とともに、体から何かが 

排泄された感覚があった。 

良く、眼を凝らしてみると、小さな米粒ほどの、石だった。


こうして、Uさんは難なく、体から、胆石を自然に体から

排泄することができた。

 

胆石の激痛、その理由は、結石が体の外に出ようとする

働きでもあるわけだ。 

このように痛みは自然治癒力の発動とも理解できる。


だから、それなりの対処は時々に必要となるだろうが、

“恐れ”を必要以上にいだく必要はないということでもある。


体は自然の働きで、異物を 外に出そうとするからだ。

そして健常な体にもどろうという自然治癒力を持っている。

 

生命医療を提唱した内田医師はこのことを、こう書いている。

胆石の激痛発作は症状であり、異物排除という自然療能力

の顕れでもあるのです。

平素からリラックスにつとめ、また、仕事等で 緊張した

あとは、ほっとして、深呼吸をして、気分を緩める方法

をこうじれば、胆汁の流れをよくし、

病気の手軽な予防でしょう。“(引用終わり)

 

腎臓の働きは、

①体内に生じたタンパク質の分解産物、体内に

吸収され解毒された不要物質を尿として排泄。 

②病気になって、体内で異常な新陳代謝が行われる

ときは、それらの分解産物も尿として排泄。 

③水分や塩分の排泄も行う、

④ 体液の調整 

 

こうした腎臓の働きも、交感神経・副交感神経の、

自律神経の支配を完全に受けている。

今までみてきたように、自律神経 を作動させている、

私たちの感情や、感情の元になる、想念、さらに

想念のもとになる、潜在意識の浄化などが、その機能

を正常に保つために必要だ。

 

さて、腎臓とくれば、肝臓。

そこが肝腎である。” 

という言い回しをする場合の“肝腎” とは、

肝臓と腎臓 をさしているほどこの二つの臓器の

重要性が理解できる。

肝臓はとても強い臓器と言われ、その理由は70%ほど

肝臓の一部が切開され取られても、再生可能だからだ。


肝臓は横隔膜の右下にあり次のような働きをしている。 

①血管が集まって、血液中のたんぱく質、糖質、脂肪

などの栄養素を加工して 蓄える働き。

②解毒作用、

③血液の循環と調節、

④胆汁をつくる、

⑤ビタミン貯蔵、

⑥止血剤をつくり、有害物質にたいし、酸化・還元作用

を起こし、グルクロン酸・硫酸その他と抱合。 

そうして、毒性を低めて、溶けやすい物質にして、

排泄させるという、自浄作用 

 

こうした役目を果たすためには、肝臓内の血液循環は

スムーズであることが条件で、動脈硬化や血管の収縮を

招かないために、自律神経を十分に高めることが

腎臓に劣らず大事だということになる。


精神的ストレスや過労は、肝臓に分布されている

自律神経に直接影響を与え、肝臓血管も収縮して、

肝臓の機能である栄養分の運搬やさまざまな化学作用

支障をきたす。


簡単に申し上げれば、要は、ストレスを受けたら、

本来の自分(安寧で自他に対して思いやりの持てる自分)に

戻ることによって、心身健全に立ち返るということだ。





 


 

 

引用した本: 

生命医療を求めて” 内科医 内田久子著 

平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社

 

内田医師について: 

昭和2年大阪生まれ・昭和25年大阪女子高等医学専門学校

(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、国立療養所、

私立病院内科部長を経て講演活動も行った 



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