アヴェ・マリア! 使徒聖ペトロとパウロの祝日の前日にて
聖ピオ十世会国際ニュース:フランス
2006年7月30日(主日)にパリのサン・ニコラ・ドュ・シャルドネ教会でルター派牧師が異端説を放棄してカトリック教会に帰正する。
スエーデンのオスカルシャム(Oskarshamn)教会のルター派牧師ステン・サンドマルク(Sten Sandmark)は、スエーデンとドイツ語のマスメディアに、自分がルター派教会を去り、一、聖、公、使徒継承の教会に帰正することを宣言した。
およそ10年以来、真理を探求する彼の霊的道のりは、カトリック教会に彼を近づけた。スエーデンの教会当局は、とりわけストックホルムの司教(スエーデンにおける唯一の公式のカトリック司教)は、彼の改宗をあまり歓迎しなかった。司教はむしろ、カトリックとルター派との姉妹教会が普遍のキリストへとともに平行して歩んでいることを語った。
この牧師によると、司教とともに、現代のミサと現代の神学がカトリックに帰正することをためらわせた。「私は、ルター派主義とまた出会うために、これを棄てることはできなかった」と報道機関とテレビの前で宣言した。
彼は、真のカトリック教会を探していた。古いミサ聖祭の聖なる典礼様式、聖体礼拝、聖母マリアへの崇敬、聖トマス・アクィナスによる神学、つまり一言で言えば、不幸なルターが、そしてつい最近では第二バチカン公会議後の教会が棄てたものを探していた。
そしてついに或る巡礼の機会に、ステン牧師は自分の探していたものを自分のオスカルシャム(Oskarshamn)教会に見いだした。それが聖伝のミサ、永遠のミサ聖祭である。彼は涙を流して感動した。
彼とその助手の公式の帰正式は、2006年7月30日(主日)にパリのサン・ニコラ・ドュ・シャルドネ教会(=聖ピオ十世会の司祭が聖伝のミサを捧げている教会)で10時半の荘厳ミサの際におこなわれる。。
スエーデンでのルター派教会(今でも国家宗教としての教会)の状況はますます緊張している。2005年10月、同性愛者の典礼上の結婚が認められた。ルター派の司教と女司教との間の公然とした道徳的逸脱がますますスキャンダルとなっている。(スエーデンのルター派司教は12名いるがそのうち2名が女性。その一人の女司教は自分をレスビアンだと主張している。一人の司教は既に3度目の結婚をしている。云々)
「これら全てが、私をしてこの構造から出ることを要請した。この中では私はいかなる責務を受けることができなかった。」
ステン・サンドマルクは「完全な」カトリック信仰を見つけるため、特に「自分の霊魂を救うため」にルター派教会を去る。彼はこう強調する。「私たちはルターが間違いを犯したところまで戻ってそこから正しい道を歩み始めたい。」・・・
この帰正の後、ステン牧師は聖ピオ十世会の神学校で勉強をしたいと望んでいる。それはカトリック司祭となり、永遠のミサ聖祭を捧げることによってスエーデンで宣教をすることが出来るためだ。
願わくはスエーデンの守護の聖人かつキリスト教ヨーロッパの守護の聖人の一人である聖ブリジッタが、その勇気ある歩みにおいて彼を助け、将来の使徒職を導き給わんことを!
私たちは、サン・ニコラ教会で帰正式が行われることを喜ぶ。サン・ニコラ教会は象徴だ。カトリック教会の信仰の象徴、回心を呼び覚ます完全な信仰の象徴である。それは信徒をカトリック教会から離している現代のエキュメニズムの反対である。
ザヴィエ・ボヴェ神父
http://www.laportelatine.org/accueil/communic/2006/abjuration/abjuration.php
より
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