アヴェ・マリア!
ダライ・ラマの来日の目的と、その目ざすところ
【参考資料】世界統一宗教へ向かう動き
ダライ・ラマ、伊勢神宮を訪問 2007年11月18日 15:19 発信地:三重
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は18日、三重県伊勢市の伊勢神宮(Ise Shrine)を訪れた。ダライ・ラマは2003年に初めて伊勢神宮を訪れ、伊勢神宮参拝はこれで2度目、日本の伝統に従って2度拝礼し、五十鈴川(Isuzu river)の水で体を清めた。ダライ・ラマによると、今回の訪問は「世界中の聖地訪問」の一環で「すべての宗教(ママ)の目的は愛を伝えるということと、人類を救うというところで一致している。ゆえに、宗教間の調和と統一は非常に大切だ」と述べたとのこと。
何故、観音菩薩の化身であり転生と自称するチベット仏教の指導者が、伊勢神宮でその奉られている神を参拝することが出来たのか? ダライ・ラマは何を自らのミッションとして活動しようとしているのか?
イスラエルのアシュケナジの主席ラビであるヨナ・メツガーは(アシュケナジーとは、東欧系のユダヤ人のこと)、イエルサレムに「国連」の宗教版("a religious United Nations" いわば世界宗教連合)を創立することを提案してきた。
ヨナ・メツガーは、高位のユダヤ教指導者やイスラム教指導者たちとエキュメニカルな会合を開き、2006年3月にはスペインのセルビアでイスラム教指導者(イマン)とユダヤ教指導者(ラビ)の国際会議ではダライ・ラマをも招いてこれを訴えた。
メツガーは、「宗教連合」(United Religions)は、国際連合 (United Nations) に対抗するもので、世界諸宗教の代表者が名前を連ねることになる、そしてダライ・ラマに、この「宗教連合」議長となることを提案。ダライ・ラマは、この提案を大変喜び、メツガーの計画実現のために協力すると言ったそうだ。
Dalai Lama meets chief rabbis, Muslim leaders | Jerusalem Post
Dalai Lama Meets Chief Rabbis, Muslim Leaders
Jerusalem, 20 February 2006 (By Matthew Wagner, The Jeruslaem Post) - Chief Rabbi Yonah Metzger called on Sunday for the establishment of "a religious United Nations" representing the religious leaders of all the countries in the world. Metzger suggested establishing the religious UN in Jerusalem and placing the Dalai Lama at its head.

David Ben-Ariel によれば、メツガーは、イエルサレムの第三神殿建設を促進しているようである。そうなれば、異邦の諸国はイエルサレムに詣で、幕屋祭(Sukkot)を祝うようになるからだ。David Ben-Ariel は、「いわば、天主の無い世界平和を求めるバベルの塔の現代版」とコメントをしている。
しかし、これはメツガーの発案ではないようだ。すでに、イスラエルの初代首相ダヴィド・ベングリオン(David Ben-Gurion, 1886年10月16日 -- 1973年12月1日)、は、すでに1962年ルック・マガジンに25年後の世界について、かなり正確な青写真を語っているからだ。
ダヴィド・ベングリオンの1962年1月16日の「預言」によると(因みに同年10月11日に第二バチカン公会議が開催されている)、1987年には、世界は次のようになっているといっている。そしてその最後の点が、まさにメツガーの提案とそっくりである。
(1)冷戦は過去のものとなり、ソ連の民主化がなされるだろう。他方で、アメリカ合衆国を計画経済を持つ福祉国家と変えるだろう。
(2)東西ヨーロッパは、自律国家の連合体となるだろう。
(3)ユーロシア国家連邦を構成するソ連を例外として、その他の大陸は世界連邦として一つとなるだろう。世界連邦(world alliance)は、国際警察力を持ち、各国の軍隊は廃止され、戦争は無くなる(ママ)だろう。
(4)エルサレムには、国連が全ての大陸の連合のために「預言者達の神殿」を建てるだろう。これがイザヤが預言した(ママ)、人類最高裁判所の所在地となるだろう。
従って、ダライ・ラマは、この「宗教連合」(United Religions)成立のために働き、その働きの報酬として「宗教連合」議長となるために、世界各地を回り「世界中の聖地訪問」し、各地でいろいろな神々を礼拝し参拝しているのではないだろうか。
ファチマの聖母マリア様は「教会は迫害を受ける」と預言された。もしもカトリック教会が「教会の外に救いなし」というそのドグマを保持するかぎり、リベラルなエキュメニズムを信奉する、ダライ・ラマをその将来の議長とする「世界宗教連合」は、そのようなカトリック教会を迫害するだろう。第二バチカン公会議の名前によって、カトリック教会は迫害を受けるだろう。
ファチマ・クルセーダーのクレーマー神父様によると、ピオ十二世は「世界史にも未曾有の苦しみを世界はもうすぐ苦しむだろう」 "The world must soon undergo suffering such as there has never been in the history of the world." と預言されていたそうだ。
1917年から、共産主義ソ連では、ロシア人がロシア人同士が、人間を人間とも思わず大量に虐殺した。今では、世界中で堕胎により、地上に自分勝手な「ユートピア」を造ろうとして、つまり、人間が人間の計画と人間の意志による人間の望みの儘の世界を造ろうとして、無辜の国民を大量に虐殺している。
しかしピオ十二世によれば、これから来る苦しみは、レーニン、スターリン、ヒトラー、毛沢東の統治よりも怖ろしく、私たちの想像を超えるものだろう。
主よ、我らを憐れみ給え! 私たちは主の御言葉に信頼しよう。「恐れるな、私はこの世に勝った」と言われた私たちの主イエズス・キリストの御言葉に。
主よ、我らを憐れみ給え! ファチマの聖母マリアは、こう預言された。「最後に私の汚れ無き御心は凱旋するでしょう。教皇様はロシアを私に奉献するでしょう。ロシアは回心し、平和の一時期がこの世に与えられるでしょう。」また「全てが失われ悪が凱旋している、と見えるとき、その時こそ私の時が来るでしょう」とも言われた。その時、私たちは全世界と共にこう歌うだろう。Christus Vincit, Christus Regnat, Christus Imperat. キリストは勝利し給い、キリストは統治し給い、キリストは命じ給う!と。
主よ、我らを憐れみ給え!
聖母の汚れ無き御心よ、我らのために祈り給え!
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何故、観音菩薩の化身であり転生と自称するチベット仏教の指導者が、伊勢神宮でその奉られている神を参拝することが出来たのか? ダライ・ラマは何を自らのミッションとして活動しようとしているのか?
イスラエルのアシュケナジの主席ラビであるヨナ・メツガーは(アシュケナジーとは、東欧系のユダヤ人のこと)、イエルサレムに「国連」の宗教版("a religious United Nations" いわば世界宗教連合)を創立することを提案してきた。
ヨナ・メツガーは、高位のユダヤ教指導者やイスラム教指導者たちとエキュメニカルな会合を開き、2006年3月にはスペインのセルビアでイスラム教指導者(イマン)とユダヤ教指導者(ラビ)の国際会議ではダライ・ラマをも招いてこれを訴えた。
メツガーは、「宗教連合」(United Religions)は、国際連合 (United Nations) に対抗するもので、世界諸宗教の代表者が名前を連ねることになる、そしてダライ・ラマに、この「宗教連合」議長となることを提案。ダライ・ラマは、この提案を大変喜び、メツガーの計画実現のために協力すると言ったそうだ。
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Jerusalem, 20 February 2006 (By Matthew Wagner, The Jeruslaem Post) - Chief Rabbi Yonah Metzger called on Sunday for the establishment of "a religious United Nations" representing the religious leaders of all the countries in the world. Metzger suggested establishing the religious UN in Jerusalem and placing the Dalai Lama at its head.

David Ben-Ariel によれば、メツガーは、イエルサレムの第三神殿建設を促進しているようである。そうなれば、異邦の諸国はイエルサレムに詣で、幕屋祭(Sukkot)を祝うようになるからだ。David Ben-Ariel は、「いわば、天主の無い世界平和を求めるバベルの塔の現代版」とコメントをしている。
しかし、これはメツガーの発案ではないようだ。すでに、イスラエルの初代首相ダヴィド・ベングリオン(David Ben-Gurion, 1886年10月16日 -- 1973年12月1日)、は、すでに1962年ルック・マガジンに25年後の世界について、かなり正確な青写真を語っているからだ。
ダヴィド・ベングリオンの1962年1月16日の「預言」によると(因みに同年10月11日に第二バチカン公会議が開催されている)、1987年には、世界は次のようになっているといっている。そしてその最後の点が、まさにメツガーの提案とそっくりである。
(1)冷戦は過去のものとなり、ソ連の民主化がなされるだろう。他方で、アメリカ合衆国を計画経済を持つ福祉国家と変えるだろう。
(2)東西ヨーロッパは、自律国家の連合体となるだろう。
(3)ユーロシア国家連邦を構成するソ連を例外として、その他の大陸は世界連邦として一つとなるだろう。世界連邦(world alliance)は、国際警察力を持ち、各国の軍隊は廃止され、戦争は無くなる(ママ)だろう。
(4)エルサレムには、国連が全ての大陸の連合のために「預言者達の神殿」を建てるだろう。これがイザヤが預言した(ママ)、人類最高裁判所の所在地となるだろう。
従って、ダライ・ラマは、この「宗教連合」(United Religions)成立のために働き、その働きの報酬として「宗教連合」議長となるために、世界各地を回り「世界中の聖地訪問」し、各地でいろいろな神々を礼拝し参拝しているのではないだろうか。
ファチマの聖母マリア様は「教会は迫害を受ける」と預言された。もしもカトリック教会が「教会の外に救いなし」というそのドグマを保持するかぎり、リベラルなエキュメニズムを信奉する、ダライ・ラマをその将来の議長とする「世界宗教連合」は、そのようなカトリック教会を迫害するだろう。第二バチカン公会議の名前によって、カトリック教会は迫害を受けるだろう。
ファチマ・クルセーダーのクレーマー神父様によると、ピオ十二世は「世界史にも未曾有の苦しみを世界はもうすぐ苦しむだろう」 "The world must soon undergo suffering such as there has never been in the history of the world." と預言されていたそうだ。
1917年から、共産主義ソ連では、ロシア人がロシア人同士が、人間を人間とも思わず大量に虐殺した。今では、世界中で堕胎により、地上に自分勝手な「ユートピア」を造ろうとして、つまり、人間が人間の計画と人間の意志による人間の望みの儘の世界を造ろうとして、無辜の国民を大量に虐殺している。
しかしピオ十二世によれば、これから来る苦しみは、レーニン、スターリン、ヒトラー、毛沢東の統治よりも怖ろしく、私たちの想像を超えるものだろう。
主よ、我らを憐れみ給え! 私たちは主の御言葉に信頼しよう。「恐れるな、私はこの世に勝った」と言われた私たちの主イエズス・キリストの御言葉に。
主よ、我らを憐れみ給え! ファチマの聖母マリアは、こう預言された。「最後に私の汚れ無き御心は凱旋するでしょう。教皇様はロシアを私に奉献するでしょう。ロシアは回心し、平和の一時期がこの世に与えられるでしょう。」また「全てが失われ悪が凱旋している、と見えるとき、その時こそ私の時が来るでしょう」とも言われた。その時、私たちは全世界と共にこう歌うだろう。Christus Vincit, Christus Regnat, Christus Imperat. キリストは勝利し給い、キリストは統治し給い、キリストは命じ給う!と。
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