Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

松本聖香ちゃんに似た境遇の子供

2009年06月05日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 悪いことをした子供を親が上手に叱るのは、愛徳の業です。

 異端説をふれ回す異端者を、カトリック教会の教導権が叱責するのも、愛徳の業です。

 悪いことをした子供を親が野放しにしているのなら、良い機会を見つけて上手に善導しようとしないならば、親は、親の責任を放棄しています。

 異端説をふれ回す異端者を、もしも、カトリック教会が野放しにするなら、真理をわざと曖昧に言って異端を許容するような言い方にするなら、教会は責任を放棄することになってしまいます。

 悪いことをしたのでもない子供を、お前は要らないと言って虐待するような親は、親としての言葉を発してはいません。子供は、そんな言葉を真に受ける必要はありません。

 カトリック教会の過去2000年の聖伝を、教会が過去信じ愛し実践してきたことを、もう要らないやってはいけない、と言うような教会指導者は、教会指導者としての言葉を発していません。

 もしも親が子供に、不幸にして、児童ポルノや姦淫の罪を勧めたとしたら、たとえ「家族」や「平和」のためであっても、それに子供は従ってはなりません。そのような親の勧めに従うことは、本当の従順ではありません。

 もしも不幸にして、教会の指導者たちが、人間には他の神々に拝む権利がある、「人類」や「平和」のために諸宗教が一緒に不特定の神に祈ろう、と言ってもそれは私たちの主イエズス・キリストの教えではありません。そのような、イエズス・キリストの教えではない人間の教えに従うことは、真の従順ではありません。

 もし、松本聖香ちゃんに似た境遇の子供がいて、親から姦淫しろ、してはならないことをしなさい、と言われたらどうすれば良いのでしょうか。

 もしその子が、悪いことだから出来ない、と言ったために親からもしお前は子供ではない、出て行け、お前のような子供はいなくなれ、と言われてしまったら、どうすれば良いのでしょうか。

 学校の先生も、近所の人々、お友達も、その親に従って、皆がこぞってその子をいじめだして、仲間はずれにし、孤立化させたなら、その子はどうすれば良いのでしょうか。

 もし、その親が対外的には、どこの家の子供でも好きだ、家に遊びにおいで、家の違いを超えて子供たちが集まろう、出会い、気づき、励まされよう、差別をなくそう、小さくされた人々を大切にしよう、外国人を受け入れよう、他宗教の人々を受け入れよう、個人の自由を大切にしよう、外国の子供たちを助けよう、などとたくさんのスローガンのもとに活躍中の活躍家の親で、しかし同時に、この子を差別し、受け入れず、無視し、排斥し、お前などうちの子供ではない、来るな、という対応をしたら、この子はどうすれば良いのでしょうか!?

 この親が、ソマリアで世界中の舟を攻撃して人命と財産を強奪する恐ろしい海賊についても、内戦で職を失ったソマリアの漁師たちの自己防衛だ、海賊が悪いのではない、と発言しているような親だったら、しかし、自分の子供が自己防衛をしようとすると、親子の縁を切る、赤の他人だ、子供としての一切の地位を持たない、家の中で合法的にご飯を食べることが出来ない、親子の完全な交わりのためには、自己防衛行為をせずに、親の指導が何であれ受け入れることが条件だ、と言うなら、その子は一体、どうすれば良いのでしょうか!?

 私の言わんとすることを、理解できる方は、どうぞ理解してください。本当にそんな子供がいたら、愛する兄弟姉妹の皆様は一体何と感じますか!?

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

聖霊降臨後の四季の斎日

2009年06月05日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!聖霊、来たり給え!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 いかがお過ごしでしょうか?今日と明日6月6日は聖霊降臨後の四季の斎日の金曜と土曜日です。聖ピオ十世会では、修道会の方針として、1957年聖座報(AAS)に述べられた通りの大斎を守っています。それによると、すべての四季の斎日の水曜日、金曜日、土曜日は大斎、小斎の日です。

 愛する兄弟姉妹の皆様をも、この償いの業にご招待いたします。愛によって、寛大にお捧げするように応援し激励いたします。

 また引き続き、聖母マリアの汚れなき御心の凱旋のために、教皇様がロシアを天主の聖母の汚れなき御心に奉献してくださいますようにロザリオの祈りをお願い申し上げます。

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
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