Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

父性と母性

2009年07月04日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 初土曜日で、ミンダナオ島に来ています。ジェネラル・サントス市の信徒の方々が、いろいろな懐かしい昔話をしてくれました。

 ウィリアムソン司教さまは二回ほど、ジェネラル・サントスに堅振を授けに来られたこと、いろいろなアクシデントがあったこと、ちょうど金曜日でミンダナオ島の別の遠いところまで行かなければならなかったこと、信徒の方々が車(フィリピンの)お連れしたこと、道の途中で空腹だったのでレストランを探したが適当なのが見つからなかったこと、あったのは肉料理だけだったこと、ウィリアムソン司教さまは皆のために小斎を免除してくださったこと、みんなは美味しいステーキを食べたけれど、ウィリアムソン司教さまはご飯とお菓子のようなパイを召し上がれただけだったこと、司教さまが自分のことはどうでも、みんなのことを常に考えておられたこと、父の姿だったことなどです。

 聖父なる天主様は、父性を創り、母性を創りました。ウィリアムソン司教さまの昔話を聞きながら、地上の影のような父らしい姿を見て、天主様がどんなに聖父であるか想像していたのです。

 そしてふと私は母方の祖母のことを思い出しました。私の祖母は、今は新しく静岡空港ができたすぐ近くの初倉に住んでいました。農家で、子供のころよく遊びに行きました。背の小さないつもニコニコ笑っていたおばあさんでした。いつも歓迎してくれました。この祖母は、とても優しい祖母でした。

 さて、まだ私の母が独身で藤枝駅前の呉服屋に住み込み奉公をしていたころのことです。母は、暑中見舞いの葉書を祖母に出して、何気なく、喉がいがらっぽいと書いたのだそうです。後で医師に行くと扁桃腺とか何かだったようです。ところが、祖母は母からの葉書を読むとすぐ天然のハチミツを一升瓶に入れて重い瓶を担いで初倉から藤枝駅前まで突然てくてくと歩いて持って来てくれたのだそうです。今なら車で30分でも、当時の山道を歩いて!奉公の身分の母は、祖母におもてなしも出来ず、お茶さえ出したか分からないようです。祖母は、母の顔を見て安心して、そのまま来た道を戻って行ったそうです。母から思い出を聞いていて目頭が熱くなる話でした。

 昔の人は、すごかったと思います。

 十字架の上で、私たちの主イエズス・キリストは聖母マリアについてこう宣言しました。「汝の母を見よ!!」聖母マリアさまは、私たちにとってどれだけ母でしょうか!私たちの想像を遥かに超える憐れみと親切と愛の御母に違いありません。

天主の御母聖マリアよ!!我らのために祈り給え!

聖母マリアの汚れ無き御心よ!!我らのために祈り給え!我らを憐れみ給え!

天主様の祝福が愛する兄弟姉妹の皆様の上に豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

ミンダナオから

2009年07月04日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 ただいま、ミンダナオ島のマーベル(コロナダル)というミッションの地に来ています。愛する兄弟姉妹の皆様のお祈りをお願いいたします。

 また続けて、カトリックの麻生首相や与謝野財務大臣のために暖かいお祈りをよろしくお願いいたします。

 愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
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