アヴェ・マリア!
愛する兄弟姉妹の皆様、
今年は四旬節に入るやいなや、3月11日金曜日には、東北地方太平洋沖地震といわれる巨大な地震が私たちの愛する日本を襲い、愛する兄弟姉妹の皆様の生活に大きな被害を及ぼしました。
報道によると、阪神大震災の約1000倍に相当するM9.0のエネルギーで激震が約5分も続いた後、最大数十メートルの津波が押し寄せ、日本本土の地盤が約2.4メートルも移動したというほどの衝撃と日本各地で相次ぐ余震が引き続いて起こりました。
人間の想定を超える自然の力により、万が一の安全機能が作動できず、原子力発電所での炉心溶融や被曝被害も発生してしまいました。今では、数十万人が避難生活を送るなか、関東などでは計画停電が実施され、緊張の日々が続いています。
命を落とされたは、警察庁によると、18日午後2時現在、死者数は6539人に上るそうです。依然行方が分かっていないのは1万354人でもいらっしゃるそうです。亡くなられた方々の霊魂のため、残されたご家族の方々のため、心からお祈り申し上げます。また、避難所での生活も、雪が降り、毛布だけで氷点下4℃という厳しい生活をされている方々もおられます。
未曾有の大震災ですが、自衛隊の方々は命がけで物資を届けたり福島原発の対処に当たって下さっています。電力会社の方々や警察の方々も力強く犠牲者を助けて下さっており、私たちは深く感謝いたします。米軍も無人偵察機グローバルホークを飛行させたり、冷却化に協力してくれています。
私たちは聖ピオ十世会は、たとえ遠くからであろうとも、愛する兄弟姉妹の皆様のために全力をあげて祈りを捧げています。
私が確認できたかぎり、天主様の御憐れみで、愛する兄弟姉妹の皆様の多くの方々は、安全でいらっしゃいました。しかし、愛する兄弟姉妹の皆様の中には、今回の地震で家を流された方もおられます。
その様な中を、私たちのクチュール神父様が来日され、愛する兄弟姉妹の皆様のために、日本で聖伝のミサを捧げてくださることは、私たちにとって極めて大きな喜びであります。愛する兄弟姉妹の皆様も、クチュール神父様も、愛する兄弟姉妹の皆様のもとでミサ聖祭を捧げるのを待ち焦がれておられました。
特に明日は待ちに待ち望んだ聖ヨゼフの祝日です。日本のために、クチュール神父様が聖ヨゼフのミサ聖祭を捧げてくださるのはどれほど力強いことでしょうか!
天主様のおかげで、福島原発の肝心の格納容器はまだ大丈夫です。最悪のケースのメルトダウン(全炉心溶融)には至っていません。大阪大学の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「福島第1原発は核分裂反応を抑える制御棒が挿入され、自動停止した点がチェルノブイリと大きく異なる」と指摘し、「核分裂の連鎖反応は止まっており、チェルノブイリのような核暴走の心配はない」と話しています。
東京の信徒会長様にも相談したところ、クチュール神父様に来ていただいて問題はないだろうと教えていただき、クチュール神父様の御許にパウロさんが離れずに付き添ってくださる予定ですし、私たちは皆で聖ヨゼフに日本のために取り次ぎを祈っているので、全てうまくいくだろうと思っています。
しかし、日本語をよくご存じでないアジア管区長クチュール神父の「いざ」という時のために、計画停電に伴う電車の運行予定の変更や、思わぬアクシデントでクチュール神父様が会場まで行けずに、連絡も取れなくなってしまった、などという最悪の場合を想定して、あくまでも念のための措置として、今回に限って、私の判断で、クチュール神父様には大阪のミサ会場に留まっていただくことをお願いいたしました。
関東にお住まいの方の、残念なお気持ちがしみじみとよく分かります。どうぞ寛大なご理解をお願いいたします。
残念ながら今回に限って、東京ではミサ聖祭がありませんが、日本のために、被災者の救済・救援がスムーズに行われるためという意向で、大阪で聖伝のミサに与れる方は与っていただければ嬉しく思います。
また、今回の東京にはたとえクチュール神父様が行かれないとしても、是非、明日土曜日のグレゴリオ聖歌に親しむ会は「自主練習会」としてなさってくださるようにお願いいたします。
さらに東京ではたとえ聖伝のミサが無いとしても、信徒会長様を中心として、いつもの曙町児童会館で主日の午前10時半からロザリオの祈り(5連)、聖歌、ミサに与れざる時の祈り、霊的聖体拝領の祈り、教皇様のための祈り、司祭のための祈り、召し出しを求める祈り、四旬節の祈り、などを捧げてくださるようにお願いいたします。
また、私たちはこの四旬節を心を込めて過ごすようにいたしましょう。未曾有の震災で電力不足が懸念されています。私たちの御受難と、被災者の辛苦に思いをはせて、節電に協力してくださることをお願いいたします。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
愛する兄弟姉妹の皆様、
今年は四旬節に入るやいなや、3月11日金曜日には、東北地方太平洋沖地震といわれる巨大な地震が私たちの愛する日本を襲い、愛する兄弟姉妹の皆様の生活に大きな被害を及ぼしました。
報道によると、阪神大震災の約1000倍に相当するM9.0のエネルギーで激震が約5分も続いた後、最大数十メートルの津波が押し寄せ、日本本土の地盤が約2.4メートルも移動したというほどの衝撃と日本各地で相次ぐ余震が引き続いて起こりました。
人間の想定を超える自然の力により、万が一の安全機能が作動できず、原子力発電所での炉心溶融や被曝被害も発生してしまいました。今では、数十万人が避難生活を送るなか、関東などでは計画停電が実施され、緊張の日々が続いています。
命を落とされたは、警察庁によると、18日午後2時現在、死者数は6539人に上るそうです。依然行方が分かっていないのは1万354人でもいらっしゃるそうです。亡くなられた方々の霊魂のため、残されたご家族の方々のため、心からお祈り申し上げます。また、避難所での生活も、雪が降り、毛布だけで氷点下4℃という厳しい生活をされている方々もおられます。
未曾有の大震災ですが、自衛隊の方々は命がけで物資を届けたり福島原発の対処に当たって下さっています。電力会社の方々や警察の方々も力強く犠牲者を助けて下さっており、私たちは深く感謝いたします。米軍も無人偵察機グローバルホークを飛行させたり、冷却化に協力してくれています。
私たちは聖ピオ十世会は、たとえ遠くからであろうとも、愛する兄弟姉妹の皆様のために全力をあげて祈りを捧げています。
私が確認できたかぎり、天主様の御憐れみで、愛する兄弟姉妹の皆様の多くの方々は、安全でいらっしゃいました。しかし、愛する兄弟姉妹の皆様の中には、今回の地震で家を流された方もおられます。
その様な中を、私たちのクチュール神父様が来日され、愛する兄弟姉妹の皆様のために、日本で聖伝のミサを捧げてくださることは、私たちにとって極めて大きな喜びであります。愛する兄弟姉妹の皆様も、クチュール神父様も、愛する兄弟姉妹の皆様のもとでミサ聖祭を捧げるのを待ち焦がれておられました。
特に明日は待ちに待ち望んだ聖ヨゼフの祝日です。日本のために、クチュール神父様が聖ヨゼフのミサ聖祭を捧げてくださるのはどれほど力強いことでしょうか!
天主様のおかげで、福島原発の肝心の格納容器はまだ大丈夫です。最悪のケースのメルトダウン(全炉心溶融)には至っていません。大阪大学の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「福島第1原発は核分裂反応を抑える制御棒が挿入され、自動停止した点がチェルノブイリと大きく異なる」と指摘し、「核分裂の連鎖反応は止まっており、チェルノブイリのような核暴走の心配はない」と話しています。
東京の信徒会長様にも相談したところ、クチュール神父様に来ていただいて問題はないだろうと教えていただき、クチュール神父様の御許にパウロさんが離れずに付き添ってくださる予定ですし、私たちは皆で聖ヨゼフに日本のために取り次ぎを祈っているので、全てうまくいくだろうと思っています。
しかし、日本語をよくご存じでないアジア管区長クチュール神父の「いざ」という時のために、計画停電に伴う電車の運行予定の変更や、思わぬアクシデントでクチュール神父様が会場まで行けずに、連絡も取れなくなってしまった、などという最悪の場合を想定して、あくまでも念のための措置として、今回に限って、私の判断で、クチュール神父様には大阪のミサ会場に留まっていただくことをお願いいたしました。
関東にお住まいの方の、残念なお気持ちがしみじみとよく分かります。どうぞ寛大なご理解をお願いいたします。
残念ながら今回に限って、東京ではミサ聖祭がありませんが、日本のために、被災者の救済・救援がスムーズに行われるためという意向で、大阪で聖伝のミサに与れる方は与っていただければ嬉しく思います。
また、今回の東京にはたとえクチュール神父様が行かれないとしても、是非、明日土曜日のグレゴリオ聖歌に親しむ会は「自主練習会」としてなさってくださるようにお願いいたします。
さらに東京ではたとえ聖伝のミサが無いとしても、信徒会長様を中心として、いつもの曙町児童会館で主日の午前10時半からロザリオの祈り(5連)、聖歌、ミサに与れざる時の祈り、霊的聖体拝領の祈り、教皇様のための祈り、司祭のための祈り、召し出しを求める祈り、四旬節の祈り、などを捧げてくださるようにお願いいたします。
また、私たちはこの四旬節を心を込めて過ごすようにいたしましょう。未曾有の震災で電力不足が懸念されています。私たちの御受難と、被災者の辛苦に思いをはせて、節電に協力してくださることをお願いいたします。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)