アヴェ・マリア!
愛する兄弟姉妹の皆様、
今回、3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震で被災された方々と心を合わせてお祈り申し上げます。ここマニラでは、特に、日本の愛する兄弟姉妹の皆様のために聖ヨゼフにお祈りを捧げました。
時折の余震が、日本におられる愛する兄弟姉妹の皆様を不安にさせているかもしれません。今日19日も、午後6時56分頃、茨城県北部を震源とする地震があり、同県日立市で震度5強を記録したそうです。
しかし、今日3月19日聖ヨゼフの祝日には、不幸の中にもとても良いニュースがありました。
東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所では19日、原子炉格納容器が損傷している恐れのある2号機の冷却機能回復を目指し、外部からの送電線を引き込み接続する作業が夜通しで行われ、完了しました。天主様に感謝!
電源復旧ができれば、緊急炉心冷却装置(ECCS)の系統につながっている大容量のポンプを動かすことができ、冷却水を供給して核燃料や原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールなどが効果的に冷やせるそうです。
危機的な状況にあるとされる1~4号機のうち、2号機は唯一、原子炉建屋が爆発せずに残っています。関係者の間では、2号機の爆発も時間の問題と思われていましたが、建屋を調べると、思ったより被害が少なかったのだそうです。複数のポンプについても電気系統が正常らしいこともわかっています。天主様に感謝!
一方、6号機では、震災直後から使用できなかった非常用ディーゼル発電機2台のうちの1台が午前4時22分に回復そうです。これまで6号機の非常用発電機1台だけで、5、6号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールへの冷却水の補給や循環を行い、プールの水温が上昇していたのですが、今後、2台の発電機を使って作業ができるようになるとのことです。5号機に隣接する6号機で、2台目のディーゼルエンジンが起動し、6号機に加えて5号機にも電力を供給できるようになったことから、5号機の使用済み核燃料プールで水を循環させる機能が回復しました。これにより、プールの温度上昇や、水位低下を防ぐことが期待できます。東京電力は6号機の使用済み核燃料の貯蔵プールの冷却機能が回復したと発表しました。貯蔵プール内の温度はその後徐々に低下しているとみられるそうです。天主様に感謝!
経済産業省原子力安全・保安院によれば、原発周辺の放射線量が低下したと発表しました。東京消防庁が3号機の使用済み核燃料貯蔵プールに放水しており、水による放射線封じ込めが成果を上げているとみられます。天主様に感謝!
3号機に対して放水活動を行った東京消防庁の幹部が、記者会見し、放水にあたっては、車両から出ずに作業するとの当初予定を「人力でホースを延長する戦略に変更した」そうです。「1分間あたり3トン放水した」その直後に東京電力社員が放射線濃度を計測したところ、ほぼゼロに近いくらいメーターが下がっていたため、「放水がプールに命中していると隊長が判断した」そうです。天主様に感謝!
東京電力は19日午後7時頃から広報担当者が記者会見し、「福島第一原発1号機から3号機については炉心を冷却するための海水の注入が続いている」として、炉心が冷却された状態であるとの見方を示しました。
外国では、ロシア上院のトルシン第1副議長は18日、東日本大震災で事故を起こした福島第1原発で放水などの冷却作業を続けている自衛隊員や警察官らを「自己犠牲をいとわない英雄」と称賛したそうです。
トルシン氏は、現場での決死の活動に「頭が下がる」とし「彼らは危機を解決してくれるだけでなく、とても大切な見本を示している」と指摘し、今回の原発事故が収束した後も「日本の若い世代はこの英雄的な人々を忘れず、将来は自分の子供のために犠牲を払うだろう」と述べています。
また、今日、日本の聖ピオ十世会では大阪でクチュール神父様が聖伝のミサを捧げてくださり、アジア管区を聖ヨゼフに奉献しました。また、10年の求道の後についに大阪でチェチリアという霊名でクチュール神父様の手から受洗された方もおられます。天主様に感謝!私は、この新しく霊的に生まれた霊魂が、日本に多くの恵みを引き寄せたと信じています。
聖ヨゼフよ、我らのために祈り給え!
愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
愛する兄弟姉妹の皆様、
今回、3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震で被災された方々と心を合わせてお祈り申し上げます。ここマニラでは、特に、日本の愛する兄弟姉妹の皆様のために聖ヨゼフにお祈りを捧げました。
時折の余震が、日本におられる愛する兄弟姉妹の皆様を不安にさせているかもしれません。今日19日も、午後6時56分頃、茨城県北部を震源とする地震があり、同県日立市で震度5強を記録したそうです。
しかし、今日3月19日聖ヨゼフの祝日には、不幸の中にもとても良いニュースがありました。
東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所では19日、原子炉格納容器が損傷している恐れのある2号機の冷却機能回復を目指し、外部からの送電線を引き込み接続する作業が夜通しで行われ、完了しました。天主様に感謝!
電源復旧ができれば、緊急炉心冷却装置(ECCS)の系統につながっている大容量のポンプを動かすことができ、冷却水を供給して核燃料や原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールなどが効果的に冷やせるそうです。
危機的な状況にあるとされる1~4号機のうち、2号機は唯一、原子炉建屋が爆発せずに残っています。関係者の間では、2号機の爆発も時間の問題と思われていましたが、建屋を調べると、思ったより被害が少なかったのだそうです。複数のポンプについても電気系統が正常らしいこともわかっています。天主様に感謝!
一方、6号機では、震災直後から使用できなかった非常用ディーゼル発電機2台のうちの1台が午前4時22分に回復そうです。これまで6号機の非常用発電機1台だけで、5、6号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールへの冷却水の補給や循環を行い、プールの水温が上昇していたのですが、今後、2台の発電機を使って作業ができるようになるとのことです。5号機に隣接する6号機で、2台目のディーゼルエンジンが起動し、6号機に加えて5号機にも電力を供給できるようになったことから、5号機の使用済み核燃料プールで水を循環させる機能が回復しました。これにより、プールの温度上昇や、水位低下を防ぐことが期待できます。東京電力は6号機の使用済み核燃料の貯蔵プールの冷却機能が回復したと発表しました。貯蔵プール内の温度はその後徐々に低下しているとみられるそうです。天主様に感謝!
経済産業省原子力安全・保安院によれば、原発周辺の放射線量が低下したと発表しました。東京消防庁が3号機の使用済み核燃料貯蔵プールに放水しており、水による放射線封じ込めが成果を上げているとみられます。天主様に感謝!
3号機に対して放水活動を行った東京消防庁の幹部が、記者会見し、放水にあたっては、車両から出ずに作業するとの当初予定を「人力でホースを延長する戦略に変更した」そうです。「1分間あたり3トン放水した」その直後に東京電力社員が放射線濃度を計測したところ、ほぼゼロに近いくらいメーターが下がっていたため、「放水がプールに命中していると隊長が判断した」そうです。天主様に感謝!
東京電力は19日午後7時頃から広報担当者が記者会見し、「福島第一原発1号機から3号機については炉心を冷却するための海水の注入が続いている」として、炉心が冷却された状態であるとの見方を示しました。
外国では、ロシア上院のトルシン第1副議長は18日、東日本大震災で事故を起こした福島第1原発で放水などの冷却作業を続けている自衛隊員や警察官らを「自己犠牲をいとわない英雄」と称賛したそうです。
トルシン氏は、現場での決死の活動に「頭が下がる」とし「彼らは危機を解決してくれるだけでなく、とても大切な見本を示している」と指摘し、今回の原発事故が収束した後も「日本の若い世代はこの英雄的な人々を忘れず、将来は自分の子供のために犠牲を払うだろう」と述べています。
また、今日、日本の聖ピオ十世会では大阪でクチュール神父様が聖伝のミサを捧げてくださり、アジア管区を聖ヨゼフに奉献しました。また、10年の求道の後についに大阪でチェチリアという霊名でクチュール神父様の手から受洗された方もおられます。天主様に感謝!私は、この新しく霊的に生まれた霊魂が、日本に多くの恵みを引き寄せたと信じています。
聖ヨゼフよ、我らのために祈り給え!
愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)