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2018年4月23日(月) 殉教者聖ジョルジオの祝日 「殉教者はちょうど、イエズスの十字架の木に付いたブドウの実のよう」

2018年05月09日 | お説教・霊的講話
アヴェ・マリア・インマクラータ!

2018年4月23日(月)殉教者聖ジョルジオのミサ ミサの前のお話
小野田神父


今日は殉教者聖ジョルジオのミサを行います。
このミサの書簡では、「聖パウロが死ぬ前、復活したイエズス・キリストを告げ知らせた」という事が読まれます。まさに、復活後のイエズスを黙想している私たちに、復活したイエズス・キリストを命がけで信じた殉教者を思い出させます、考えさせます。

福音書ではブドウの木の例えが出ます。イエズス様こそブドウの木であって、ブドウの木である十字架に付けられたブドウの実であって、そしてそれが潰されてブドウ酒となって、御聖体となります。

同時にイエズス様は言われます。「私は本当のぶどうの木で、私の父は栽培者である。父は、私にあって実を結ばない枝をすべて切りとり、実を結ぶのをすべて、もっと豊かに結ばせるために刈りこんでくださる。」

「私にとどまれ、私があなたたちにとどまっているように。木にとどまっていない枝は自分で実を結べないが、あなたたちも、私にとどまっていないならそれと同じである。」

「私はぶどうの木で、あなたたちは枝である。私にとどまっていて、私もまた彼のうちにいるなら、その人は多くの実を結ぶ。なぜなら、私がいないと、あなたたちにはなに一つできないからである。」

殉教者はちょうど、イエズスの十字架の木に付いたブドウの実のようです。

ところで、この聖ジョルジオ(St. Georgius)というのは、特にビザンチン、コンスタンティノープルで非常に崇敬を受けていました。303年頃、デオクレチアノ皇帝の元に殉教した兵士でした。聖ジョルジオは、ギリシア語の発音では聖ゲオールギオスです。

イエズス様はご自分は本当のブドウの木で、私の父は「栽培者」である、と言われています。ラテン語では、Ego sum vitis vera et Pater meus agricola est. ギリシア語では、このブドウの「お百姓さん」のことを“ゲオールゴス”γεωργός と言います。(ギリシア語でゲオーとは「大地」を意味し、エルゴンとは「働き」を意味しています。)

イエズス様の父が、ゲオルゴス(栽培者)でなので、ちょうどこの聖ゲオルギオス(ジョルジオ)と重なって、この福音の言葉が読まれているかのようです。

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

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