アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
コロナウィルスにより、私たちの生活に大きな制限が生じてしまいました。
フィリピンでは一昨日の3月12日に外国人のフィリピンへの入国を制限すると大統領からの宣言がありました。そのために愛する兄弟姉妹の皆様のしもべは16日にマニラに戻る予定でしたが、長上の判断で22日の主日のミサをするまで日本にとどまることになりました。
このような時に、愛する兄弟姉妹の皆様のすぐ近くにいることができ、天主に感謝します!毎日のミサで、コロナウィルスの終息を特に祈っております。
アジア管区長のサマース神父様は、復活祭まですべてのミサに次の Oratio imperata (命じられた祈り)を付け加えることを指導されました。
Missa votiva tempore mortalitatis
Oratio
Deus, qui non mortem, sed paenitentiam desideras peccatorum: populum tuum ad te revertentem propitius respice; ut, dum tibi devotus exsistit, iracundiae tuae flagella ab eo clementer amoveas. Per Dominum.
Secreta
Subveniat nobis, quaesumus, Domine, sacrificii praesentis oblatio: quae nos et ab erroribus universis potenter absolvat, et a totius eripiat perditionis incursu. Per Dominum.
Postcommunio
Exaudi nos, Deus salutaris noster: et populum tuum ab iracundiae tuae terroribus liberum, et misericordiae tuae fac largitate securum. Per Dominum.
さて、このコロナウィルスは、私たちに色々なことを教えてくれました。天主の御摂理によって、この災難がおこることが許されました。もしも天主が悪が起こることを許されるなら、それに勝る善があるからです。私たちの霊魂にとっての善があるからです。
天主は、私たちが特別な四旬節を過ごすように望んでおられるようです。
聖ピオ十世会総長であるパリャラーニ神父様もご指摘の通り、小さなウイルスが全世界の人間を跪かせることができる、ということが明らかになりました。目に見えない小さなウイルスの前で、世界を征服したと思っていた人類は無力さを味わいました。
突然、アメリカの大統領がヨーロッパからアメリカへの移動を禁止したり、突然、韓国からの日本への移動や、日本から韓国への移動ができなくなったり、卒業式のシーズンだったけれども突然、日本中の学校が休校になったり、明日のことが不確実になっています。
いままで準備計画を立てていたことが、できるかどうか不確実で、私たちの力ではどうにもならない不安な状況です。
私たちは、ですから、もっとも確実な存在、永遠の存在、天主に祈ります。私たちがよりよい四旬節を過ごすことができますように!
ロザリオの数珠のことを、ラテン語で Rosarii corona ロザリオの冠と言います。コロナウィルスによって、私たちはロザリオの数珠(コロナ)へと導かれますように!そうして、もっとも確実な天国での勝利の栄冠(corona gloriae)へと到達しますように!コロナウイルスが、霊的な健康や霊的な宝を蝕むことはありえませんから。
安倍首相は、今日14日の午後6時に行った記者会見で次のように状況を報告しています。
「わが国では増加のスピードを抑えられている。これが専門家の皆さんが今週発表した見解です。」
「人口1万人当たりの感染者数を比べるとわが国は、0.06人にとどまっており、韓国、中国のほかイタリアをはじめ、欧州では13カ国、イランなど中東3カ国よりも少ないレベルに抑えることができています。」
「現時点では爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえているのではないかというのが専門家の皆さんの評価です。」
「これまでのデータでは感染が確認され、かつ、症状のある人の80%が軽傷です。重症化した人でも半数ほどの人が回復しています。クルーズ船も含めれば、感染者の4割以上、600人に及ぶ方々がすでに回復し、退院しておられます。」
「感染力に関してもこれまで感染が確認された方のうち、約8割の方は他の人に感染させていません。つまり、人から人へ、次から次に感染が広がるわけではありません。」
日本が持ちこたえているのも、愛する兄弟姉妹の皆様の多くの祈りが捧げられたおかげだと信じています。
現在の状況がどれだけ続くかわかりませんが、是非、つたないながらも私たちの祈りを捧げ続けて参りましょう。
大阪では、3月19日、20日、21日にミサを追加し、コロナウイルスの終息を特に祈りたいと思います。
3月19日は特に聖ヨゼフの祝日ですから、聖ヨゼフにもいのります。
ところで、カトリック教会では古くから、疫病の時、次の聖歌を聖母に歌って保護を求めてきました。
Stélla cœli extirpávit,
Quæ lactávit Dóminum,
Mórtis péstem, quam plantávit
Prímus párens hóminum.
Ipsa stélla nunc dignétur
Sídera compéscere,
Quórum bélla plébem cædunt
Díræ mórtis úlcere.
Piíssima Stélla máris,
A péste succúre nóbis.
Audi nos, Dómina, nam fílius tuus
Níhil négans, te honórat,
Sálva nos, Jésu,
Pro quíbus Vírgo María te órat.
℣. Ora pro nobis, piíssima Dei Génitrix.
℞. Quæ contrivísti caput serpéntis, auxiliáre nobis.
Orémus.
Deus misericórdiæ, Deus pietátis, Deus indulgéntiæ, qui misértus es super afflictiónem populi tui, et dixísti Angelo percutiénti pópulum tuum : Cóntine manum tuam, ob amórem illíus Stellæ gloriósæ, cujus úbera pretiósa contra venénum nostrórum delictórum dúlciter suxísti ; præsta auxilium gratiæ tuæ, ut intercedente Beata Virgine Maria Matre tua et Beato Bartholomæo apostolo tuo dilecto, ab omni peste & improvísa morte secúre liberémur, et a totíus perditiónis incúrsu misericórditer salvémur. Per te Jesu Christe, Rex glóriæ, qui cum Patre & Spíritu Sancto vivis et regnas, Deus in sæcula sæculorum.
℞. Amen.
天の星なる聖母、主に授乳した方は、人祖が植え付けた死の疫病を引き抜いた。
この星が今こそ、あの星座を止め給わんことを。
あの星々による戦争は、民をひどい死により傷つけて倒した。
いとも優しき海の星よ、疫病から我らを保護し給え!
聖母よ、我らの祈りを聞き給え、御身の聖子(おんこ)は、
御身に何も拒まず、御身を敬い給う。
イエズスよ、我らを救い給え、童貞マリアが御身に祈るこの我らのために。
℣. いとも優しき天主の御母よ、我らのために祈り給え。
℞. 蛇の頭を踏み砕きたる御方よ、我らを助け給え。
祈願
憐れみの天主、優しさの天主、赦しの天主よ、かつて御身の苦しむ民を憐れみ給い、御身の民を打つ天使に「手を止めよ」と言い給えり。聖母のいとも尊き胸から御身は甘美にも我らの罪の毒に対抗して乳を吸い給うたかの栄光ある星(聖母)への愛により、御身の聖寵の助けを与え給え。そは御身の御母童貞聖マリアと御身の愛された使徒聖バルトロメオの御取り次ぎにより、我らがすべての疫病と不測の死から確かに免れんことを、かつ、我らがすべての破滅の攻撃から憐れみ深く救われんことを。イエズス・キリスト、永遠の王よ、天主として聖父(ちち)と聖霊とともに、とこしえに生き且つしろしめし給う御身によりて願い奉る。
℞. アメン
Image credit
参考資料
PLAGUE, PERFORMANCE AND THE ELUSIVE HISTORY OF THE STELLA CELI EXTIRPAVIT
Stella Coeli extirpavit (Canto Gregoriano per i tempi di pestilenze)
Stella cœli extirpavit – Prière en temps d’épidémie à la Vierge Marie
愛する兄弟姉妹の皆様、
コロナウィルスにより、私たちの生活に大きな制限が生じてしまいました。
フィリピンでは一昨日の3月12日に外国人のフィリピンへの入国を制限すると大統領からの宣言がありました。そのために愛する兄弟姉妹の皆様のしもべは16日にマニラに戻る予定でしたが、長上の判断で22日の主日のミサをするまで日本にとどまることになりました。
このような時に、愛する兄弟姉妹の皆様のすぐ近くにいることができ、天主に感謝します!毎日のミサで、コロナウィルスの終息を特に祈っております。
アジア管区長のサマース神父様は、復活祭まですべてのミサに次の Oratio imperata (命じられた祈り)を付け加えることを指導されました。
Missa votiva tempore mortalitatis
Oratio
Deus, qui non mortem, sed paenitentiam desideras peccatorum: populum tuum ad te revertentem propitius respice; ut, dum tibi devotus exsistit, iracundiae tuae flagella ab eo clementer amoveas. Per Dominum.
Secreta
Subveniat nobis, quaesumus, Domine, sacrificii praesentis oblatio: quae nos et ab erroribus universis potenter absolvat, et a totius eripiat perditionis incursu. Per Dominum.
Postcommunio
Exaudi nos, Deus salutaris noster: et populum tuum ab iracundiae tuae terroribus liberum, et misericordiae tuae fac largitate securum. Per Dominum.
さて、このコロナウィルスは、私たちに色々なことを教えてくれました。天主の御摂理によって、この災難がおこることが許されました。もしも天主が悪が起こることを許されるなら、それに勝る善があるからです。私たちの霊魂にとっての善があるからです。
天主は、私たちが特別な四旬節を過ごすように望んでおられるようです。
聖ピオ十世会総長であるパリャラーニ神父様もご指摘の通り、小さなウイルスが全世界の人間を跪かせることができる、ということが明らかになりました。目に見えない小さなウイルスの前で、世界を征服したと思っていた人類は無力さを味わいました。
突然、アメリカの大統領がヨーロッパからアメリカへの移動を禁止したり、突然、韓国からの日本への移動や、日本から韓国への移動ができなくなったり、卒業式のシーズンだったけれども突然、日本中の学校が休校になったり、明日のことが不確実になっています。
いままで準備計画を立てていたことが、できるかどうか不確実で、私たちの力ではどうにもならない不安な状況です。
私たちは、ですから、もっとも確実な存在、永遠の存在、天主に祈ります。私たちがよりよい四旬節を過ごすことができますように!
ロザリオの数珠のことを、ラテン語で Rosarii corona ロザリオの冠と言います。コロナウィルスによって、私たちはロザリオの数珠(コロナ)へと導かれますように!そうして、もっとも確実な天国での勝利の栄冠(corona gloriae)へと到達しますように!コロナウイルスが、霊的な健康や霊的な宝を蝕むことはありえませんから。
安倍首相は、今日14日の午後6時に行った記者会見で次のように状況を報告しています。
「わが国では増加のスピードを抑えられている。これが専門家の皆さんが今週発表した見解です。」
「人口1万人当たりの感染者数を比べるとわが国は、0.06人にとどまっており、韓国、中国のほかイタリアをはじめ、欧州では13カ国、イランなど中東3カ国よりも少ないレベルに抑えることができています。」
「現時点では爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえているのではないかというのが専門家の皆さんの評価です。」
「これまでのデータでは感染が確認され、かつ、症状のある人の80%が軽傷です。重症化した人でも半数ほどの人が回復しています。クルーズ船も含めれば、感染者の4割以上、600人に及ぶ方々がすでに回復し、退院しておられます。」
「感染力に関してもこれまで感染が確認された方のうち、約8割の方は他の人に感染させていません。つまり、人から人へ、次から次に感染が広がるわけではありません。」
日本が持ちこたえているのも、愛する兄弟姉妹の皆様の多くの祈りが捧げられたおかげだと信じています。
現在の状況がどれだけ続くかわかりませんが、是非、つたないながらも私たちの祈りを捧げ続けて参りましょう。
大阪では、3月19日、20日、21日にミサを追加し、コロナウイルスの終息を特に祈りたいと思います。
3月19日は特に聖ヨゼフの祝日ですから、聖ヨゼフにもいのります。
ところで、カトリック教会では古くから、疫病の時、次の聖歌を聖母に歌って保護を求めてきました。
Stélla cœli extirpávit,
Quæ lactávit Dóminum,
Mórtis péstem, quam plantávit
Prímus párens hóminum.
Ipsa stélla nunc dignétur
Sídera compéscere,
Quórum bélla plébem cædunt
Díræ mórtis úlcere.
Piíssima Stélla máris,
A péste succúre nóbis.
Audi nos, Dómina, nam fílius tuus
Níhil négans, te honórat,
Sálva nos, Jésu,
Pro quíbus Vírgo María te órat.
℣. Ora pro nobis, piíssima Dei Génitrix.
℞. Quæ contrivísti caput serpéntis, auxiliáre nobis.
Orémus.
Deus misericórdiæ, Deus pietátis, Deus indulgéntiæ, qui misértus es super afflictiónem populi tui, et dixísti Angelo percutiénti pópulum tuum : Cóntine manum tuam, ob amórem illíus Stellæ gloriósæ, cujus úbera pretiósa contra venénum nostrórum delictórum dúlciter suxísti ; præsta auxilium gratiæ tuæ, ut intercedente Beata Virgine Maria Matre tua et Beato Bartholomæo apostolo tuo dilecto, ab omni peste & improvísa morte secúre liberémur, et a totíus perditiónis incúrsu misericórditer salvémur. Per te Jesu Christe, Rex glóriæ, qui cum Patre & Spíritu Sancto vivis et regnas, Deus in sæcula sæculorum.
℞. Amen.
天の星なる聖母、主に授乳した方は、人祖が植え付けた死の疫病を引き抜いた。
この星が今こそ、あの星座を止め給わんことを。
あの星々による戦争は、民をひどい死により傷つけて倒した。
いとも優しき海の星よ、疫病から我らを保護し給え!
聖母よ、我らの祈りを聞き給え、御身の聖子(おんこ)は、
御身に何も拒まず、御身を敬い給う。
イエズスよ、我らを救い給え、童貞マリアが御身に祈るこの我らのために。
℣. いとも優しき天主の御母よ、我らのために祈り給え。
℞. 蛇の頭を踏み砕きたる御方よ、我らを助け給え。
祈願
憐れみの天主、優しさの天主、赦しの天主よ、かつて御身の苦しむ民を憐れみ給い、御身の民を打つ天使に「手を止めよ」と言い給えり。聖母のいとも尊き胸から御身は甘美にも我らの罪の毒に対抗して乳を吸い給うたかの栄光ある星(聖母)への愛により、御身の聖寵の助けを与え給え。そは御身の御母童貞聖マリアと御身の愛された使徒聖バルトロメオの御取り次ぎにより、我らがすべての疫病と不測の死から確かに免れんことを、かつ、我らがすべての破滅の攻撃から憐れみ深く救われんことを。イエズス・キリスト、永遠の王よ、天主として聖父(ちち)と聖霊とともに、とこしえに生き且つしろしめし給う御身によりて願い奉る。
℞. アメン
Stella Caeli (Canto Gregoriano per i tempi di pestilenze)
Stella Caeli (Canto Gregoriano per i tempi di pestilenze) Cantato da p...
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Stella coeli extirpávit
Provided to YouTube by The Orchard Enterprises Stella coeli extirpávit...
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2012 03 23 Stella coeli
Tölzer Knabenchor, Konzert in Dinkelsbühl am 23. März 2012, Johann Mic...
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Image credit
参考資料
PLAGUE, PERFORMANCE AND THE ELUSIVE HISTORY OF THE STELLA CELI EXTIRPAVIT
Stella Coeli extirpavit (Canto Gregoriano per i tempi di pestilenze)
Stella cœli extirpavit – Prière en temps d’épidémie à la Vierge Marie