海外旅行のたびに、旅先の選択肢の中のトップになることはなかったトルコ。しかし今回は心の奥に眠っていたトルコへの思いを実現することと、スペイン旅行で見たイスラム文化の街に心惹かれるものがあったからです。
快晴の中の福岡空港を飛び立ち関西空港へ。そこからトルコ航空直行便でイスタンブールへ向かいました。9日間の旅のスケジュールに胸が躍ります。
強大なローマ帝国にかげりが見え始めて、4世紀末には東西に分裂。その後東ローマ帝国は、首都コンスタンチノープルに華やかなビザンチン文化を形成し発展させます。それがオスマントルコ軍によって陥落したのが1453年。名前もイスタンブールに変わりました。それを描いた塩野七生著『コンスタンティノープルの陥落』を読んで以来、払拭できない物悲しさのようなものをずっと心の奥に引きずっていました。
強固な三重の城壁で守られていたはずのイスタンブール。それを破ったオスマントルコ。キリスト教世界とイスラム世界が激しく覇権を争ったこの地をぜひ一度は訪れてみたいと思っていました。
初めてのトルコ航空利用でしたが、今ではエコノミークラスでは提供されることのなくなったスリッパと洗面グッズのサービスがありビックリ。小物でももらうとわくわくします。ワインもプラスチックのカップに注いでくれるものでなく、なんと小瓶ででます。なんとなくリッチ!
イスラムの教えに従って『Our meals do not contain pork products 』のメモが添えられていました。何故かお酒はいいようです。映画を楽しみながら、12時間の長旅です。
ジャンボ機ではないので、ペアで参加すればどちらかが通路側になります。ラッキーにも、3席を二人で使えて気分的にも身体的にも楽な機内でした。
トルコ航空はなかなかサービスが行き届いていました。