5日目は、コンヤから強大なシメジ茸のような世界遺産カッパドキアに向かいます。
コンヤはセルジュク朝の首都であり、シルクロードの拠点でもあり途中にキャラバンサライ(隊商の宿)があります。宿泊したり馬をつないだり、当時は無料だったとか。
ニョキニョキ岩が増え始めるとカッパドキアです。昼食は洞窟レストランで。洞窟という名前に、冒険心がかき立てられます。
ぶどうの糖度が高いカッパドキアのワインは、トルコで一、二を争う美味しさだとか。クセのないさらっとした上品な甘さと深みのあるワインでした。
カッパドキアの陶器工房で製作過程を見学。やっぱり欲しくなりました。値切り交渉は失敗。税金分を引いてくれましたが。
カイマクル地下都市は地下7階、深さ75m。もろい感じの岩は、彫るのには適していたのでしょう。キリスト教徒たちの隠れ家だったといわれています。都市機能に必要なものがほとんど揃っていたとか。アナトリアの広大な土地に、ここしか身の安全を守るところがなかったのかと思うと心が痛みましたが、人の知恵の大きさと生きることへの挑戦にまたも驚きました。
夜はまた、洞窟レストランのベリーダンスショーへ。ベリーとはお腹という意味だそうです。機械仕掛けのように細かくよく動く腰!美しい肢体!男性以上に、女性のほうが「こんなになれたら・・・」とひそかな願望を持って見ていました。客の中からダンサーに手を引っ張られて、一緒にぎこちなく踊る男性群。ご苦労様でした!
ホテルに帰り着いたのは11時。スーペリアクラスのホテルなのに、夜遅くてハマムを楽しむ時間がなかったのが残念。今日の走行距離は230km。