3日目はエーゲ海最大の遺跡群が眠る古代都市エフェソス観光です。
エフェソスは、ギリシャ時代には小アジアの最大の都市として君臨しましたが土砂災害の一大事も経験。紀元前133年にローマの属領となってから25万人の大都市に発展します。数々の遺跡がきれいな形で保存されており、古代の都市がイメージできて、私の疑問が少し解けました。
セルシウスの図書館。12万冊の蔵書を持ち、湿気対策も万全だったとか。アレキサンドリア、ペルガモンに次ぐ世界第3位の図書館。
ニケのレリーフ。無造作に立てかけられて、博物館のような物々しさはありません。石の文化の強さがわかります。
公衆浴場もあり、その水の流れを利用した公衆トイレが左の写真。丸い穴に並んで腰かけ議論もしたそうな。下水完備とはまさに都市の機能を備えています。
娼婦の館の石看板も残っています。大通りは大理石で覆われ、クレオパトラとアントニオも通ったそうです。
柱はいくつかに分割したものをつないでいたようで、つなぎ目を固定する穴もありました。
幅145m、高さ30m、2万4千人収容の巨大な野外劇場。青銅、陶器の拡声器を使い音響効果も工夫されていたそうです。現在もコンサートに利用されているとか。
土木建築の技術、美術、知恵、もう私の人知の及ばないすごい遺跡です。2時間もその世界に浸れたことに強く感動しました。
エフェソスにはオリーブ畑が広がっています。ドライブインで、カモミール入りのオリーブ石鹸とばらの精油入りのオリーブを買いました。それほど割安感はなかったけど、ここにしか売っていないと聞くとやはり買ってしまいます。手に塗ってみると確かに効果がありそう!
ほとんどの売り子さんが上手に日本語を話します。トルコリラ、ドル、カード、日本円OK。1万円出すと、おつりを千円札、百円玉、十円玉でくれてビックリ!こんな経験は初めてで、日本人はお得意さんなのでしょう。歴史的にも親日的なのは感じで分かります。
革製品の工場へ案内されました。これもスケジュールに入っています。リズムに乗ったモデルさんたちのファッションショーを見ながら、ふるまわれたチャイを飲み、心はどうしたら買わないですむか・・・を思案しました。子羊の皮はとろけそうなくらいに柔らかく、ほとんど高級布の感じでしたが・・・。ツアー客の中から2名のモデルがステージに登場。特異な体験は旅のエピソードとして花を咲かせることでしょう。
昼食は、シシケバブ。 おばあさんが焼いていたナンも出ました。美味しかったです。
夕食はホテルで。かなりの種類のトルコ料理のバイキングでした。ハマムの入り方がよく分からなかったので、温泉プールにだけ入りました。玄関には★★★★★が表示.。しかしバスタブの栓がありませんでした。
走行距離は午前中250km。午後185km。まだまだ疲れは出ていません。