釣りをするとは聞いたこともなかったムコ殿が、イカ釣りに行ってモイカを釣った、と冷凍にして持ってきてくれました。「えっ?イカって素人にも釣れるの?」というのが私の声なき感想であり疑問でした。
重さ1キロ、ラップにくるんであったので全長はわからないけど、6,70センチはあると思います。
釣りの名人に誘われて海に出たとのこと。こんな釣りの技を隠していたのかな・・・と思いきや、私が行っても釣れるとのことでした。でもポイントを探すのが大変でしょうね。
モイカとは聞きなれない名前だったので早速検索。あおりイカといい、九州ではモイカや水イカというそうです。冷蔵庫で解凍一日。皮をはいで、めったに使わない刺身包丁を取り出して四苦八苦。全く生臭さがないのでキッチンも快適!新鮮とはこういうことか・・・。
刺身は肉厚でもっちりして甘みがあります。高級なイカをこんなにたくさん食べたのは初めて。広い鰭と人差し指くらいの太さの足は塩焼きにしました。焼いても硬くならないのが身上でしょうか。とっておきのトカイワインとビールで乾杯。
トカイの貴腐ワインはワインの福袋に入っていたもので、ワインの王様と称されており、琥珀色が美しいワインです。みんなが集まった時にととって置きましたが、デザートワインだけあってさすがに料理とはミスマッチ。ここはやはり甕仕込み焼酎のお湯割りがべストでした。
貴腐とは「高貴なる腐敗」で、偶然のカビの菌によって果皮が溶かされ、中の水分が蒸発するので果実の糖質が凝縮され、すばらしい甘さのワインができるのだとか。アイスワインと似ています。
旅先のハンガリーの民族レストランで、「貴腐ワイン」の名に惹かれて飲んだらやたらに甘く、やはり「デザートワイン」。少量飲めばそれでOK。それでも手に入りにくい貴腐ワインが福袋から出てきた時は、「さすが福袋だ!」と感激しました。