東京では「高畑勲展」が開催され、九州では「富野由悠季の世界」が福岡市美術館で9月1日まで開催されており、このあと兵庫、島根、青森、富山、静岡に巡回します。
富野氏は当初、演出は観念的なもので「概念の展示」は不可能だと断られていたそうです。しかし上記の巡回予定の公立美術館の学芸員さんが富野氏の膨大な資料を調べて、これなら展覧会ができると確信し、説得し続けて、その熱意で実現にこぎつけたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/8c/7b46c24d4b8e63c2b92a5956c72a8ff3.jpg?1566654214)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/8f/ec46f74e6f79734a78a5f849d07736e9.jpg?1566654239)
私の年代にはピッタリこない展覧会ですが、息子が超合金のライディーンを持っていたのは記憶しています。
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私の年代にはピッタリこない展覧会ですが、息子が超合金のライディーンを持っていたのは記憶しています。
放送中の朝ドラ「なつぞら」の手間暇かけたアニメ製作の現場を思い起こしながら、まず企画・設定メモ、素晴らしい原画・膨大な量の絵コンテ・背景画・模型・映像などを見ていき、完成までの気の遠くなるような大変さを知ることができました。
演出家としての想像力、表現力、創造力がアニメを作り上げる、今やサブカルチャーとして、日本のアニメが世界を席巻しているのが納得できました。
観客は30代40代50代の男性が多く、ぐるっと見回しても、どうも私が突出して最高年齢・・・。
よくある洋画・日本画の展覧会の客層は平均年齢が上がり、女性同士の大きな私語に出会いますが、今日の客は全く私語無し。男性陣のマナーの良さにかえって驚きました。
アニメを理解しようと足を踏み入れたのですが、行ってよかったと思います。
ちなみに、この美術館では1991年に「手塚治虫展」が開催されました。この前年には東京国立近代美術館で開催され、国公立美術館のマンガ展として話題を集めました。
このようなアニメの世界で、製作に全力を尽くされていた京アニの亡くなられた方々を偲び、ご冥福をお祈りします。