凡夫(ぼんぶ)

2008年04月14日 | Weblog
開業前に、モニターとしていろいろな方に

治療を受けていただいたことがありました。


その時、ある民俗学の先生が私の治療を受けて

「君の治療はインテリだね。」

とおっしゃった。


褒められたのかと思いきや

「誰でも安心して敷居をまたげる治療院を目指してはどうか?」

と、おっしゃった。

「治療院の名前に、『ぼんぶ』治療院なんてどうだね。」

と、おっしゃった。


ぼんぶ?


話を聞くと、人間らしい人間の事のようだった。


立派でも、カッコよくもない、当たり前の人間像。


でも、逞しく愛らしい人間像。


「凡夫」の意味を、そう、何となく受けとりました。


そこからすると、ぼくは凡夫。


だから(!?)あるときはとびっきり「やさしく」なれます。

そして、あるときは「やさぐれたスレッカラシ」になります。




いつでも同じではいられません。

そんなもんです。

人間ですから。



不完全、大いに結構。


昇る楽しみがあるもんね。


虚勢を張らず、ありのままの「ちっぽけな自分」を受け入れて


「相変わらずバカ言ってんナ~」


って茶化している自分を心の片隅に住まわせる。


でも、


「もっと高みに昇ってみたい。今より広く世界を見渡してみたい。」


って、背伸びし続ける自分も忘れずにいたいものです。




昔、友人があるK-1選手に向けていった一言

「○○選手はさ。

 先ず『自分が弱い人間だ』ってことを受け入れることだよね。

 それができないから毎度毎度同じ事して○○選手に負けちゃうんだよ。」

その時、思わずその友人を尊敬してしまいました。


『ああ、そうか。ぼくも1/1の自分を知らなきゃな。』


って、妙に納得(!?)してしまいました。


「己」に対する理想と現実のギャップを受け入れること。


それに気付けば、今何をすればいいのかが見えてくると思うんです。



さて、コーヒー飲んで、

今するべきことをガンバロッと。

おすすめ動画