徒手医療協会主催-ASTRセミナー【坐骨神経痛の徒手的臨床】

2009年07月22日 | Weblog
7/20に東京医療福祉専門学校にて、「坐骨神経痛」の実際の治療に関する講義をおこないました。

ありがたいことに、

連休の最終日にもかかわらず多くの医療従事者の諸先生方のご参加をいただき

ひじょうに活気にあふれた講義となりました。

←座学・軟部組織の質感の変化とそのメカニズム
←触診の練習


講義内容は

・坐骨神経痛とはなにか
(腰椎症・梨状筋症候群・タイトハム・筋筋膜性各タイプの理解と検査法)

・ASTRとはなにか(仕組みの理解・実技)

・徒手医学とはなにか

・徒手医学の適応症と禁忌症について

・画像診断に頼らずに適応と禁忌を見分ける方法について

・第4・5腰椎間や腰仙部でのヘルニアおよび椎間関節でのエントラップメントの対処(関節モビライゼーション・ASTR・強擦法)

・姿勢評価による介入部位の検出方(「痛いところが介入部位とは限らない」というお話)

・梨状筋症候群の評価と介入法(ASTR)

・ハムストリングスによるエントラップメント(強擦法)

・トリガーポイントによる「見せ掛けの坐骨神経痛」にたいする評価と対処(ASTR)

・ASTRを痛くなく施す工夫(固有受容性反射の利用による疼痛の緩和)

などなど、盛りだくさんな内容でご紹介させていただきました。

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次回は8/9大阪「変形性膝関節症の徒手的臨床」です。

←詳しくお知りになりたい方は写真のクリックしてください。

私事ではありますが、膝に関しましては思い入れがあり

特に力の入るテーマです。

この変形性膝関節症の治療法を伝えることは、いまや私のライフワークです。


今までにも沖縄・大阪・東京で多くの先生方にご紹介してまいりました。

当然のことながら、回を重ねる毎にその内容もヴァージョンアップしています。

変形性関節症に潜む筋膜性の疼痛に対する対処法、

膝蓋大腿関節・脛骨大腿関節といった関節面に生じた疼痛に対する対処法、

そもそも変形を誘発させてしまうような関節運動の狂いを修正するための

運動療法など

知ってさえいれば簡単にできる方法、かつ、盛りだくさんな内容でお送りしています。

臨床に熱い想いを注ぐ、熱い先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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7/20「坐骨神経痛の徒手的臨床」セミナー風景

●姿勢評価


●梨状筋ASTR


●練習風景
*小柄な女性の先生もバンバン練習し、手ごたえを掴んでいらっしゃいました。

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