献血させていただきました

2009年09月08日 | Weblog
昨日は実に忙しかった。。。

9月7日の午前2時に就寝し、起きたのは6時。

いつも頑張ってくれている家内には休んでいてもらいたいので、

息子に朝食を準備する父。。。

プール納めということで、珍しく登園する息子(と家内)を送り出し

さて、もう一寝入りするべぇと、布団に潜り込もうとした刹那

『あ、子供用のレガース(キック用の脚につける防具)買わなきゃ…』

なんて思い立ち池袋の建武堂へ。


しかし、定休日とのことであえなく撃沈。。。


悔しいので、家内と息子を呼び出して、サンシャインの水族館へ。


寝不足のためか、はたまた前日の飲みすぎの所為か

頭痛・めまい・動悸に襲われつつも、水族館を堪能する34歳。。。


帰り際、サンシャイン通りでの献血の呼びかけに

私「ごめん、さき帰っててくれるか?」

家内「どうしたの?」

私「献血したくて…」

家内「…。

   どうぞ(笑)」

家族の時間、急な我儘にも、僕の目を見て、その気持ちをくんでくれる。。。

ああ、この人を伴侶に選んで良かったと、心底思いましたよ…。


で、

すこぶる調子の悪い私でしたが、しっかり400cc絞ってまいりました!

献血後、はじめて立ちくらみを経験しましたが、達成感に気分は上々でした。


私が献血をするのにはわけがあります。

ひとつは以前、家族を癌で亡くしまして、

その時に「輸血」の重要性を知ったこと。


もう一つは子供を持ち、このブログの記事を読んでしまったことです。


長文ですが、もしよろしければ、ご一読いただけましたら幸いです。

いや、ぜひ読んでください。

お願いします。

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【アンパンマンのエキス】献血ルーム・落書き帳に。



    私の4歳の長男は小児ガンです。

  10ヶ月の闘病生活の末、亡くなってしまいました。

  その間、皆様の献血のおかげで

  安心して治療を受ける事ができました。

  本当にありがとうございます。


  あの子は輸血されると元気になる事を知っていて

  『アンパンマンのエキスだ~』と言っていました。



    一時は毎日のように輸血させて頂きました。 

  輸血が必要な時 『今 足りないので待っていてください』
 
  と言われ 祈るような想いで待っていた事もありました。

  届いたときは、本当に嬉しかったです。


  献血して頂きました皆様になんてお礼を言ったらいいのか。

  ありがとう! ありがとう!

  医療スタッフと皆様のおかげで生きながらえる事ができて

  どんなに《ありがとう》と言っても足りません。




    今でも病院では、多くの子供たちが輸血を待ってます。

  これからも献血をお願いします。 もちろん私も来ます。

  子供たちの笑顔が消えませんようにと祈ってます。



       

 これはアタシの長男が亡くなって1ヶ月後に、

献血ルームの落書き帳へ書いたものです。

たまたま持っていた写真も貼りました。

泣きながら書いたんで感情が剥き出しで

文法がへんになってるんですけど。

タイトルは誰かがつけてくれました。


          その後【アンパンマンのエキス】は、

       小冊子や献血の広告・ポスター等の呼びかけや

       看護学生さんの教材などにも使ってくれています。

       亡くなった後も、こうして皆様に可愛がって

       もらえるなんて長男はとても幸せ者です。




  『今 足りないので・・』の時の話をさせてください。

当時は一刻を争う時でした。肩で息をする程の。


通常こちらの病院は、朝 輸血のGoサインが出ると

昼すぎには始まります。

輸血をしなければ、即 何が起こっても不思議じゃない。

・・・でも、なかった。

《早く!早くなんとか!!》

ずっと苦しがっている長男の手を握りしめながら

祈るしかできないこの歯がゆさ。

そして深夜、丸一日経って届けられた 命をつなぐ血!


それは県外からヘリコプターで届けられたものでした。

また、一回の輸血で必要とされるのは約8人分らしく(血小板)

これらを含め輸血を50回以上もさせて頂いてました。



  本当に、本当に心から感謝いたします!










 
  「ねぇ、今 なにしてる?」

        今日も お空にむかって。


                       きよみ





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        よろしくお願いします



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血小板の輸血は、とても高額です。

癌の治療では、これを必要とする患者さんも多く、

主治医からはいつも不足がちだと聞きました。


もう手の尽くしようがないと分かった時、父への血小板の輸血の回数は

血液検査での値の低さにもかかわらず

明らかに減って行きました。

それをかろうじて正気を保っていた父は、どんな気持ちで受け止めたのか。

父の闘病中、気違いのように手技療法や医学の文献を読みあさる私を見て

「おまえ、今からでも大学に行け。

 医者になれ。」

といった父。

それまでも治療家として一人前になるために、

精一杯頑張ってきたつもりでいたけど、

てんで話にならないほどぬるい言い訳だらけの逃げ道だらけの

中途半端な、ただ自己満足なだけの勉強をしていた私。

自分がどんなに甘えていたのか、

火が出るほど恥ずかしかった。



そんな恥ずかしい経験から、

『せめて役に立てることはないか?』

と、献血するようになったんです。






恥ずかしい文面で、すみません。





今この瞬間も、輸血用の血液は慢性的な不足が続いているそうです。

元気な方

血の気の多い方

その元気を、どうかお分けいただきたい。

偽善でも何でもいい。






どうか。





何気ない行為の裏側で、とびっきり上等な笑顔が花開くんです。



本当です。



だから、どうか。

どうか…

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