技術者として志向する

2009年12月15日 | 治療の話
技術者が上達する要件を

私はこう考えます。

一、自分を客観的に見る勇気

自分の強味と弱味を客観的に見るということ。

とりわけ弱みを受け止めるには

勇気が必要です。

強味を磨き、弱点を克服する姿勢をもつことで

その時々のレベルに応じた、職人として最大の仕事ができます。

今の自分に出来ることを正確に把握するのは

職人の、技術屋の前提条件かと、そう思います。

一、出来るようになるために何をするのか

技術の習得において、出来ない理由を

出来ない自分への言い訳にするのなら

その技術の習得は成し得ない。

経験上

出来るようになるために

どれだけ自分の人生をそこにかけることができるがか

習得の成否を分ける鍵となります。


新規スタッフの面接をしていて

「あなたはわたしになにができるのか」

と、わたしへ問い掛ける方々が多く見受けられます。

私は逆にこう問い掛けます。

「あなたはどうなりたくて、そのためになにをするのか。」

しかし、

「とりあえず今は」

とかえって来るのが哀しい。

大事なのは

「どう変わりたいか」

「どう成り得たいか」

というビジョンを持ち、

どこまで、それを成し遂げるための、試みに打ち込めるかです。

「相手を変えよう」

「相手に変えて貰おう」

という自主性の放棄は

技術者としての成長を手放すことにつながりかねません。

変え得るのはむしろ

「自分自身」

そして、相手が変わるのは

取りも直さず「自分が変わった結果」だと

そう思います。



行動変容という学問がありますが

そのファーストステップは

まず自分が変わること。

相手への接し方が変わるから

相手のこちらへの接し方も変わるのだと

私はそう理解しています。

小手先の駆け引きは通じません。

相手を変えようとするまえに

私は「何故、相手が自分に対してそのように接するのか」を

考えることからはじめます。




最終的にプロとして独立するには

自分を磨ける環境にあるうちに

目一杯、根を張ること。

そう、思います。

厳しいかもしれないけど

それができなければ

プロにはなれない。

資格があればプロなのではなく

プロとしての働きが出来ることがプロだ











そう思うのです(*^^*)

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