続・風邪対策

2010年12月26日 | 治療の話
延び延びになっていた「風邪対策」

ようやく紹介に漕ぎつけました。

動画の方法はアバラのカゴの動きをよくする体操です。

猫背の修正や肩こり予防にとてもよい方法ですので

それらでお困りの方にもオススメです。

当然、やってみて不具合(痛みやめまいなど、マイナスな症状)

が感じられた場合や「自分はやってよいものか?」迷われる場合は中止してください。

動画ではソフトジムという柔らかなゴムボールを使っていますが、

なければ丸めたタオルでも、100均のキャンディーボールでも構いません。

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アバラのカゴを「胸郭:きょうかく」といいます。

この胸郭は、ふいごの様に広がり縮むことで肺の空気を出し入れしています。

胸の高さの背骨には(脊髄には)交感神経の中枢の一部があります。

第4胸椎より上の交感神経の中枢(髄節:ずいせつ)は、心臓や肺と言った循環器の働きを促す役割を持っています。

第5胸椎より下の中枢は、消化管の働きを休ませる働きを持っています。

胸郭の動きが窮屈だと、これらの交感神経の中枢が不必要に興奮してしまったりします。

第4以上、特に第2胸椎の高さの髄節が不必要に興奮すると、不整脈や頻脈を起こすことがあります。

こういった時、私たちは「不安」や「焦り」に取りつかれたりします。

また、第5以下の高さの髄節が不必要に興奮すると、

消化や排泄が円滑にできなくなります。

つまり、胃もたれやぼうまん感、下痢(消化不良)したり便秘(排泄不良)したりするんですね。

このように、窮屈になった背骨の位置に沿って、

関連した内臓の働きにも影響が及ぶというわけなんです。

それから、交感神経が過剰に興奮すると、ウイルスみたいに小さな外敵に対処する

リンパ球(白血球の一種)の働きは鈍るそうです。

交感神経胸髄節に余計な興奮を起こすような胸郭の強張りは、

免疫機能の働きを円滑に保つには無いほうが望ましいのですね。

と、いうことで免疫機能が円滑に働くよう、あばら骨のカゴ:胸郭のストレッチをご紹介します。

喘息の方にもオススメですよ。(もと喘息患者の個人的意見として)



あ、今回の動画はとよたま手技治療院 副院長 村椿先生プロデュースです。

モデルは大村先生にご協力いただきました。

私は「君たち、これこれの動画を取っておいてくれたまえ。ウオッホン!」

と偉そうに指示を出したとか出さなかったとか。

仲間がいるって、ほんと助かりますね~。

村椿「ちっ!人使いの荒ぇ院長だぜ。」

ん!?

副院長、何か文句でも!?!?!?

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