突然ですが!
あの食べる「ハム」ってどこのお肉を使っているかご存知でしょうか!?
なんと!
ハムストリングスなんだそうですよ!
ちなみにヒレ肉は大腰筋、カルビは肋間筋だそうです。
以上、
明日から使える!カラダとリビアでした!
おっと、
そうでなしに…(汗)
「ハムストリングス」っていうのは、腿の裏についてる筋肉です。
歩いたり走ったり、跳んだり蹴ったりする際に
振り出された脚のブレーキとしても使われる筋肉です。
今日はそんなハムストリングの肉離れの話です。
短距離(100M・200M)走者のA君は、
昨年の春に立てつづけに、左のハムの肉離れをしたそうです。
今年はそうした故障に泣かされないよう、
対策をとるべくご来院されました。
ハムを触診してみると、
左の内側ハムの筋腱移行部(お肉からスジに変わるところ)に
瘢痕(傷跡)が有りました。
ただ、いま現在痛むという訳ではないそうなので、
今回の相談は障害予防です。
こうした相談では、現状の動きから
何かハムに無理をさせる要因はないかを探すことになります。
A君の場合、痛めた側ではなく右の股関節の後方への開き(伸展)
の制限が強い事が原因していたようです。
というと、ちょっと伝わりにくいですね。
試しに脚を大股で一歩出してみて下さい。
その時に、おへそを前に向けて振り出した場合と、
おへそを下に向けて振り出した場合の、
ハムストリングスの伸ばされる距離をくらべてみて下さい。
おへそを下見向けて脚を振り出すと、腿裏の延びる距離も長くなるでしょう!?
筋肉って引き延ばされながら働くと、
単純に縮める時よりも大きな力を出せるんですが、反面傷付きやすいんです。
なので、A君の股関節がいま現在持っている条件では、
練習の中でハムストリングスを傷つけてしまう可能性は
いまだ高い事が判りました。
対応として、股関節のストレッチ(腸腰筋を狙って)と
股関節と胸郭の動的安定性を高めるエクササイズを伝えました。
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私はこれらの故障の治療やリハビリについて大切なのは、
関節に無理のない動きを再度覚えこませることだと考えています。
なので、私は治療だけではなく、ちょっとしたテーピングやエクササイズを実施していただくのです。
ランニング障害、他にも色々とご相談を頂いています。
足底筋膜炎、腸脛靭帯炎、鵞足炎、関節周囲の靭帯のトラブル、股関節痛などなど、
一人で悩まず、お気軽にご相談下さい。