サンタクロースはいるんだよ

2012年12月14日 | よもやま話

世のお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんは、

そろそろクリスマスの仕込みに取りかかっているのではないでしょうか?

「今年はサンタさんに何お願いするの?」

なんて、子供の欲しいものをそれとなく(!?)リサーチ。

で、

高すぎる場合はそれとなく「諦め」を促し、

購入可能な価格帯の商品に誘導。

うちでも(!?)そんなやり取りがありました。

 

居間でTVをみつつ、

 

私「今年は何をお願いするの?」

息子「ウィ―ユー(ゲーム機?)とぉ、○○(ソフト)とぉ…」

私「お願いはやっぱ、1個じゃない?」

息子「じゃ、○○(ソフト)」

 

ふむふむ、やっぱりゲームかぁ…

眼が悪くなるからやなんだよなぁ…

 

などと考えつつ、

「じゃ、そんな感じでサンタさんにメールしとくな。」

 

うちでは「大人はサンタさんとメールでやり取りできる」ということになってるんです。

 

すると、息子はTVの画面から間を外さないまま一言。

「…ぼく、知ってるんだ」

と。

「ん?なにが?」

と私。

「サンタさんはお父さんなんでしょ!?」

 

 

つ、ついに来たか…

しかし、もうしばらくはメルヘンの世界にいておくれ。

と思ったかどうかは定かでないですが、

 

「な~に言ってんだ(笑)」

 

と、シレッとやり過ごすわけです。

 

しかし、返す刀でバッサリいかれました。

「去年のプレゼントの伝票(保証書か!?)にお父さんの名前が書いてあったよ…

ヤマ○電機で買ったんでしょ。」

 

…。 

 

まさに青天の霹靂…

動揺を抑えつつ、

 

「何言ってんだおまえ?なんかの間違えだろ。」

 

とは言うものの、取り繕うにはあまりに部が悪く…

 

沸々と沸き上がるヤマ○電気への怒りを抑えつつ、

それとなく居間からフェードアウトを決め込む38歳。

 

でもね、ふと気が付いたんですよ。

去年のプレゼント、BIGカメ○で買ってたってことに…

 

野郎、カマ掛けやがったな!

 

小学3年生の罠に見事にかかってしまった38歳。

ネタ元は漫画かクラスメイトか、ってところでしょうか。

いや、まいった。

 

しかし、息子もそろそろ気付く頃なんでしょうね。

 

ところで、

 

私の子供のころ、うちにはサンタクロースは来ませんでした。

ケーキもありませんでした。

 

保育園では給食のおばさんがサンタクロースに化け、

先生手造りのプレゼントをもらい、

ケーキ(らしきもの)も出され、

すっかりクリスマスを堪能したわけですが、

事件はここで起こるわけです。

 

友達「今年のプレゼントは何かなぁ~(ウットリ)」

私「もう貰ったじゃん」

友達「ちがうよ。おうちで貰うプレゼントが本物なんだよ。」

 

心の中で呟きました。

『おれ、貰ったことねえし…』

 

で、

うちに帰り、普段から口をへの字に固く結んだままの親父に聞いたんです。

勇気を出して、聞いたんです。

 

「ねえお父さん、うちには何でサンタさん来ないの?」

と。

親父はこともなげにこう言いましたね。

「うちは仏教徒だからな。」

 

オーマイブッダ!

 

しかし、で、あるならば、なぜに保育園ではクリスマスがあるんだろう?

との疑問をぶつけると、

 

「クラスメイトにクリスチャンが居るんだな。

 

そっかぁー、おれ、お味噌で混ぜてもらってたんかぁ…

と、納得した5歳のぼく。

 

あれ、なんか画面がゆがむなぁ~

故障かな?

 

そんなこんなで、息子には人並みに「クリスマス」を経験さたいなと、

頑張る父なのでした。

 

(終わり)


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