【運動療法】※ウィキペディア「運動療法」より抜粋
身体の全体または一部を動かすことで症状の軽減や機能の回復を目指す療法のこと。
治療体操、機能訓練などとも言う。
運動療法というのは、その名称どおり、運動すること、つまり身体を動かすこと、を治療法として用いることである。
ということで、今回は運動療法の話を少し。
私の治療院では患部の回復の度合いに合わせた「運動療法」にも力を注いでいます。
私の中の「運動療法」の目的は
多くの場合、痛めた患部に負担が集まってしまう「条件」を変えることに向けられます。
※「痛みへの対処」の多くの場合は「セルフケア」の処方になります。
例えば、頚椎症(頚の関節の故障を伴うような「頚の痛み」の相談に対しても)。
ガタついた頚椎の安定性を上げることよりも先に、
頚の関節ばかりが過剰に大きく動かざるを得ない条件はなにか?を考えるわけです。
※「ガタついた頚椎の安定性を上げること」にも当然対処するのですが…
すると、『胸郭や肩甲骨が動かないせいで頚ばかりが大きく動いてしまっているな…』
なんてところに気が付いたりするもので、
それが判れば、今度は『目の前の問題を変える効果を持つ動作とはどんな動作になるだろう?』
ということに思いを馳せるわけです。
結果として選び出す方法は患者さんの状況に応じて変わりますが、
痛みやシビレの原因が慢性期にあれば、
下の動画のような方法もおすすめです。
直後効果も高く、お気に入りのエクササイズの一つです。
このエクササイズ、最近取り入れだしたものなので、断言はまだできませんが(^^;)
その作用機序を考えると、早期回復のためのお膳立てから再発予防にと
幅広い効果を発揮するであろうと考えられます。
最近ではスポーツジムへ通われる方も多いですから、
軽めのバーベルから試してみてはいかがでしょうか!?
ただ、周りに人がいないか注意してくださいね。
軽めのバーベルでも、ヒトの上に落としたら大けがになりかねませんからね(*_*;
それでは、ご覧くださいまし!m(__)m
※
現在、ウエイトリフティングという競技から多くの学びと気付きを頂いています。
このエクササイズもウエイトリフティングの練習を通じて知った方法です。
取り組む中で、脊柱の安定性を取り戻すのに非常に便利だということに気が付き、
今では治療にも取り入れるようになりました。
動画で見られた変化は、
胸郭の伸展性・胸郭と上肢帯(肩甲骨)の連動性・胸郭と骨盤の支持性
それらが改善したことによる変化だと思われます。
他にも運動療法として非常に効果が高いと考えられるエクササイズが
ウエイトリフティングのトレーニングには沢山あります。
今後もウエイトリフティングを通じて得た気付きを、
障害予防・回復への処方と合わせて紹介してゆこうと思います。
こうご期待!