ここで紹介するのは「ペルビックティルト:骨盤傾斜」というエクササイズです。(↓動画あり↓)
動画の方法は通常の方法に独自のアレンジを加えています。
このエクササイズは「腸脛靭帯炎」「ジャンパーズニー」「オスグットシュラッター」といった
下肢前面の故障に対するセルフケアとして処方することの多いエクササイズです。
変形性膝関節症の方にも効果ありです。
実施前後には「腿上げ」と「スクワット動作」をおこない、エクササイズの前後比較をしてみてください。
<手順>
1、「腿上げ」と「スクワット動作」をおこない、「痛みの程度」「動かし辛さ」といった現状を確認します。
2、「ペルビックティルト」を実施
3、再チェックとして「腿上げ」と「スクワット動作」をおこないます。
「痛みの緩和・消失」「屈げ伸ばしの改善」といった変化を確認します。
患部の故障が急性期を過ぎていれば
「スクワットが深くなる」
「痛みの緩和・消失」
「下肢の屈伸がスムーズになる」
「脚が軽く上がる」
といった良性の変化を確認することができるはずです。
この「ペルビックティルト」による変化は、腹壁の筋群による骨盤前面の支持性(支える能力)が高まることで
下肢の筋バランスが正常化されることによって現れるものです。
腰部の過緊張やシンスプリントなど、下肢の故障全般に効果を発揮してくれるエクササイズですが、
特に膝の故障には高い効果を発揮します。
故障をしていない方も、故障予防、練習や試合前の調整に使ってみてください。
下肢の回転が軽くスムーズになっていることにお気付きいただけると思います。