新年早々ギックリ腰が増えてます

2019年01月21日 | 治療の話
このところ、やたらとギックリ腰の相談が寄せられてます。
時間の許す限りご依頼を受けさせていただきましたが、どうにも予約の枠がなくお受けできないケースが続きました。
せっかく頼っていただいたのにお応えできなくて申し訳ありません。

予約をお受けできた方の傾向として、
年末に下痢を伴う風邪を経験された方が多くいらっしゃいました。

下痢はギックリ腰の主要な原因となる大腰筋(腰椎前面に付着するインナーマッスル)の過緊張を誘発します。

何でかともうしますと、
下痢は大腸炎によって大腸の働きが落ちることで便内の水を吸収できなくなった結果の症状なのですが、
その腫れた大腸の隣に大腰筋があるからなんです。
腸の炎症の影響で過緊張を起こすんですね。

駆け込まれたみなさんはだいたいお腹の調子が落ち着いて日常に戻った辺りでギックリいっていました。
これは下痢が治まっていた(=大腸の炎症が落ち着いていた)のでしょうが大腰筋の過緊張が残ってしまっていたためと考えられます。
そうした下地があった上で急に動き出したので大腰筋の痙攣を起こしたのでしょうね。
しかも、このところ寒かった。
この寒さもお腹の風邪をされた方にとってタイミングが悪かった。

なぜか。

寒気は足下から襲います。
ふくら脛の深層には大腰筋と関連の強い後脛骨筋がありますから、寒気の影響で後脛骨筋が過緊張を起こすと大腰筋の緊張がさらに増長してしまうからなんです。
ですので年末年始の冷え込みも今回のギックリ腰増加の要因と考えられるわけなのです。

こうした理由の腰痛であれば下の動画の手法が役に立ちます。

"伸展型腰痛・アキレス腱部の疼痛のセルフケア=後脛骨筋のテニスボールマッサージ" を YouTube で見る


足の冷えにもオススメの方法ですので、ぜひお役立てくださいm(__)m

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