正しいストレッチの方法=その2=

2014年09月24日 | セルフケア

さて、だいぶ空いてしまいましたが「ストレッチ」の続きです。

ご存じかと思いますが、ストレッチとは「引き伸ばす」という意味です。

このでお話する「正しいストレッチ」とは、

「固く縮んだ筋肉(筋膜)を引き伸ばし、本来の軟らかな状態に戻す」

ということです。 

じつは、こうしたストレッチによる変化は治療で引き出す変化そのものなんです。

って言ったら驚く方もいらっしゃるのではないでしょうか!?

 

そうなんです、

ストレッチというものは私たち治療家が施す治療による効果そのものを

自分で手に入れることが出来るという、なんともお得な技術なんです!

重ねて言いますが、上手にストレッチが出来ちゃったら僕も商売あがったり!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

って位の効果を持っているのが「ストレッチ」という技術なんですね。

 

っと、前置きが長くなりましたが、本題です。

正しいストレッチの方法はいたって簡単!

要点はたったの2つです。

では、どうぞ!

 

◎正しいストレッチの方法

「ストレッチ」=「痛い」と考えている方は「ちょっと待った!!」です。

きちんと変化を引き出すには以下の2つの工夫が必要です。

え?

二つだけでいいのかって?

そう!

たったの二つで良いんです!!

 

え?

茶番はいいから先に進めろ!?

ハイ…(-_-;)

 

<工夫その壱>

ズバリ、優しく伸ばす!

「ストレッチ」=「痛い」というのは大きな間違いです。

筋肉には「引き伸ばされたら縮む」という反射(伸張反射)がありますから、

痛みを感じるほど伸ばすと「引き千切られては大変!」と、がっちり縮んでガードしにかかるんですね。

これでは「伸ばそう」とすればするほど「伸ばされまい」と、綱引きが始まってしまいます。

結果、「頑張った割に効かない」といった憂き目にあうわけです。

ではどうすればいいのか?

答えは至極簡単です!

優しく伸ばす!

これです(-。-)y-゜゜゜

伸ばしたい筋肉をゆっくりと伸ばしてゆくと、

ゴムが伸び始めるようにストレッチがかかり始めます。

その「伸びてゆく感じ」が感じられはじめたところで止める、それだけです。

そこにもう一つの工夫が加われば、いつのも「効かないストレッチ」が極上の健康法に早変わりです!

 

<工夫その弐>

ズバリ、じっくり待つ!

「ストレッチは効かない。」とおっしゃる患者さんに、

「じっくり時間をかけて伸ばせば効きますよ(^_^)」

というと、1/2の確率で

「ちゃんと時間かけて伸ばしてるよ(-"-)」

という答えが返ってきます。

しかし、実際にやって頂くと、平均5秒で一つのストレッチを終えています。

長くて25秒

残念!

がっぺ短すぎ!!

これでは変化がつけられません。 

実際には筋肉の緊張がほどけてゆくさまを感じつつ、変化がつき切るまで待つのが一番なのですが、

これはちょっと練習が必要です。

時間を目安とするならば90秒程度がおすすめです。

最低でも40秒はストレッチをキープしていただきたいところ。

「え~~~~、そんなに待てない!」

という方は、ストレッチを深呼吸を6回繰り返す間キープするようにしてみてください。

深呼吸1回でだいたい6~7秒ですから、

6回で36~42秒になります。

作用時間の問題をクリアするだけでなく、呼吸による相乗効果が得られますから

効果は普通のストレッチよりも大きくなります。

是非お試しあれ!

 

=気をつけよう!=

ストレッチというものは、「優しく伸ばす」「時間をかける(緩むまで待つ)」という

2つの工夫で格段の(というより本来の)効果を発揮してくれるようになります。

強く伸ばしても、時間が短すぎてもその効果は驚くほど小さくなってしまうのでご注意ください。

それから、いくら優しく伸ばしているからといって、10分も20分も伸ばすのもお勧めできません。

「オーバーストレッチ」といって、時間をかけ過ぎて怪我をすることもあるんです。

なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとしと申します。

程良く行うことが一番の秘訣です。

 


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