あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ろくに熟しても無いのに

2021-08-16 20:52:54 | 野菜・果物・料理など

 パッションフルーツが、まだ色づかないうちに落ち始めました。暑すぎても熟れず、急激に温度が下がってもやはり熟れず。右上のが雨の日に落ちたもの。下の二つは追熟でかなり色がついていますが、とても暑かったとき色づかないまま落ちたもの。色はつきましたが、未熟なまま落ちたのは追熟しても酸っぱい、と言うことが分かりました。

 



 

 2週間も晴天と猛暑のあとの長雨。台風以来1週間も雨が続いています。極端な天候に対応しきれないのでしょうか。

それから・・・

 

 雨の中で、イチジクがちょっとだけ柔らかくなったと思ったら実が割れてきて、食べてみても水っぽくて甘みが少なくて、おいしくありません。

 

 
 
 なのに、もう何者かに食べられています。

 
 
 向こうのはすでに腐って,手前のは半分以上食べられて

 
 
 アリがびっしり。これは多分おいしい方なんだと思います。
 

 これでは人間の口に入りそうもありません。無傷の実を収穫するにはまだ固いうちから採らなくてはいけないみたいだけど、そうするとまずくてそのままでは食べられそうも無いしねえ・・・・

 

 それから袋かけの時、青いままで落ちたマンゴー

 
 外も中も色だけは一人前になってきましたが


 食べてみるとまだ酸っぱい。 香りは少々あります。なので一個はサラダにしました。ドレッシングもお酢が入っていますから少々酸っぱいのはOK。

 

 そして弟にもらったメロン

 期待していたほどおいしくなくて

 種を見たら、まだ熟してないのが分かります。

 

 
 
 こちらは多分熟していたんです。種が充実しています。



 だけどせっかちに早く切ってしまいました。メロンも食べ頃があるんですよ。あと1週間置いていたら、もう少しおいしかったと思うのに、残念。

 酸っぱいマンゴーと、甘みの少ないメロンを前に、香りだけはするんだからなんとかーと考えて、ジュースにしてみました。バナナを入れてミックスしようとスーパーに行ったら、なんと売り切れ。今日はバナナが激安だったらしいです。

 



 なので,スーパーで買ったとてもおいしい桃を少し入れて(ちょっともったいなかったんだけど)

 牛乳と蜂蜜を入れてミキサーにかけたら、

 まあまあおいしいミックスジュースができました。



 あと、固いイチジクは、ワイン煮などはどうかな? 煮崩れしにくそうだし。まとまって採れたときに作ってみます。あ、今度はワインがいるのか。

 

 せっかく成ったものだからなんとか消費したいけどーかえって物入りなんですよねえ。

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小さな 小さな

2021-08-14 21:57:02 | 生き物

 先日の水替えで、瓶には子メダカ多数、水槽には親メダカを3匹と分けました。子メダカはいないはずのその水槽に、 いきなり子メダカが現れるようになりました。

 針の先それも木綿針ではなく絹針ー細い細い針です。ーの先端3ミリほどの稚魚が、2,3匹ずつ・・・

 

 紙コップですくったところ



 メダカすくいもだいぶうまくなりましたよ。

 親メダカが稚魚を食べると言うこともあるらしいので、見つけたら即すくい取って瓶に移してやるのですが、一昨日は、すくって何もいなかったはずが、2時間後に見たらまたいました。あれ? この空白の2時間に新しいのが生まれた?

 とにかく早く避難させなきゃと、紙コップに手を伸ばしたとき、親メダカが浮かんできました(人影を察知するとえさをもらいに出てくるのです)そしてー

 ああ~ 食べちゃった!

 小さな小さな生まれたばかりのメダカをぱくっと飲み込んでしまいました。

 さすがに、目の前でこれをされると、ねぇ・・・・

 数日おきに子メダカが現れるのですが、その数はほんの2,3匹です。もしかして私が気づく前に何匹も食べられているのかも。だって、今日は12,3匹もすくって移動させましたもの。

 子メダカのいる瓶

 大きさいろいろです。



 早くに生まれたのは多分1センチ越えると思います。水草の手前にいる黒いのです。それから少し小さいのやかなり小さいのや、生まれたばかりの極小のや。

 色も黒いの、白いの、銀色に光るの、といろいろです。今のところ赤みを帯びたのは見つかりません。親メダカにはいたのですけど、早くに死なせてしまいましたから、もしかして子孫を残せてないかも、です。

 

 
 しっかりとメダカの体型になりました。



 

 
 これが赤くなるかも?



 

 親メダカはまだお腹にタマゴをつけて泳いでいます。

 上からなのでわかりにくいですけど。



 このまま生み続けるとメダカは何匹になるのか?今でも50匹はいると思うのですが。トラオが言うには、学校ではついに卵を産まず、稚魚の観察もできなかったとか。うちではこんなに簡単に生まれるのに? 

 ま、増えたら増えたときのこと、今は先の心配はしないでおこう。

 

 水替えの時に見つけたモノアライガイのタマゴ。

 こちらも赤ちゃんが生まれていました。

 



 大きい方が3ミリくらいかな? 小さいのは多分昨日か今日生まれたもの。3日前にはいませんでしたもの。

 それから、水の中では無いけれど

 草にくっついていた何かのタマゴ



 いよかんの葉っぱについていたタマゴ。 



 二つとも困った虫かもしれないけど、そのままにしておきました。

 

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ヨウシュヤマゴボウ

2021-08-13 15:08:44 | 植物
 注 記事を公開してからいろいろ調べて分かったことがありましたので、追記という形で補足しています。
 
 雨が降る前日にお墓掃除に行ってきました。ぎりぎりセーフ、翌日から雨続きです。
 
 行ってびっくり! というよりショック!!
 
 周りを果樹の放棄地や雑草地に囲まれた墓地。 雑木の中から伸びたヨウシュヤマゴボウが,通路にまで広がっていました。
 
 
 去年までこんなにあったっけ? 夫が草を刈ったときもあったんだろうか? 私にはあまりにも唐突に生えて来たように見えて違和感を覚えました。 
 ヨウシュヤマゴボウが野原に目立ってくるのは大概秋です。アサガオと一緒に色水遊びの定番でしたから。
 帰ってから念のために過去のブログを探してみました。そうしたら・・・・ちゃんと取り上げた記事が無い。主役の添えものとして書き足すくらいでした。時期もやはり9月中旬。今の時期、他の場所ではまだ小さくてやっと花が咲き始めたばかり。
 わたしが感じた違和感は、時期があまりにも早すぎたのと、草丈があまりにも高すぎたこと。それが先日の大風で倒れて足の踏み場も無いほどに乱れていたこと。それらが原因のようです。
 
 せっかくだから一度くらい丁寧に記事を書いてみましょうか。
 
 花。 花柄がほんのりピンク

 
 一つ一つはとてもかわいい。 花心はすでに実の形をしていました。
 

 
 
 
 花が散った後の実。つぶれたピーマンみたい。
 
 花柄の先の方までピンクが広がっています。
 
 
 熟した実。
 これが危険、かつ魅力的なー

 
 つぶすとすばらしく鮮やかな赤紫の汁がとれます。水の量を変えれば赤紫のグラデーションがすてきなジュースに(飲めません、多分)しかしこの汁は洋服につくと絶対落ちない、と聞いていました。だから子どもたちにも、白いシャツにつかないように細心の注意を払って遊ぶようにと言い聞かせていましたが(このあたりが危険という意味)
 
 追記~ 調べてみたら本当に危険でした。全体に毒があるそうです。
 
 本当にそうなのか? 落ちない色なら、草木染めの赤紫のスカーフなどがあるはずだけど、ヨウシュヤマゴボウ染めって聞いたことがありません。 ということは、色が長く持たないからではないだろうか? むくむくと疑問が湧いてきました。 同じ赤紫のブドウとか、ブルーベリーとかも、草木染めに使われてもいいはずだけど。
 
 追記~染めようによってはとてもきれいに染まるみたい。だけど、毒を染めるのではねえ。色はやはり落ちにくいそうです。
 
 そのうち、時間を見つけて実験してみましょうね。→毒と知ったからには実験はしないかも。
 
 
 
 そして、私がいちばんすてきだと思ったのは
 
 
 
  きれいな色。
 
  花の咲く前? 咲いた後? 一瞬迷いましたが。

 どうも、実が落ちた後のようですね。 これが地面にいっぱい落ちていたのです。
 
 早い! 早すぎる! 今年は秋が来るのが早いのでしょうか。
 
 あちこちに散らばったのを見ていて気づいたことがあります。これは風で飛ばされたのではなさそう。なぜなら、実が1個も見当たらないのです。これはわざわざ枝からもぎとってほうぼうへ持っていって実を食べたのだろう、と私は推測しました。だれがやった? おそらくはカラスでしょうね。
 
 
 
 ちなみに、大木になった茎を切ると
 
 


 見かけは立派だけど。空洞があいていて柔らかいです。これで直径4センチくらい。何の役に立ちそうもないですね。
 ウドの大木と同じようなものでした。
 
 
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虫の顔

2021-08-11 08:10:00 | 生き物

 この間のこと
 
 外で一仕事終え、台所に入ってお茶のコップを置こうとしたら
「じぃ~」
あれ? わたし何かに触ったんだろうか?
そして、来ていた汗びっしょりのパーカーを脱ごうとしたら、またまた
「じぃ~、じぃ~」
おかしい、虫には違いないけどどこにいるんだろう?
そしてパーカーを完全に脱いでやっと分かりました。
 
 
 全く逃げる気配無し。どうしたんでしょうね。写真を撮った後、外のウバメガシの木にとまらせてやりましたが
 
 
 ここまで幹に同化していれば鳥に見つかることもないでしょう。
 
 これは極端な事例ですが・・・
 
 この夏、なぜか近くで虫を見る機会が多くて。
 カメラを向けても動かないのです。なので、思いっきり近くで顔を撮らせてもらいました。
 
 
 シオカラトンボ
 
 
 正面から

 
 斜めから



 トンボの目には私が映っているはずなんですけど、動こうとはしませんでした。
 
 蛾
 
 
 
 もふもふの顔が動物的
 
 あまり見かけない蛾です。なんという蛾でしょう。





 こちらの蛾はプール遊びしていた孫たちの所に来ました。
 
 
 背景が真っ青なのは、ビニールプールのふちにとまっているからです。 なかなかきれいな蛾でした。
 
 
 ツチバッタ? じっとしていたらなかなか見つからないでしょう。写真を撮ったものの、顔がわかりません。なんだか南方のトカゲに見えてきました。  
 
 
 
 ならば顔を大写しにー



 
あはっ。やっぱり分かりません。
 
 
怖い顔でこちらをにらんでいるのは?
 
 



 
 
ゴマダラカミキリですね。
 
こんなふうに真っ正面から写せるとおもしろいんだけど。残念ながらピントがイマイチ合ってなかったです。
 
 
顔は写せなかったけど



 多分カメムシの仲間。とまっているのは,ガガイモの茎でしょうか?
 
 野菜にこんなにたくさんで押しかけられたら、駆除せずにはいられませんが、草ぼうぼうの空き地でしたので放っておきました。
 
 
 最後に、虫じゃないですけど、可愛かったので
 


 ちょっと不安気。すぐに逃げて行きました。



 


 
 
 
 
 
 
 
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アマサギを見ていたら

2021-08-10 15:55:00 | 生き物
 遠くの方にアマサギがたくさんいました。
 
 
 モデル歩きをしているようなアマサギが1羽近づいてきました。

 
 
 野鳥って人の気配にはすぐ逃げ出すのに、車のエンジン音には警戒しないんですよね。逆にエンジンを止めて、ドアをバタンと閉めたりすると、逃げて行ってしまいます。

 
 もう1羽が追いついて、連れだって歩き始めました。

 
 向こうになにかありそう。

 
  なに? なに?
  アマサギが集まりだしました。
 
 
どうした、どうした
アマサギがどんどん集まってきて
 
 
 
 いそげ いそげ なんだかわからないけど
 
 
 あー、行き止まりだ。
 
 
 一羽が飛び立つと、他の鳥もまねをして飛んでいきました。彼らは何がしたかったんでしょう?
 おしまい
 
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台風の後

2021-08-09 23:42:38 | いろいろ

 笹倉湿原への記事はまとめるのが難しくて、何時間もパソコンの前に座る羽目になりました。いくら自分の脳トレのためとはいえ、こんなに時間を食ったのではいかん、家事その他、諸々のことがおろそかになってしまいます。(ただでさえぐうたらしてるのに)・・・というわけでしばらく簡単に投稿しようと、今は決心しています。

 

 瀬戸内海を通過していった台風9号。 あまり頻繁に通るコースではありませんが、石鎚山にさえぎってもらえないこのコースは風が強いのです。 朝目覚めたら電気がつきません。大風大雨の中、電力会社の広報車が、「順次復旧しておりますのでしばらくおまちください。」と走っていきました。この状況での復旧工事はさぞかし大変だろうに、ご苦労様です。

 ハウスは無事だったかな? 何ともなかったです。ニュースでは、ハウスのビニールがそれこそ狂ったように舞い上がっている場面がうつっていましたが。うちの方は被害もあまりなく昼前には静かな天気になりました。

 夕方散歩の途中で見かけたひまわり

 





 

 もう終盤ではありましたが、全滅ですね。

 根こそぎです。



 

 家の貧相なひまわりも倒れていました。コスモスは何ともなかったのに。

 



 

 そうだ、ポポーは大丈夫だったかしら。 夕方遅く見に行きました。

 風下の方から木の下を覗いて、「よかった、落ちてない。」と思ったのですが、

 風上に回ると

 





 

 枝は折れているし、葉も痛んでいます。

 



 

 そして落ちた実がたくさんあるし

 



 

 小さい木は倒れかかっているしー

 

 ポポーって案外根っこが弱いのかもしれません。

 もったいない。大きいのは鶏の卵の倍くらいありました。なんとかできないかなあ。



 

 ここにはなぜかハグロトンボがたくさんいます。

 シオカラトンボなどはずいぶん少なくなりましたが、ハグロトンボの生活できる環境はまだ残っているんだなあ、とちょっとほっとするんです。





 

 近くの田んぼを見たら、穂が出かけたイネがきれいになびいていました。田んぼへの被害はなさそうです。

 



 今回は大丈夫でしたけど、これからイネの一粒一粒に実が入ってくると、強風で倒れます。まだまだ油断はできないですね。 これから先も大きな被害がでませんように。

 

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笹倉(さぞう)湿原へ 2 神の庭

2021-08-08 12:27:39 | 山登り・里山歩き

笹倉湿原



 

 うかつなことに、スマホのカメラでも引いて撮れる機能があることをすっかり忘れていました。全貌が写っていません。

 深い森の中にぽつんと存在する、ウマスギゴケに覆われた湿原。

 





 

 昭和33年に学術調査隊が発見するまで、営林署の職員など、ほんのわずかの人にしか知られてなかった幻の湿地です。その神秘的な美しさから「神の庭」と呼ばれています。

 その静謐なたたずまいを写真で見たとき、こんな美しい場所が愛媛にも・・・と思いましたが、自分で行こうとは思いませんでした。そのころは、個人的な山登りは無縁のものと思っていたのです。

 しかし、友人は違いました。ずっとずっといつかは行きたいと思い続けていたのだそうです。それを聞いて私ともう一人の友人とが、仲間と一緒なら行けるかもしれないと思うようになったのです。

 

 晴れ続きの日には苔が乾いて茶色っぽくなり、雨続きの日は水没してしまうというこの湿原。苦労してたどり着いてもあのとき見た写真のような美しい景色を見られるとは限りません。

 しかし、

 イッペイさんに言わせれば、「今までで1番苔がきれい。」

 



 

 わたしたち、よっぽど心がけがいいのか、運がいいのか。いや、運が強いと言うべきでしょうか。今まで行った皿が峰や世田山はすべて快晴と緑の美しい日。それはもちろんそんな日を選んで行ったのですが、今日は違います。半月以上前に計画を立てて実行しただけですから



 
 しかも10日以上晴天続きで、苔が枯れていても不思議はないのに、この緑。

 

 娘は、5年ほど前と今年と2回ここに来ましたが、湿地は小さくなっているそうです。乾燥化が進み、向こうの方から笹が進出してきています。いずれは消えてしまうかもしれない小さな湿地なんです。

 

 湿地の周りはロープが張られていてわずかに水がしみ出していました。これ以上は近寄れないので、ウマスギゴケの表情はうまく写せませんが、

 







 

 全体を見れば

 庭には馬が駆け回り、鳥が遊んでいます。

 



 

 大きなヘビがするすると横切っていきます。

 



 

 中央の小さな池には周囲の笹が映り込んで

 



 

 ここのどこかに神様も遊んでいるような

 

 そんな雰囲気を醸し出していました。

 

 周囲は杉木立。営林署の職員が知っていたと言うことは、この林は人工林なのかな? 杉木立の中は乾燥して草もまばらでした。そこで軽食をかねて休憩。

 木立の間から見る湿地はまた違った美しさでした。

 







 

 十分堪能したところで下山。

 

 きつい坂は下りもきつくて、とにかく転ばないように用心しいしい下りました。もっと早く下りられるかと思ったけど、やっぱり予定より1時間遅れ。合計2時間遅れで土小屋テラスに着きました。

 ここで、途中の見晴台から見た神の山ふたつ

 

 いつもみるのとは全く違う姿の石鎚山。険しく神々しい姿でした。

 



 普段は多分三角形の側面から見ているんです。人が寝ているような形に見えます。

 

 子持ち権現山



 ここも山岳信仰の対象であり修行の場なんだそうです。そして石鎚と同じように鎖場があることを初めて知りました。

 

 さて、土小屋テラスで遅い食事を取り(ジビエ料理がおいしいらしいですが、わたしはアマゴの甘露煮をのっけたうどんにしました。)石鎚の湧き水を使って作ったというビールを買って帰路につきました。

 夜、一人で祝杯をあげました。おいしかった~

 

 

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笹倉(さぞう)湿原へ1 森の中

2021-08-06 21:43:32 | 山登り・里山歩き

 笹倉湿原へ行きたいーそんな思いから山歩きを始めたババ友3人。思いの外早くに実現することになりました。それは、ひょんなことから、アウトドア&カフェのお店「クロスポイント」のオーナーが、ガイドもしてくれるということを知ったからです。オーナーのイッペイさんには娘、息子たちもお世話になっており、わたしたちも全く知らない間柄でもなかったので(まさに灯台もと暗し)話はトントン拍子に進みました。

 3人の新型コロナ予防接種日程がバラバラだったので、接種1週間前、接種後2週間を避けると3人が揃う日がありません。何とか出発日を決めましたが、出発まで一月もない・・・・装備の準備はともかく、体力作りが間に合うか? さらに思わぬ伏兵がいたのです。それは予防接種その物でした。副反応のため寝込んだり、倦怠感にしばらく運動しなかったりーその結果、思っていた以上に体力が落ちてしまい、三人ともが一抹の不安を感じながら出発日を迎えたのでした。

 朝5時40分我が家を出発、霧深いUFOラインを越え石鎚スカイラインを下って8時30分ころに登り口に着きました。

 登り口からしばらくは緩やかな坂道が続きます。今まで登ったところは、最初がかなりきつい階段だったりして、序盤で早くも息切れというパターンが多かったのですが、この坂道はありがたかったです。ゆっくりとウォーミングアップしている感じ。イッペイさんによると、最初のペースが大事で、はじめっから速いペースで登ると体力を消耗するんだとか。

 体力的にも私が1番迷惑をかけると思ったので、写真を撮るのは最小限にしてひたすら歩こうと思っていたのですが・・・・

 結局私が1番後からとぼとぼとついていって、みんなを待たせることになってしまいました。だって、この木々の美しさー作品作りの資料になると思えば、ついつい立ち止まって写真を撮ってしまいます。

 以下,写真は文章に合わせて順不同で掲載しています。

 

 道は、これぞ「ザ・山道」といった道。

 道しるべはたった1箇所です。あとは獣道みたいな道をひたすら歩きました。



 苔むした岩場を歩くときは、なるべく苔にダメージを与えないように、バランスを崩さないように、どこに足を置くか選びながら登りるのが一苦労でした。

 
 苔むした岩の上に
 
 
 一瞬お地蔵様かと思いました。 

 積まれた石までもがすでに苔むして、何となく手を合わせたくなる雰囲気でした。どうぞ元気で行って帰れますように、と手を合わせて通りました。

 さらに立木の間は根っこが入り組んで階段のようになっているところをバランスを崩さないように登りました。

 



 以前横峰さんに登ったとき、「階段よりも斜面がいい」なんて文句を言いましたが・・・ 贅沢な愚痴でしたね。

 ただこういう山道は、若いときには何回か登ったことがあります。堂が森とか塩塚高原への山道とか。子どもたちを励まし励ましの登山で、今よりもずっとしんどかったのです。その経験がなかったら、この歳になって登山をしようなんて気にはならなかったかも。ただし、歳をとった分装備の力を借りています。ちゃんとした登山靴(昔はスニーカーでした)をはいて、ザックの背負い方、ストックの使い方・・・イッペイさんにいろいろ教えて頂きました。

 肌がつるつるの赤い木。サルスベリどころではないつややかな木で、コンクリートみたいに固い。ヒメシャラだそうです。高度が高い場所ではまだ花が残っており、道にもたくさん落ちていました。



 登り口から程なくしてたどり着いた堰堤は



 ほんのちょっとしかありません。笹倉の苔は大丈夫か? 夏休みに入ってから一度も雨が降ったことがなかったのです。

 いくつかあった沢も水がちょっとで、足を濡らすこともなく渡りました。



 わずかに流れる水に手をつけるとびっくりするほど冷たかったです。

 わさびが自生していました。



 

 まっすぐにそそり立つ大木も美しいです。わたしたちほんとうにラッキーなことに、山登りする日はいつもいつもこんな青空です。この日下界では猛暑日だったとか。けれど木立の中は爽やかで、思ったより快適でした。

 





 

 たくさんの苔むした倒木の横を通りました。

 







 
 ふかふかの苔をベッドにして新しい植物がたくさん芽生えています。



 朽ち果てた体から次の世代の木を育てるナースログ



 小さなもみの木が育っていました。

   

 有名なセクハラの木。しがみついているのは絞め殺しの木と呼ばれるもの。 まっすぐな木の方はすでに枯れています。

 

 

 キノコはいつ見てもテンション上がります。多分サルノコシカケの仲間だと思うけど。

 




ぷにゅぷにゅの白いキクラゲみたいなの。


 

 顔の高さくらいある笹の中も進みました。トラオがしんどかったと言うはずだわ。子どもにとって顔まで生い茂る笹を分けて進むのは大変だったことでしょう。さすがにここでは写真は撮れませんでした。

 

 余談ですが・・・帰り道でイッペイさんに言われて気がついたのですが、均等に虫食いのある笹の葉

 



 こんなのがいっぱいあるんですよ。

 なぜだと思います? わたしたちなかなか答えを見つけられなかったのですが

 虫が先端の巻いた葉に穴をあけ、その葉が開くと穴が等間隔に空いているという訳でした。

 

 笹原を過ぎて 

「もうすぐですよ。」 

 イッペイさんの声に励まされてなおもいくと、すこし空が開けてきました。ああ、竜神平に着く前もこんな感じだったなと思っていたら 

「もう見えてますよ。」

 



 

 あらあら、いつの間にか着いたみたいです。予定より1時間遅れの到着でした。

 

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パッションフルーツは手間いらずと思ったんだが

2021-08-03 14:05:00 | 野菜・果物・料理など

 ぽつりぽつりとパッションフルーツが落果しだしました。完熟です。

 

世話という世話もしないのに、わさわさと茂って

 熟れたら下に落ちて
 

 外側の皮がわりと固いのであまり傷もつかず。なので毎日地面を見て、落ちているかどうか確認するだけ。もちろん、農薬はいっさい使っていません。

 大きさは鶏卵より大きいくらい。

 収穫してしばらくはそのまま置いておき、皮がしわしわになったところで食べます。すぐに食べると酸っぱいのです。

 



 最初におちた、濃い紫の実がしわになったので切ってみました。

 ヨーグルトにかけたところ。



 ほどほどの酸味と爽やかな香り、甘みもあっておいしかったです。ただ、この種の大きさが・・・・

 もっとたくさんあれば種も取り除くのですが、たった一個なので、種を除けたら食べるところがなくなっちゃう。

 

 だけど、最近は色が薄めで落ちてくるので気になるところです。なんで色づかないのかなあ。

 

 何となくマンゴーのこれと関係があるような気がする・・・・

 



 日中は40度を超えるハウスの中。 どうもあまりの暑さにやけどをしているみたいなんです。

 パッションフルーツも、暑さのせいで十分熟し切らないうちに落ちてしまうのではないかと。

 1番始めにパッションフルーツを植えたときは、追熟と言うことを知らずに、収穫してすぐ食べていました。その酸っぱさに食べる気もなくして、知り合いにあげようかと言っても「酸っぱいから」と遠慮されて、火を通して砂糖を入れてみたりしたけど、追熟したら十分おいしいです。それになんと言っても手間いらず。ほったらかしでも病気にもならず、虫もつかず・・・・と思っていたのに

 

 発見してしまいました。

 



 

 カイガラムシとそこを行き来するアリ。

 やっぱり美味しい物には虫がつくか・・・・

 マンゴーにはカメムシがたかっています。

 



 
 
 ネットをかけたので多少は防げるとは思いますが。この暑さに強い虫もいたものです。
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7月の花 2 よそ様の花&野山の花

2021-08-02 22:14:49 | 植物

 サルスベリともキョウチクトウとも違う・・・・よくよく見たらブーゲンビリアでした。屋外で屋根に届きそうなほど伸びています。うちのより一回り大きい花がびっしり。残念ながら遠くから写したのでぼけていますけど。

 屋外でも冬越できるんですね。近年の夏の暑さを考えると冬も暖かくなっているのでしょう。

 

 草だらけの我が家の畑に比べて、この花々の元気さはどうでしょう。

 

 ここは新しくできた公園の花壇

 



 

 子どもたちを遊ばせられるかな?と偵察に行ってきました。広々として東屋や親水池もあって気持ちのいい場所でした。しかし、木陰も少なく、夏の日中は無理。それでも遊んでいる子はいましたけど。

 子どもの頃、夏休み中は、涼しい午前中に勉強してから遊びに行きましょうということで、午前10時までは友達の家に行っては行けないことになっていました。今はもう、涼しい午前中に遊んで、暑くなったら家の中で勉強しましょうって言いたいくらいです。

  野菜畑に見慣れない白い花。

  葉っぱがかぼちゃに似ています。多分これはひょうたんですね。

  ちょっと失礼して中を確かめてみました。

 葉っぱの陰に実がなっていました。

 

 

 う~ん、多分ひょうたんだと思うんだけど。なぜそう思ったかというと、父が若い頃趣味で植えていたのです。ただ、ひょうたんならちゃんと棚を作って実がぶら下がるようにするんだけど、地面を這わせているのがひっかかります。瓜の仲間にこんな花の咲くのがあったっけ。この実がどんな風に成長するか気になります。

 畑の白い花と言えば




 
 カラスウリ

 ちょうどポチの散歩の時間に開きかけています。もうこれは、畑と言わず,空き地と言わず、どこにでも。じっくりと写真を撮りたいんだけどーまたいつか詳しく投稿しますね。

 

 山の木陰はさすがに涼しくて、まだヤマアジサイがきれいでした。



 

  

 

 エンレイソウには丸い実が一つ。 尾瀬で初めて会って以来何年ぶりに会えたかな?かわいいです。 

 

 

 イワタバコ

 場所柄、この角度でしか撮れませんでしたが、結構目立つところに残っているのがうれしい。

 そうそう、桜三里にたくさんあるネムノキですが、こちらは園芸品種もあるみたいで、とあるお家のへいから花が覗いていました。きれいですものね。

 こちらは山のネムノキ。こんなふうに近くで撮れるのはめずらしいのです。大木になりますから。



 お庭のネムノキ



 
 ここまで近寄れました。



 ネムノキと同じくらいきれいで好きな花。 だけど庭木としてはあまり見かけません。 ボタンクサギです。

 どうしてかしらね。クサギという名前がいけないの?

 花はそんなに臭くないですよ。

 

 そうそう、忘れていました。花じゃないけど、おもしろいものを見つけたので、つけたします。  

 これは何でしょう。



春の葉っぱばかり注目していましたが、まさかこんな実がなるなんて。


 アカメがシワの夏の姿でした。



 

 

 

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