根岸の一画にひっそりと佇む「子規庵」は明治の俳人(歌人)正岡子規が住んだ家屋跡で
現在の建物は弟子の鼠骨達により昭和25年に再建されたものですが
明治27年から明治35年まで子規が俳誌「ホトトギス」などの活動を行っていた所です。
旧規の通り再建されたということで床に就きながらも俳句を詠んだとされる
部屋などが残されています。
庭の至る所にへちまが植えられています。
子規は糸瓜(へちま)を詠んだ辞世の句を自ら書きつけた直後に意識を失い
翌日の未明に息をひきとったとされています(享年36歳)
子規庵の句会には夏目漱石や森鴎外なども訪れていたそうです。
根岸は上野の北側に位置し、かつては崖の下にあり海が入り込んでいたそうで
木の根のように岸辺が続いていたのが名前の由来だとか・・・
落語家の林家正蔵一門(海老名家)の「ねぎし三平堂」があり
定期的に落語会も行われています。
※谷根千(谷中、根津、千駄木)エリアからも近い(徒歩圏内)のでカテゴリーは谷根千としました。