京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




高台寺塔頭「月真院」さん
普段は非公開のお寺で門は閉ざされていますが
週末だけ一般公開されています。

江戸時代、元和2年(1616年)北政所の従弟が建立
臨済宗建仁寺派に属し千体地菩薩を本尊としてお祀りする。

織田信長の弟、有楽斎が植えたとされる
樹齢350年の「有楽椿」があります。

幕末には新撰組を脱退して孝明天皇御陵衛士を拝命した
伊東甲子太郎他15名が月真院に移り拠点になった所でもあり
門前の駒札と石碑には「御陵衛士屯所跡」と書かれています。

拝観はお抹茶付きで500円

方丈の庭からは八坂の塔が正面に見えます。



お茶を頂きながらゆっくりと遠くに塔を眺められる良い場所

三斎流のお茶を頂くことができます。



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豊臣秀吉の菩提を弔う為に妻ねね(北政所)が建てたお寺「高台寺」さん
その向い側にある「圓徳員」さんは、ねねが58歳から没する77歳までの19年間晩年を過ごした所で
後に実家である木下家が菩提寺としたお寺です。

唐門を入ってすぐに秀吉が今川義元の親戚
西尾家に贈ったとされる『秀吉好み手水鉢』があります。

方丈内では重要文化財でもある長谷川等伯の障壁画や
見事な襖絵などを見ることができます。


桃山時代の代表的庭園の一つ国の名勝にも指定されている
伏見城の化粧御殿の前庭を移築したとされる北書院前庭

書院に続く茶室の前には手水鉢があります。

宝塔の笠石を横にして、その面をくりぬいて作られたとされる
『桧垣の手水鉢』鳥の様にも見えるかわいい形をしています。

北庭を出た所には御所から移築されたとされる御堂の中に
秀吉が念持仏とした『三面大黒天』があり
大黒天、毘沙門天、弁財天の三つの顔を持つ仏様がお祀りされています。

出口付近には「都路里」さんも



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清水寺参道の茶わん坂(清水新道)を上る途中に菓子司「局屋立春」があります。
「局屋」さんのご先祖様は代々御所を警備する武士だったそうで
家のお嬢さん達も橘の局や雅の局、良の局として孝明天皇にお仕えしたことから
武家廃止後に”局家”と称して役所勤務をしたそうで
そこから局屋さんの名前はきているようです。

やや清水に近い趣のあるお店の方は季節によって閉まっていますが
少し下に下った所に通年営業している店舗兼茶房があります。
店頭にも並べられていますがこちらの看板商品は「柚子のしずく」と「庭の栗」というお菓子

『柚子しずく』は蜜漬けした花柚子の中に柚子餡を入れたもので
皮のほのかな苦味と柚子の香りが美味しいお菓子です。

器に使われている花柚子は普通の柚子よりもやや小ぶりで
下の写真のように色も少し黄色に近いです。
(味と香りは殆どかわりません)
柚子の大きさによって大と小がありますが
どちらも少しずつ切って頂いた方が食べやすいかもしれません。
中がアルミパウチ包装になっているので日持ちのするお菓子です(約一ヶ月)

こちらは『庭の栗』

栗を白餡でつつみ栗を象ったお菓子

ほろほろとした餡の食感が美味しいです。

春は竹の子や夏は紫陽花の形のものもあるそうです。

店舗は茶房を兼ねていて中では季節の和菓子と抹茶セットや
おしるこや善哉などが頂けます。



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縁結びの神様として全国的にも有名な「地主神社」さん
大国主命を主祭神とし、その父母神様や祖父母神様三代お祀りしています。
歴史はかなり古く日本の建国以前とされ神代(かみよ)の時代まで遡るそうです

清水寺の接社となっていて、いつも沢山の人
(左側が清水さん本堂の屋根)

社殿は寛永10年(1633年)に徳川三代将軍家光公が再建されたもので
国の重要文化財にもなっています。

本殿内部は華麗な極彩色模様が施され見事

奈良時代の双堂という様式が使われていそうで
平安朝と桃山文化を巧みに取り入れた造りと彩色

色合いが何とも美しいです

さて、その本殿と拝殿の前にあるのがこちらの有名な石

『恋占いの石』は縄文時代のものだそうで
近年の研究によって解明されたそうです。

石は2つあり手前の石から奥の石まで
目をつぶって歩いてたどり着ければ恋愛が成就するというもの

たどり着けるまで何度もやり直している人もいたりして
いつも混みあっています

境内には他にも沢山の神様がお祀りされています。

撫で大黒さんは願いを込めて大黒様をさすると御利益があるというこで
良縁はこずちをこすると良いそうです。

こちらは因幡の白兎を助けられた大国主命さま
隣にはちゃんとウサギちゃんがいます。

水をかけて祈願するとお願いごとが叶うという水かけ地蔵さま

願いを込めて鉦(かね)の中心を軽くたたき
幸福と縁結びを祈願する幸福祈願

おみくじや絵馬などもあります。

恋の成就を願うものやお礼参りの絵馬もかけられています。

おかげ明神さんはどんな願い事でも一つだけ叶うという
一願成就の守り神様で特に女性に厚く信仰されているそうです。

人形祓いは人を形どった紙に息を吹きかけ
身代わりとして水に流して悪運や悪縁を取り祓うもの

紙には願い事や名前、年齢性別を書きます。

そして桶の水に流すというもので
古くは奈良時代に宮廷でも行われていた魔除のお祓い

人気のお守りは恋人同士のものや縁結びを願うものなど色々

ということで縁結びや恋愛祈願などを中心に
かなり充実したスポットの地主神社さんです。



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昭和2年(1927年)創業の甘味処、京「梅園」(うめぞの)さん
四条河原町の本店の他に清水寺産寧坂にも清水店があります。

名物みたらし団子は俵型をしたかわいいお団子

やや小ぶりで一口サイズの食べやすい大きさです。
お団子は店内で頂くこともお持ち帰りも可

今回は秋冬限定の『粟ぜんざい』を頂いて来ました。

粟を蒸しあげる作業がある為かオーダーしてから少し時間がかかります。

しばし待つこと・・・
滑らかなたっぷりのこし餡に覆われた粟善哉がやってきました!
中にふかふかの粟餅が入っています。
京都は以外と甘さの濃いお店が多いですが
こちらのこし餡はとてもあっさりとしていて美味しいです。

しつこくないので一気にペロリと完食という感じです
「栗の渋皮煮とわらび餅入り特製あんみつ」
という惹かれるネーミングの甘味も頂いてみました。

こちらもさっぱりとした甘さの美味しいあんみつでした。



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「医療器具歴史博物館」の角を五条通に向い北へ上がると「五条楽園」とよばれる所に出ます。
かつてこの辺りには遊郭が置かれていたそうで、面影を残す建築が多く残されています。

唐破風に茶屋格子が風情ある佇まい

こちらは歌舞練場

現在も花街としてお茶屋さんや置屋さんが営業されているそうです。

古い和洋折衷の建物も残されています。

明治時代のステンドグラスが残されている建物


少し歩くと五条大橋に出ます。



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「任天堂旧本社屋」の左隣に「眼科・外科医療器具歴史博物館」という看板の建物があります。
こちらはかつて町医者を開業されていた奥澤眼科さんの医家で
江戸時代からの医療器具をはじめ明治、大正などの診療器具等を
昔の診療室を復元した中に展示されている私設博物館

奥澤眼科さんや竹沢外科さんに保存されていた器具の他にも
大学病院や個人医などから引き取られた器具も展示されているそうです。
珍しいこの博物館、見学するには入場は無料だそうですが
予約が必要でメールフォームから申し込めるようです。
因みに玄関には「奥澤眼科診療所」という古い看板があげられていますが
現在は「奥澤眼科医院」として桂や醍醐、亀岡の方で開業されているようです。



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昭和5年~8年頃の近代建築、「任天堂」さん創業の地にある旧本社屋(渉成園」の東側、正面通木屋町東入ル)
WiiやDSなどで今や世界の「Nintendo」さんですが最初はかるたやトランプ等の会社だったそうです。
創業者、山内房次郎氏が花札の商店として始められたことから
「山内任天堂」さんとなっています。

手前が倉庫で奥が本宅になっていたようで
トップの写真は本宅部分、出窓やテラス等が美しい造りです。
建物の細部にもお洒落な感じが伺えます。
格子の真ん中には丸福の文字
左右には千鳥の柄などが施されています。

因みに現在の本社は南区鳥羽鉾立町

現在は特に使用されていないそうですが建物も周りも綺麗に整備され
昭和初期の美しいアールデコ調近代建築として残されています。



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昨日は初弘法ということで東寺では今年初めての弘法市が行われました。
文化元年(1840年)創業の京ゆば専門店
「千丸屋」さんには「東寺ゆば」というものがあります。

生ゆばにゆり根や銀杏、木耳などを入れて油で揚げたもので(5個入り1260円)
壬生菜や水菜等、京野菜と一緒に煮物にしたりお鍋に入れても美味しいです
中に具財が入っているので1個でもしっかりとした食べ応えがありボリュームもあります。

創業以来200年間この地で営業を続ける本店さん

錦市場からも近く堺町通を少し下がった所にあります。
大丸京都店などでも購入可!



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