京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



最近、神楽坂を歩いているとよく道を聞かれます。
一番多いのが例の”黒塀”の辺りへの行き方ですが
お年寄りの方に「宮城道雄会館」なんかも聞かれたりします。
 
黒塀ゾーンへの最も一般的な行き方は
「鳥茶屋」さんと「福屋」さんの間、石畳の道を入って左
次を右・・・という具合ですがもう一つの面白い方法は
毘沙門様の真ん前、婦人服の「アワヤ」さんと「メンズテーラー島田」さんの間
人一人がやっと通れる位の小さい路地があります。
(すれ違うのがやっとという位細い道です) ↓

そこを入ってひたすら真っ直ぐ進んで行きます。

途中「ちょい干してっ平」さんあり
 
やがて左手に「松の実」さんがあります。さらに真っ直ぐです。

「SHUN」さん分家があり更に真っ直ぐ・・・
 
進んで行くと・・・(この辺りの路地は兵庫横町とよばれています)
 
左手に「和可菜」旅館さんがあります。
(山田洋二監督をはじめ、野坂昭如、色川武男、中島らも、等々
有名作家の方達もここで執筆されています)
そしてこの先を振り返った所がよく雑誌に等に載っている黒塀ゾーンなわけです。

つまり毘沙門様の前にある細い路地を入りひたすら真っ直ぐ行った所なんです。
しかしこの行き方はなかなか楽しいですが
団体さんには向かないかもしれません。
何せ、向こうから人が来る時は待って路地に入らないとすれ違いにくいのです。
故に路地を通る面白さはあります。
というわけで神楽坂をいろいろな形で楽しんでみて下さいね~

 尚、この他楽しい”神楽坂散歩”については
 かぐらさんブログも充実していますので是非参考になさってみて下さいね。



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軽子坂を上って行くと左手にこんな感じの黒塀があります。
「まかないこすめ」さんの少し手前です(本多横町と交差する手前) 
 
こちらは明治時代から続く料亭「うを徳」さんです。
尾崎紅葉や泉鏡花などの文豪と呼ばれる人達が出入りしていた店で
泉鏡花の小説「婦系図」に登場する「め乃惣」はこのお店だったと言われています。



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神楽坂の「五十番」さんと下駄の「近江屋」さんの間
本多横町を入って左側にある「たつみや」さんです。
創業は昭和23年、一見何処にでもある鰻屋さんのようですが・・・

 
ジョン・レノンとオノ・ヨーコが来店したという事で有名になお店。
他にも井伏鱒二は白焼きが好きだったとか・・・
常磐慎平は直木賞受賞の知らせをこの店の電話で知ったとか・・・
ジョン・レノンが来たのは亡くなった年の夏だったとか・・・
色々なエピソードがあるようです。
有名人が来店したのも数知れず・・・
HPには岡本太郎さんのサインもあります。

創業時から継ぎ足されたタレは歴史を感じさせられます。
店内は昭和初期のレトロな感じがそのまま残されている庶民的な感じです。
(左手にテーブル、右手にお座敷があります)
 家では「たつみや」さんと言えば昔から出前を取る事が多いです。
(きも吸い付きでしてくれます)
蓋を開けた時のふっくら柔らかな鰻はたまりません
身が崩れる寸前まで十分に蒸すのでこの柔らかな味わいが出せるそうです。

うな重・・1300円~2500円(昔からお値段変わらずです)
白焼き・蒲焼き・・・2000円~2500円

 ※尚、「たつみや」さんでは注文を受けてから焼かれるので20分前後かかる事があります。



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神楽坂上の交差点を渡るとそこからは神楽坂6丁目になります。
昔(戦前)この辺りにはお寺が多かった事から”通寺町”(とおりてらちょう)
と呼ばれていたそうです。
”神楽坂”と呼ばれるようになったのは昭和26年の町名変更からなのだそうです。

さて、6丁目のスーパー「KIMURAYA」さん横を入って行くと
横寺町(よこでらちょう)方面に向かう道があります。
やはり昔は沢山のお寺があったようで今も何件か残っています。

道を入ると直ぐ左側に「貞」さんがあります。

「貞」さんは和風小物のお店で
靴、下駄、雑貨、アクセサリー、Tシャツ、ブックカバー等々
オリジナル商品がとてもお洒落です。
お気に入りの生地でオーダーメイド商品の相談にものってくれます。

 商品の参考は「神楽坂散歩」のfridaさんブログ
 「@神楽坂」の春菊さんブログをご覧になってみて下さいね。
追記・・・私もちょっと髪留めを買ってみました


少し先に行くと「緑の豆」さん神楽坂焙煎所があります。
生豆をその場で焙煎してくれる生豆販売の専門店さんです。
これからの季節は専用ボトルを持って行くと
アイスコーヒーの販売もしてくれて便利です。


右側にある和風なお店は「とよ田」さん。
純正統派日本料理のお店、老舗日本橋「とよ田」さんの兄弟店です。

店内もとても落ち着いた雰囲気で
お座敷、テーブル、カウンターとゆったりお料理が楽しめます。
(牛タンの和風煮込みは特に有名)
コースは6千円からですが土曜日にはお得な3500円の和定食があります。


「とよ田」さんを通り過ぎ、更に上って行くとそこが「朝日坂」です。

上りきった辺り右側には「圓福寺」さんがあります。

ここを左に曲がり真っ直ぐ行くと・・・
「袖擦坂」に出ます(写真は下から撮ったもの)
すれ違う時に袖が擦れ合ってしまう程狭い坂というのが名前の由来です。
(坂と言っても今は階段になっていますが・・・)

下りた所にはこんな場所には珍しく公衆WCがあります。
昔ここは馬に水を飲ませる為の水場があったそうです。
大久保通り、ここからは先は箪笥町になります。



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神楽坂では売っていない神楽坂土産(?)
「ハローキティ」ちゃんのご当地シリーズです。
こんな所にも”神楽坂”が・・・ほんとメジャーになりました

東京駅のお土産センターで見つけた物ですが
サンリオショップでも販売されていると思います。
未確認ですが東京ドームシティのラ・クーアさん4階「さんりお屋」さんは
ご当地シリーズが充実しているので置いてあるかもしれないです。

尚、キティちゃんファンの方で京都にお越しの際は
「京都・はろうきてぃ工房」へぜひぜひ!
京都大丸さんのすぐ近くです~和風キティちゃん満載ですよ



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神楽坂の「トンボロ」さんの紹介で行って来ました。
(建築家でもある御主人が手がけられたとか・・・)
北白川のカフェ「りほう」さんです。
神楽坂と京都が繋がっているなんて何だか嬉しいです

疎水沿いにあるウッディな建物は静かな住宅街の中にあって
(和菓子の「山もと」さんのお 隣)とても落ち着ける空間です。
 
店内も全て木を基調とした作りです。
そういえばカウンターの感じとかトンボロさんの雰囲気と似ています
  

レモングラスのハーブティ (これは特に美味しかったです)
 
春野菜のサンドイッチ(水菜とチキン)
 
ミルクティ(焼き物のカップに木製のソーサーがとってもお洒落


手作りのパウンドケーキも頂きました(お皿も素敵です)
 

2階は貸しギャラリーになっていて時々展示会もあるそうです。
 
〒606-8263
京都市左京区北白川東蔦町24-3
075-721-262811:00~19:00 (水曜定休)
 



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先日紹介した細見美術館「カフェキューブ」さんのお隣にある
ミュージアムショップはこじんまりとしていますがなかなかお洒落なお店です。


こちらは「附子(ぶす)」という瓶に入った水飴
笹屋伊織さんのオリジナル商品でここのミュージアムショップのみ販売
人気商品だそうです(3000円)

”附子”とは狂言の話の一つで
主人が附子という水飴を「これは大毒だ」と言って騙して外出するが
留守中に太郎冠者と次郎冠者は附子を食べ尽くしてしまう
主人が大切にしていたものを壊したので「毒」を食べたが死ねなかった・・・
と言い訳をするという物語。

他にも和紙の商品やお香、器等々お洒落な物が揃っています。

珍しい篆刻入れの小箱を見つけたので早速購入。

かわいいお香も買いました。

和菓子の型などで形を作り出す型どり和紙の作品も展示されています(未販売)



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京都の桜もそろそろ終わりですが・・・


「桜餅」を一つ載せてみます



こちらは嵐山の野々宮神社近くにある
「鶴屋寿」ことぶき)さんの桜餅
2枚の葉の間に入ったお餅はやわらかい道明寺粉で作られていて
中はこし餡になっています。

桜の葉の僅かな塩味がお餅に付いて香りも豊かです。

ところで「桜餅」発祥の地というのは色々な説があるようですが
東京の向島にある長寿寺さんが一般的には知られているそうです。
関東独特の小麦粉で焼いたクレープ生地の桜餅だったようで
江戸の名物になったそうですが・・・
それ以前に京都では京御菓子司「桔梗屋」の菓子目録には”さくらもち”があり
京都から江戸に流れた説というのが有力のようです。

それにしても道明寺粉の桜餅が何処でクレープ生地に変わったのか?
不思議ですよね
勝手な推測ですがもしかしたら江戸では道明寺粉が手に入りにくかったのかもしれませんね・・・



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二条城から堀川通りを北に上がった所にある
鳴海餅」本店さんの桜上用饅頭と桜のお饅頭です。

桜の花がのったものは普通の上用饅頭ですが
下の桜のお饅頭は周りが柔らかいお餅で
中には桜の葉が刻んで入れられた桜餡が入っています。

何ともかわいらしい餅饅頭です。

八重桜はもう少し楽しめそうです



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京都のお寺や神社等では毎月いろいろな市が開かれています
有名な所では25日に北野天満宮で開かれる「天神市」
21日に東寺で開かれる「弘法市」等ですが
それぞれ「天神さん」と「弘法さん」と呼ばれ親しまれています。

今日の映像は先月東寺で撮ったものですが「弘法さん」の様子です。
所狭しと並んだ色々お店の一部をアップしてみますね

これは骨董屋さんでしょうか・・・

こちらは着物の古着屋さん

こんな感じの和風Tシャツが売られているお店もあります。

陶器の中に針山が入っていて何とも京都らしい・・・

こちらは塗り物のお椀屋さん、お重箱やお膳なんかもありました。

骨董の陶器屋さん、掘り出し物がありそうです・・

和小物屋さん、小銭入れやテッシュケース、袋物等々・・・

どれでも3点千円ということでお土産に買いました。
真ん中のは保険証入れだそうです(叔母のお土産)

さすが”弘法さん”筆屋さんが出ています。

植木もどことなく京都っぽいです・・・

この他、食べ物屋さんも沢山出ています。
ちょっと変わっていたので黒米のおかきを買ってみました。

フリマっぽいお店もあります・・・

とこんな感じでかなり沢山のお店が並びますが
掘り出し物は朝早く行った方が良さそうです。
この日も9時に行きましたがかなりの人で賑わっていました。

 全体的な感じは北野天満宮の「天神さん」は
 西陣が近いこともあってか着物屋さんや古布屋さん、骨董屋さんが多く
 「弘法さん」は食べ物系が多い様な感じです。

 この他、毎月15日に行われる百万編の知恩寺さんの
  「手作り市」もなかなか楽しいです。
  その他京都の「市」やフリマ情報はこちらを参考にしてみて下さいね。



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