今年も3月18日まで非公開文化財特別公開「京の冬の旅」が開催されています。
テーマは”京都にみる日本の絵画~近世から現代~”ということで
長谷川等伯や狩野山楽など、若冲から現代の画家まで障壁画などの寺宝が特別公開されています。
徳川三代将軍家光が春日局の冥福を祈るために創建した妙心寺の塔頭寺院「麟祥院」
方丈の襖絵が見所で、海北友松の子、友雪が描いた雲龍図が見事
江戸時代初期の傑作にも数えられている雌雄一対の迫力ある水墨画です。
境内には桃山時代に作られた御霊屋(おたまや)とよばれる建物があり
小堀遠州作と伝わる春日局坐像が安置されています。
寺のあちこちで見られる寺紋「隅きり角に三紋」は春日局の嫁ぎ先稲葉家の家紋
冬の旅は8年ぶりの公開ということで入ってみたかった寺院の1つでしたが
春日局が家光から賜った百椿図屏風」も印象的でした。